「CP-7911G」の版間の差分
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2009年8月29日 (土) 21:56時点における版
メーカー | Cisco Systems G.K. |
公式ページ | Cisco Unified IP Phone 7911G イントロダクション |
種類 | IP電話 |
プロトコル | SIP,SCCP |
色 | 黒系 |
実勢価格 | \15,000 ~ \22,000前後 |
PoE | IEEE802.3af対応 |
ACアダプタ | 別売 |
ディスプレイ | 192 x 64 |
LANポート | あり(1ポート) |
収容数 | 不明 |
コーデック | G.711(ulaw,alaw),G.729(a,b,ab) |
デフォルトID | なし |
パスワード | なし |
IPアドレス | DHCP取得 |
FWバージョン | 不明 |
注意事項 | 特に無し |
ラインキーがないCisco製電話機。
SIPとSCCP(Skinny)にそれぞれ対応したファームウェアがあり、
ファームウェアを入れ替えて、使用するプロトコルを選択する。
CallManagerに接続する前提になっているが、ユーザー側の設定次第でAsteriskにも接続することが出来る。
大まかな特徴は下記の通り。
- 日本語対応(SCCP用ファームウェアのみ)
- ラインキー無し
- ソフトキーをユーザー側でカスタマイズOK
- 着信音をカスタマイズOK
- 壁紙をカスタマイズOK
- 発信(INVITE)のタイミングをカスタマイズOK
- 要するに色々OK
SIPファームウェアを入れてAsteriskにぶら下げるようにする時は、
下記の手順を踏む必要がある。
目次
DHCPサーバー設定
Cisco製IP電話機は、DHCPサーバー経由でTFTPサーバーのアドレスを教えてもらう仕組みになっている。
DHCPオプション設定機能が必須になっており、それらを備えていないDHCPサーバー(ルーター)は使わないほうが吉
出来るだけ下記のルーター(又はDHCPサーバー)を用意すること
TFTPサーバー側の設定
中古の場合、大抵SCCPファームウェア入りなので、SIPファームウェアに入れ替える必要がある。
手段は複数あるが、ファームウェアを真っ白にする(工場出荷時に戻す)のが一番楽。
Ciscoな電話機は、(前述のとおり)DHCPサーバーからTFTPサーバーのアドレスを教えてもらったうえで、
TFTPサーバーに対してファームウェアを要求する仕組みになっている。
用意しておくファイル
TFTPサーバーのルートディレクトリに下記のファイルを用意しておくこと。
Firmware Ver 8.5(2)を使用する場合のファイル構成
- SIP11.8-5-2S.loads
- term06.default.loads
- term11.default.loads
- apps11.8-5-2TH1-9.sbn
- cnu11.8-5-2TH1-9.sbn
- cvm11sip.8-5-2TH1-9.sbn
- dsp11.8-5-2TH1-9.sbn
- jar11sip.8-5-2TH1-9.sbn
- [SEP<MACアドレス>.cnf.xml|Cisco/SEP.cnf.xml(SIP)]
- XMLDefault.cnf.xml (無くても何とかなる)
- [SoftKey.xml|SoftkeyDefault.xml] (設定次第で別ファイル名でもOK)
- [dialplan.xml|Dialplan.xml](設定次第で別ファイル名でもOK)
ファームウェア入れなおし
- "#"を押しながら電源投入する。
- 123456789*0#の順にボタンを押す。(工場出荷時に戻す)
- 電話機が再起動し、ファームウェアをTFTPサーバーに拾いに行く。(5分くらいかかる)
- ファームウェア更新後、SEP<MACアドレス>.cnf.xmlとXMLDefault.cnf.xmlをTFTPサーバーに拾いに行く。
なお、SEP<MACアドレス>.cnf.xmlは、SIP用とSCCP用で中身が結構異なっていたりする。
設定ファイルについて
SEP<MACアドレス>.cnf.xml
- 電話機の設定ファイル。
- ファイル名は、'SEP[IP PhoneのMACアドレス].cnf.xmlの命名規則になる。
- MACアドレスが"001BD40000FF"なら"SEP001BD40000FF.cnf.xml"となる。
XMLDefault.cnf.xml
- 他の電話機と共通の設定(サーバーのアドレスなど)が書かれた設定ファイル。
- 無くてもOK(SEP<MACアドレス>.cnf.xmlで代用)
SoftkeyDefault.xml
- 通話時や発信時のソフトキーの設定
Dialplan.xml
- Asteriskのダイヤルプランの事を指すのではなく、発信のタイミングを決めるための、XMLベースな設定ファイル。
- 090で始まる番号をダイヤルしたら、ちょうど11ケタ目で発信するようにする。
- 3で始まる番号をダイヤルしたら、ちょうど3ケタ目で発信するようにする。
- 0で始まる番号をダイヤルしたら、10秒はタイムアウトしないようにする。0を押した時点でセカンダリーダイヤルトーンを流す。
- #0で始まる番号をダイヤルしたら、8ケタ目をダイヤルした時点で発信するようにする。
なおかつ、(0を押した時とは別の)セカンダリーダイヤルトーンを流す。 - #でが押された時点で即発信
書式はこんなカンジ
<DIALTEMPLATE> <TEMPLATE MATCH="pattern" Timeout="sec" User="type" Rewrite="xxx" Route="route"/> </DIALTEMPLATE>
発信する秒数と桁数について
内線番号が500~599だったら、頭が5で始まる3桁の番号という訳で、下記のように定義する
<TEMPLATE MATCH="5.." Timeout="0"/>
Asterisk側の設定
sip.conf
普通に書くだけ。
[2001] type=friend username=2001 secret=CiscoPhonePass12345 canreinvite=no host=dynamic nat=none insecure=very disallow=all allow=ulaw allow=alaw
extensions.conf
普通に書くだけ。
exten => _05000000000,1,Dial(SIP/2001)