「玄箱Asterisk」の版間の差分
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+ | [[玄箱Pro]]はCPUが変更になったため、下記のバイナリ・キットは動作しません。玄箱Pro用のAsteriskは別途配布していますので、[[玄箱Pro]]のページを参照してください。<br> | ||
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当サイトのftpサーバで配布中です。下記リンクからダウンロードできます。<br> | 当サイトのftpサーバで配布中です。下記リンクからダウンロードできます。<br> | ||
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+ | なお、このバイナリはPPCタイプの玄箱(無印およびHG)用です。PROでは動作しませんので注意してください。<br> | ||
+ | 玄箱Pro用のAsteriskは[http://voip-info.jp/wiki2/index.php/%E7%8E%84%E7%AE%B1Pro#.E7.8E.84.E7.AE.B1Pro_Asterisk.E3.83.90.E3.82.A4.E3.83.8A.E3.83.AA こちら]。<br> | ||
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==インストール方法== | ==インストール方法== | ||
+ | バイナリキットからのインストールは簡単です。バイナリ・キットを玄箱のルートディレクトリに展開してください。再起動するとAsteriskが使えるようになります。 | ||
+ | まず、玄箱にバイナリ・キットを転送します。この際、玄箱のディスク領域を圧迫しないため/mntディレクトリに転送すると良いでしょう。転送が終わったら以下の例のようにして展開します。 | ||
+ | # cd / | ||
+ | # tar zxvf /mnt/転送したファイル名.tar.gz | ||
+ | zaptelを有効にするため以下のコマンドをrootで実行します。 | ||
+ | # depmod -a | ||
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+ | これで玄箱を再起動するとAsteriskが使えるようになります。内線の設定等は[[Asterisk_サンプル設定ファイル]]の設定に準じます。<br> | ||
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==コンパイル方法== | ==コンパイル方法== | ||
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+ | 1)玄箱を普通にインストールする。<br> | ||
+ | :makeするので玄箱の時刻を正しくあわせること。<br> | ||
+ | 2)付属CDに入っている追加のコマンド類を入れる。この際、bisonは後で入れなおすので入れなくてよい。<br> | ||
+ | 3) bisonをhttp://www.gnu.org/software/bison/bison.htmlから入手。1.35で動作確認。<br> | ||
+ | 4) bisonを展開し./configure、make、make installでインストール。/usr/local/binにインストールされるので、もし事前に玄箱付属のbisonをインストールしてしまっている場合には削除しておくこと。<br> | ||
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+ | ln -s /bin/awk /usr/bin/awk | ||
+ | 6) Makefileの(shell pwd)が動かないので、面倒ないのでpwdを作ってしまう。 | ||
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+ | make linux-ppc; make install8) ncursesがないのでここから入手。./configure、make、make install | ||
+ | 9) Asteriskを入手、展開する。<br> | ||
+ | 注意:MeetMeを使いたければ玄箱ztdummyの項を先に実施すること。<br> | ||
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+ | ちょっと無茶な方法ですが、MeetMeでの動作を確認しました。タイミングについて考慮していないのでIAXトランキングではダメじゃないかと思います(未テスト)。また、高負荷時には音がふらふらするかもしれません。皆様のテスト結果をご報告ください。このモジュールを使うことでオリジナルのカーネルのままの玄箱でMeetMeが使えるようにになると思います。 | ||
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+ | ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/kuro-box/ztdummy_kb.c<br> | ||
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+ | ===コンパイル=== | ||
+ | コンパイル方法は簡単です。このztdummy_kb.cをzaptelを展開したディレクトリに置いて下さい。次に Makefileを以下の2箇所修正します。 | ||
+ | MODULES=zaptel tor2 torisa wcusb wcfxo wcfxs \ | ||
+ | ztdynamic ztd-eth wct1xxp wct4xxp wcte11xp ztdummy ztdummy_kb <--追加する | ||
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+ | ztdummy.o:ztdummy.c ztdummy.h | ||
+ | $(HOSTCC) $(KFLAGS) -c ztdummy.c | ||
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+ | ztdummy_kb.o:ztdummy_kb.c <--+--このエントリを追加する | ||
+ | $(HOSTCC) $(KFLAGS) -c ztdummy_kb.c <--+ | ||
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+ | ztdynamic.o: ztdynamic.c zaptel.h | ||
+ | $(HOSTCC) $(KFLAGS) -c ztdynamic.c | ||
+ | Makefileの修正が終わったらmakeしてztdummy_kb.oを作成します。insmodでzaptel.oをロードした後、insmod ztdummy_kb.oをロードしてください。元のztdummyをロードする必要はありません。これでAsteriskを起動し、MeetMeを使用してみてください。 | ||
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+ | Zaptel 1.2系で使用する場合 ztdummy_kbはzaptel-1.2.xでも動作します。zaptelのディレクトリに置いた上で以下を実行してください。<br> | ||
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+ | Makefileを修正します。そもそも玄箱にはztdummy以外のモジュールはどのみち使えないので、コンパイルしません。MakefileのMODULES=の部分を以下のように修正してしまいます。 | ||
+ | MODULES:=zaptel ztdummy_kb | ||
+ | #MODULES:=zaptel tor2 torisa wcusb wcfxo wctdm wctdm24xxp \ | ||
+ | # ztdynamic ztd-eth wct1xxp wct4xxp wcte11xp pciradio \ | ||
+ | # ztd-loc ztdummy_kb # ztdummy | ||
+ | あとはmakeするだけです。モジュールのロード方法などは1.0.xと同じですので参考にしてください。 | ||
+ | |||
+ | ==関連項目== | ||
+ | *[[玄箱CF化]]<br> |
2007年7月2日 (月) 17:21時点における最新版
バッファローのNASキット、玄箱用のAsteriskディストリビューション。現在のところ玄箱および玄箱HGに対応しています。
玄箱ProはCPUが変更になったため、下記のバイナリ・キットは動作しません。玄箱Pro用のAsteriskは別途配布していますので、玄箱Proのページを参照してください。
バイナリ・キット
当サイトのftpサーバで配布中です。下記リンクからダウンロードできます。
なお、このバイナリはPPCタイプの玄箱(無印およびHG)用です。PROでは動作しませんので注意してください。
玄箱Pro用のAsteriskはこちら。
インストール方法
バイナリキットからのインストールは簡単です。バイナリ・キットを玄箱のルートディレクトリに展開してください。再起動するとAsteriskが使えるようになります。 まず、玄箱にバイナリ・キットを転送します。この際、玄箱のディスク領域を圧迫しないため/mntディレクトリに転送すると良いでしょう。転送が終わったら以下の例のようにして展開します。
# cd / # tar zxvf /mnt/転送したファイル名.tar.gz
zaptelを有効にするため以下のコマンドをrootで実行します。
# depmod -a
depmodのエラーは気にする必要はありません。
これで玄箱を再起動するとAsteriskが使えるようになります。内線の設定等はAsterisk_サンプル設定ファイルの設定に準じます。
コンパイル方法
OSを入れ換えないでもAsteriskは一応動きます。ただしそのままではzaptelが使えないのでMeetMeやIAXトランキングは動作しません。
1)玄箱を普通にインストールする。
- makeするので玄箱の時刻を正しくあわせること。
2)付属CDに入っている追加のコマンド類を入れる。この際、bisonは後で入れなおすので入れなくてよい。
3) bisonをhttp://www.gnu.org/software/bison/bison.htmlから入手。1.35で動作確認。
4) bisonを展開し./configure、make、make installでインストール。/usr/local/binにインストールされるので、もし事前に玄箱付属のbisonをインストールしてしまっている場合には削除しておくこと。
5) awkが/usr/binにないので
ln -s /bin/awk /usr/bin/awk
6) Makefileの(shell pwd)が動かないので、面倒ないのでpwdを作ってしまう。
ln -s /bin/busybox /bin/pwd
7) mpg123を入手、インストールする。
make linux-ppc; make install8) ncursesがないのでここから入手。./configure、make、make install
9) Asteriskを入手、展開する。
注意:MeetMeを使いたければ玄箱ztdummyの項を先に実施すること。
10) あとはmake、make installするだけ。
番外) mknodが無いとお嘆きのあなたに。
mknodはbusyboxにリンクすればいいだけ
玄箱ztdummy
ちょっと無茶な方法ですが、MeetMeでの動作を確認しました。タイミングについて考慮していないのでIAXトランキングではダメじゃないかと思います(未テスト)。また、高負荷時には音がふらふらするかもしれません。皆様のテスト結果をご報告ください。このモジュールを使うことでオリジナルのカーネルのままの玄箱でMeetMeが使えるようにになると思います。
入手
ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/kuro-box/ztdummy_kb.c
から、ダウンロードしてください。
コンパイル
コンパイル方法は簡単です。このztdummy_kb.cをzaptelを展開したディレクトリに置いて下さい。次に Makefileを以下の2箇所修正します。
MODULES=zaptel tor2 torisa wcusb wcfxo wcfxs \ ztdynamic ztd-eth wct1xxp wct4xxp wcte11xp ztdummy ztdummy_kb <--追加する
ztdummy.o:ztdummy.c ztdummy.h $(HOSTCC) $(KFLAGS) -c ztdummy.c ztdummy_kb.o:ztdummy_kb.c <--+--このエントリを追加する $(HOSTCC) $(KFLAGS) -c ztdummy_kb.c <--+ ztdynamic.o: ztdynamic.c zaptel.h $(HOSTCC) $(KFLAGS) -c ztdynamic.c
Makefileの修正が終わったらmakeしてztdummy_kb.oを作成します。insmodでzaptel.oをロードした後、insmod ztdummy_kb.oをロードしてください。元のztdummyをロードする必要はありません。これでAsteriskを起動し、MeetMeを使用してみてください。
Zaptel 1.2系で使用する場合 ztdummy_kbはzaptel-1.2.xでも動作します。zaptelのディレクトリに置いた上で以下を実行してください。
Makefileを修正します。そもそも玄箱にはztdummy以外のモジュールはどのみち使えないので、コンパイルしません。MakefileのMODULES=の部分を以下のように修正してしまいます。
MODULES:=zaptel ztdummy_kb #MODULES:=zaptel tor2 torisa wcusb wcfxo wctdm wctdm24xxp \ # ztdynamic ztd-eth wct1xxp wct4xxp wcte11xp pciradio \ # ztd-loc ztdummy_kb # ztdummy
あとはmakeするだけです。モジュールのロード方法などは1.0.xと同じですので参考にしてください。