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内線番号とSIPのピア名の紐付けを行っているのはextenです。なので、extenの中で正しく記述されていれば、SIPのピア内線番号とSIPのピア名の紐付けを行っているのはextensions.confです。なので、extensions.confの中で正しく記述されていれば、SIPのピア(ユーザ)名は内線番号と一致している必要はありません。
→SIPのユーザ名/パスワードを、わかりにくくする
===ピア名を長くする===
サンプルの設定ファイルでは簡素化のために"内線番号=SIPピア名"という形で記述していますが、これは必ずしもイコールである必要はありません。ここをイコールにしている理由は
exten => _2XX,1,Dial(SIP/${EXENEXTEN})
のように内線番号そのままでSIPピアにダイヤルしたいからです。もし、この利便性を捨ててかまわないのであれば、以下のような記述はアリです。
---sip.conf---
---extensions.conf
exten => 201,1,Dial(SIP/4207f1257d2a12cb)
===上の応用===
上の方法を応用して、「ひみつのフレーズ」を付加することでピア(ユーザ)名を「わかりにくく」することが可能です。ただし、この「ひみつのフレーズ」を知られてしまっては意味がないので注意してください。<br>
exten => _201.,1,Dial(SIP/5e8518af331d-${EXTEN})
このフレーズの部分 5e8518af331d を使うことで、ピア名を長くしてしまうわけです。
==Asterisk 11の名前付きACLを使う==
Asterisk 11から名前付きACL(Named ACL)が使用可能になっています。これを使うことで、SIPのピア毎にアクセス制御をかけることが可能です。