Cisco/IP Phone boot-sequence

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順番

Cisco製IP電話機が起動するまでに
どんな動作をしているかのウンチクねた。

IPアドレスを取得する

DHCPサーバーからアドレスゲット

CiscoのIP電話機は、初期の状態ではIPアドレスの情報をもっておらず、
DHCPサーバーからIPアドレスを取得するようになっている。

電話機のIPアドレスのほか、TFTPサーバーのアドレスをDHCPサーバーに要求する。
DHCPサーバーが要求に応えない場合は、DHCPサーバーに要求を繰返す。

設定資料
ルーター(Ciscoなど)でDHCPサーバーを立てる場合
LinuxでDHCPサーバーを立てる場合

電話機の情報を取得する

TFTPサーバーから設定ゲットだぜ

DHCPサーバーからIPアドレスなどの情報を教えてもらったら、
次はTFTPサーバーに対し、IP PBXの設定や内線に関する設定を要求する。

モデル毎に参照するファイルが異なる。面倒臭さ二割増

共通設定

他の電話機と共通の設定(サーバーのアドレスなど)を、TFTPサーバーから教えてもらう。
自局内の全電話機に共通の設定が入っているため、記述ミスが全電話機に影響する。
新型電話機(TNPと言われるタイプ)はXMLDefault.cnf.xmlというファイルに設定が書かれている。

固有設定

電話機固有の設定(細かい設定やセキュリティに関するものなど)を、TFTPサーバーから教えてもらう。
自分自身のMACアドレスと、設定ファイル名が紐付けられている。
それぞれの電話機は、同一ファイルを使いまわすことがないので、設定ミスがあったとしても一台にしか影響しない。

TFTPサーバーがお亡くなりの場合、自前で残している設定ファイル(キャッシュ)を一時的に使用する。ファイルが無い。といわれた場合も同様
キャッシュが無い場合は、とりあえずデフォルトゲートウェイに「何とかしる」と接続を試みる。

設定資料(TFTPサーバー)
TFTPサーバーの設定(Linuxの場合)
TFTPサーバーの設定(Ciscoルーターの場合)
設定資料(各種設定ファイル)
XMLDefault.cnf.xmlの設定(共通設定)
SEP<MACアドレス>cnf.xmlの設定(固有設定)

接続する

登録

TFTPサーバーから貰ってきた設定ファイルの情報を読み、
(AsteriskやCallManagerなどの)IP PBXに接続(レジスト)する。