イベント用機材

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2009年9月13日 (日) 01:54時点におけるMR G (トーク | 投稿記録)による版 (SPAM投稿を取り消し)
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たかはし担当時のデモ機材

たかはしが参加する場合のでデモ機材は2009年からは以下のようになっています。OSC 2009 Sendaiでデビューさせました。
この機材でのデモは主にOSC TOKYO(年2回),OSC KANSAI(京都),Linux Worldなどです。

DSCN1115.JPG DSCN1116.JPG

スーツケース内に機材全てを組み込んであります。電源ケーブルを接続するだけで、PBXとして使用できることを目標に構成してあります。設置方法は写真のような水平置きの他、キャスターを下にして立てて設置することもできます。ただし、冷却の関係からフタを閉めての運用はできないため、半開きの状態で運用する必要があります。
電話機やケーブル類はスーツケースの「フタ」側に収納されます。このため、電話機を含むデモ環境一式をスーツケースひとつで搬送することができるようになりました。ただし、全体の重量がありすぎるためハンドキャリーは行わず、宅配便での搬送としています。
OSC 2009 Sendaiでの展開時には約15分以下でセットアップを完了しました。

  • 内部構成

たかはしのハンドメイド、ワンオフ品です。売ってくれと言われても困ります :)。
基本的に市販品の機器をワンパッケージ化しただけです。もともとAsteriskユーザ会は展示時の機材が多く、毎回、機器の展開・撤収が面倒でした。特にACアダプタが多いことからコンセント周りは常にぐちゃぐちゃ状態で、これを解消すべくPoEの導入を行ったりなど工夫してきましたが、これらを一歩進めたものが、このデモ機です。
Demo-config.jpg

基本的にスーツケースの下半分を機材組み込み用として使用しています。機器類のカバーとして透明アクリル板で覆ってあります。内部空冷のため、写真向かって左側の角の黒い二箇所を吸気穴として使用しており、電源ユニットの上で排気という構成でファン2機による強制空冷を行っています。縦型に設置した場合には下部吸気、上部排気という構成になります。
各機器類はスーツケース下側に接着/ボルト止めしてあるMDF板上にクッションを介してマジックテープで固定してあります。これにより、メンテナンス性が良くなりました。内部にはまだ余裕がありますので、今後も改良を行い機能を追加しようと考えています。

  • 各部紹介

1. ICOM SR-5200VoIP2

WAN接続のためのルータとして使用。会場のLAN等に接続することでインターネットへのアクセスを確保する。
DHCPサーバとしても使用しているので、システム内のIPアドレス割り当てはSR-5200が行う。
WiFiを搭載しているので無線LAN端末や、デモ用ノートパソコンを収容することもできる。
FXS(2本)/FXOを使うことでアナログ電話機、アナログ回線の収容も可能。
ICOM_SR-5200

2. Microclient JR

Voyage Linux上でAsteriskが動作しているサーバ。AquesTalkによる音声合成機能も搭載。
Microclient JR,Microclient JR DX,Voyage Linux,AquesTalk

3. RJ-11ウォールプレート

SR-5200VoIPのアナログFXS,FXOと接続されている。アナログ電話機/回線を接続する。

4. NEX1 Technology キーストンジャック

IP電話機やPC等を接続する。左端はWAN接続用。右の4つはPoE付のLANコネクタ
なおPoEハブはこの下に収められているNETGEAR FS108P。
PoE#FS108P,NEX1

5. 電源ユニット

DC +5V,DC +12Vのスイッチング電源。上に見える黒いパンチングメタル部は排気ファン。
イーター電機工業

6,7. ポケット

この部分はスーツケースそのままを使用。パンフレット立てとして使用できる。
フタの側は電話機、ケーブルの収納スペース。

8. はちゅねさん

Arduinoによってサーボモータを制御している。Asterisk+Arduinoで物理デバイスが制御できることのデモを行う。
  • 電話機
電話機はフタ側に約3台程度を収容可能です。はちゅねさんを収容するかどうかによって、収容可能な電話機の台数がかわります。標準デモ環境では電話機にはAastra 57i×2、アナログ電話機1台を予定しています。
Aastra 57i
  • 電話回線との接続
通常は会場内のネットワークを利用し、インターネット経由でたかはしのAsteriskサーバに抜け、そこでターミネーションされている050番号を使用します。この間のプロトコルにはIAXを使用するため、NAT背後の環境にあっても使えるケースがほとんどです。ただし、会場によってはネットワークが使えない、あるいはHTTPのみしか通さないような場所もありますので、その際にはe-mobile経由で接続を行っています(写真左端に見えているのがe-mobile用ルータとして使用しているCradlepoint CTR500)。ただし、e-mobile使用時は音声品質がかなり低下することがあります。