Quintum Tenor ISDN設定
提供: VoIP-Info.jp
Tenor BX(またはDX)シリーズの、ISDNに関係する設定あれこれ
Tenor BXでは複数回線(最大8本分 16チャンネル)のINS回線を収容することができます。
目次
もとネタ
ISDNSignalingGroup
ORientation
この設定は、回線の向きを決めるための設定になります。
- 接続先がNTT回線の場合は"User"として、0を設定します。
- 接続先がPBXなどの構内機器の場合は、"Network"として1を設定します。
- 構内機器と接続している場合、対向の機器も併せて設定を確認しておく必要があります。
設定項目
- 0
- User(スレーブ側:デフォルト値)
- 1
- Network(マスター側)
もとネタ
PROTocol
ISDN回線のタイプを指定します。
INS回線を引く場合は、下記の設定でOK
- 4
- PRI INSNET1500 (INS1500のこと)
- 21
- BRI NTT (INS64のこと)
もとネタ
TEI
自局内の識別子(通信相手を識別するための番号)を指定します。
MACアドレスのような認識で良いかもしれません。
設定項目
- 0
- TEIの値を0にする(0~63まで手動設定)
- 64
- TEIの値を自動設定にする
もとネタ
LineCircuitRoutingGroup
Line Circuit Routing Group(LCRG)の設定グループでは、TenorとPBXのISDNポートを接続するための設定を行います。
LCRG設定グループやTCRG設定グループを、Channel Gropに紐付けることで、設定値が有効になります。
元ネタ
LineCircuitRoutingGroup Prompt Commands (config lcrg#)
ForcedRoutingNum
回線側から渡される着信番号(called party number)を、指定した値で上書きします。
元ネタ
TrunkCircuitRoutingGroup
Trunk Circuit Routing Group(TCRG)の設定グループでは、TenorとINS回線(INS64など)を接続するための設定を行います。
NTTのINS回線とTenorを接続する場合は、(LCRGではなく)Trunk Circuit Routing Group(TCRG)の方を利用します。
前述のLCRG設定グループよりも、TCRGグループの方が柔軟性が高くなっており、
特にPass-Throughのような機能を利用する場合は、TCRGのほうが良いでしょう。