TDM400P
Digium製のアナログインタフェースボード。モジュール方式で最大4回線までのFXO/FXSに対応。現在のところJATE認定なし。
PCIハーフサイズボードで、別途電源(3.5インチHDDコネクタ)が必要なため実装時には注意。
電話回線側(FXO)についてはナンバーディスプレイ対応可能であるが、電話機(FXS)側のナンバーディスプレイ対応は現在のところ無し。
目次
TDM400Pを日本で使えるようにしてみよう
DigiumのTDM400PのFXOは残念ながら現状では日本のナンバーディスプレイに対応していないため、小西さん作のナンバーディスプレイパッチをベースに改造したものを公開しています。
対象となるファイルは次の2つです。
- include/asterisk/callerid.h
- 日本対応のフォーマット用にシグナリングタイプとして、CID_SIG_V23JPを追加。関数のプロトタイプ宣言を追加。
- channels/chan_zap.c
- 小西さんパッチをzapate.confのcidsignallingパラメータに対応させた。cidsignalling=v23jpが設定されていない場合には従来通りの動作を行う。
- callerid.c
- 小西さんパッチをほぼそのまま適用。ただしナンバーディスプレイ対応ルーチンを別にcallerid_feed_jpとして設け、切り替え式に。以前から存在するバグともいえる cid_signalling == 2 と即値で比較している部分一箇所を、CID_SIG_V23に修正。
Asterisk 1.4
Asterisk 1.4ではcidsignallingにv23jpが使用可能になっているためパッチの必要はありません。
パッチの入手
Asterisk パッチのページを参照の上、パッチの入手・適用を行って下さい。
設定
cidsignallingのパラメータにv23jpを設けました。以下の例ようににシグナリングを V23jp で指定してください。
immediate=no usecallerid=yes cidstart=ring cidsignalling=v23jp usecallingpres=yes sendcalleridafter=1 signalling=fxs_ks context=your-context echocancel=yes busydetect=yes busycount=8 callerid=asreceived group=your-call-group channel=>4
ハングアップが取れない場合は以下を試してください。
hanguponpolarityswitch=yes