Aastra 53i/Phone Recovery

電話機のファームウェアが何らかの拍子で壊れてしまった時に、
リカバリモードに入ることがあります。
その場合の復旧作業を説明してあります。

目次

リカバリモード直後の様子

IPアドレス確認

液晶画面にIPアドレスが表示される以外、何も操作できない状態になります。

HTTP設定

ファームウェアアップグレード以外の操作が出来ない状態になります。

復旧

ファームウェアバージョンアップやりなおしで復旧します。
TFTPサーバーもしくは、HTTP、FTPサーバーにファームウェアを置いておき、
電話機からダウンロードするように、ブラウザから設定します。
各項目を入力したら、'Download Firmware'のボタンをクリックすると、復旧(ファームウェアバージョンアップ)が始まります。
AASTRA IP PHONE RECOVERY Main

共通設定

Filename
ファームウェアのファイル名を記述します。パスは不要です。
Upgrade Type
FirmwareとOperation Systemの二つが選択可能です。
Firmwareの方を選択しておきます。
Download Protocol
利用するプロトコル(ファームウェアを置くサーバー)を選択します。
TFTP、FTP、HTTPの三つのうち、一つを選択します。

TFTPサーバーを利用する

TFTP Server
↑のDownload Protocolの項目にてTFTPを選択した場合のみ、記入できる項目です。
TFTPサーバーのIPアドレスを入力します。

FTPサーバーを利用する

FTP Server
↑のDownload Protocolの項目にてFTPを選択した場合のみ、記入できる項目です。
FTPサーバーのIPアドレスを入力します。
FTP User Name
FTPサーバーのログインIDを入力します。
FTP Password
FTPサーバーのログインパスワードを入力します。

HTTPサーバーを利用する

HTTP Server
↑のDownload Protocolの項目にてHTTPを選択した場合のみ、記入できる項目です。
HTTPサーバーのIPアドレスを入力します。
HTTP Path
HTTPサーバーのパス(ディレクトリ)を入力します。

via HTTP Proxy

HTTP Proxy経由の場合、エラー画面が出て、ファームウェアをアップグレードできないことがあります。
その場合はProxyサーバーを経由しないように、ブラウザの設定を変更する必要があります。
INVALID PARAMETERS