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PoE

378 バイト追加, 2007年6月15日 (金) 14:36
追加/ギガビットハブに関する注意点
Ethernetの配線を使用して電源を供給する技術。最大で48V 15.4Wを供給することができる。<br>
電源を配線することが困難/面倒な機器に最適。無線LANのアクセスポイントなどでよく使用されている。VoIPではIP電話機の電源供給に最適なため利用が進みつつあるが、PoEに対応したIP電話機とPoEハブがまだ若干高価なことからパーソナル/SOHOユースでの普及はいまひとつ。<br>
PoEの使用はIP電話において停電対策としても向いている。個々の電話機のACアダプタ等をUPSバックアップする必要がなく、PoEハブをUPS等でバックアップしておくだけで停電対策となるため。<br>
=Type AとType B=
LANは8芯のケーブルを用いるが、どの線を用いて給電するのかにより以下の2つの方式がある。
現在手に入るほぼすべての給電側機器(802.3af対応のもの含む)はType Bとなっている。
このため、PoE機器を接続する場合には8芯すべてが接続されているLANケーブルが必要となる。
 
なお、1000BASE-Tでは8芯すべてを信号線として用いている。
このため、<b>ギガビットハブにPoE対応機器をつなぐとリンクアップしなかったり速度が遅くなってしまう場合がある</b>。
そのような場合は100BASE-TXのハブにつなぎかえるか、100BASE-TX専用の4芯のみのケーブルを用いるとよい。
=802.3af規格と独自規格=
2003年6月にIEEE802.3af ([http://standards.ieee.org/getieee802/802.3.html IEEE802.3]のSection2、33章参照) として規格が標準化されたが、それ以前の機器ではローカル規格のものがあるので注意を要する。IEEE802.3af対応の機器では基本的に給電側は相手がPoE対応かどうかを確認してから送電を開始し、受電側はType AなのかType Bなのかを自動判別して動作する必要があるが、古い機器(Snomの旧機種など)では空き線給電方式にしか対応しておらず802.3afハブに接続しても給電が開始されないものもある。逆に旧規格の空き線給電方式のハブでは、電源を常時供給しているものがあるため、これに誤って非対応機器を接続すると燃える場合があるので要注意。