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Pjsip 機能拡張

45 バイト追加, 2024年8月8日 (木)
複数レジストの副作用
ACD機能ではないので内線の複数収容には向きませんが、あるユーザにひとつのユーザIDとパスワードを発行し、デスクフォンとスマートフォンを同時に使わせるような場合には便利です。
===複数レジストの副作用===
同一ピアに対して複数レジストが可能なため一部電話機において副作用が発生します。同一エンドポイントに対して複数レジストが可能なため一部電話機において副作用が発生します。<br>
unregisterせずにregisterしようとする電話機ではregisterしたまま再度registerしようとするため、前のregisterと新しいregisterを「別なcontact」としてAsteriskが判断してしまいます。<br>
以下の例では電話機のピア名は以下の例では電話機のエンドポイント名は"FAP003"です。
[Feb 6 08:19:35] WARNING[27107] res_pjsip_registrar.c: Registration attempt from endpoint 'FAP003' (192.168.254.16:32062) to AOR 'FAP003' will exceed max contacts of 2
このようなメッセージが出る場合、pjsipの同一ピアのmax contactsに達してしまっているので、それ以上のregisterができません。<br>
<br>
====Asterisk側での解決方法====
PjSIPの設定で、該当するピアのAORに PjSIPの設定で、該当するエンドポイントのAORに remove_existing = yes を入れます。remove_existing はデフォルトでは no に設定されています。これを入れると(おそらく)同一IPからのregisterは同じものとみなして再度registerされる際に元のを削除します。<br>
コピペで使う人もいるのでwizardの設定例にも書いておきました。