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[[画像:iaxy-1.jpg]]<br>
IAXy S-101i
[[画像:iaxy-2.jpg]]<br>
中身。基板向かって奥半分の箇所がFXS相当かも。
電源は北米仕様ACアダプタが付属している場合には、AC120V入力、DC6V 1A出力のものです。このため日本国内で使用する場合にはAC100V入力、DC6V 1A出力のACアダプタをもってくればいいのですが、DC入力プラグに細いものが必要なので市販品を改造する必要があるでしょう。なおDCプラグはセンタープラスです。<br>▲ ▼ユニバーサルアダプタを付属しておいてくれれば苦労はないんですが、コスト減のためかDigiumのロゴ入りのトランス式のでっかいアダプタが付属していました。<br>===IPアドレスを見つける === プロビジョニングがちょっと面倒です。一度やってしまえば後はそれほど難しくないのですが、最初の一回だけちょっと苦労するかもしれません。プロビジョニングがちょっと面倒です。一度やってしまえば後はそれほど難しくないのですが、最初の一回だけちょっと苦労するかもしれません。<br> IAXyはデフォルトではDHCPでIPアドレス等を取得してくるため、取得したIPアドレスを知る必要がありますが、IAXyそのものには何のディスプレイもなければ音声ガイダンス機能もないのでDHCPサーバIAXyはデフォルトではDHCPでIPアドレス等を取得してくるため、取得したIPアドレスを知る必要がありますが、IAXyそのものには何のディスプレイもなければ音声ガイダンス機能もないのでDHCPサーバ(ルータなど)側でチェックするか、あるいはAsteriskを入れたLinuxマシンのARPテーブル等でチェックします。<br> Local8.domain.tld (192.168.1.8) at 00:03:64:00:0A:D7 [ether] on eth0こんな感じです。MACのベンダーコード eth0こんな感じです。MACのベンダーコード 00:03:64 がIAXyです。ただしこのベンダーコード、Ubicom(Scenix)のもののようなので他の機器でも00:03:64を持つものがあるかもしれませんので注意してください。<br> ▲ ▼===iaxyprovで設定する ===
iaxyprovを入手します。
export CVSROOT=:pserver:anoncvs@cvs.digium.com:/usr/cvsroot cvs login (パスワードは anoncvs) cvs co iaxyprov注意iaxyprov注意:2005/11/28にプロジェクトそのものがCVSからSubversionに移行しました。このため以下のようにsvnコマンドで入手してください。 svn checkout http://svn.digium.com/svn/iaxyprov/trunk iaxyprov単純にmakeするとプログラムはできあがります。iaxyprov単純にmakeするとプログラムはできあがります。<br>設定するにはまず設定ファイルを作成します。サンプルの設定ファイルがiaxyprovといっしょに配布されていますので参考にしてください。(iaxy.conf.sample)<br>
ファイルは例えば次のような内容で記述します。
; ; IAXY Provisioning description ; dhcp codec: ulaw server: 192.168.1.1 user: iaxy-1 pass: digium language=jpregister見ての通りで、上の例ではdhcpを使いサーバ register見ての通りで、上の例ではdhcpを使いサーバ(Asterisk)のIPアドレス、ユーザ名、パスワードを設定します。
DHCPを使わない場合には dhcp の記述を取り、次のようにIPアドレスを書きます。
ip: 192.168.1.8
netmask: 255.255.255.0
gateway: 192.168.1.254
ここまででお気づきのように、IAXyにはDNSの名前解決能力がありません。このためサーバの設定も含めてIPアドレスを直接記述しなければならないという欠点があります。<br>
固定IPアドレス設定は iaxyprov を使わないないと出来ないようです(調査中)
設定ファイルができたならiaxyprovを使ってIAXyに書き込みます。
./iaxyprov <IAXyのIPアドレス> <設定ファイル名>これでIAXyに設定が行われます。設定は電源を切っても有効ですので、一度設定してしまえば後は変更がなければ何もする必要はありません。<br>
一番問題となるのはおそらくIPアドレスで、IPアドレスがわかってさえいればAsteriskからも設定が可能です。Linux上でdhcpdを動かしているのなら、連携させて設定の自動化も可能でしょう。
defaultセクションには共通の設定を書きます。
[default] port=4569 server=192.168.1.1 serverport=4569 language=jp codec=ulaw flags=register tos=lowdelay
各IAXyごとの設定をセクションを分けて書きます。
[si-000364000AD7] user=iaxy-1 pass=digium language=jpそれぞれのIAXyのセクション名はsijpそれぞれのIAXyのセクション名はsi-に続けてIAXyのMACアドレスを書くことになっているようなので、これにならって書いておきます。<br>
設定ファイルを書いたならばasteriskを念のためリロードしておき、CLIから次のように実行します。
*CLI> iax2 provision 192.168.1.8 si-000364000AD7最初のIPアドレスはIAXyのIPアドレス、次のパラメータは作成したセクションを指定します。これで設定がIAXyに書き込まれます。000364000AD7最初のIPアドレスはIAXyのIPアドレス、次のパラメータは作成したセクションを指定します。これで設定がIAXyに書き込まれます。<br>
設定してあるプロビジョニングデータはCLIからiax2 show provisioningで確認できます。
まずiax.confには以下のようにIAXクライアントの設定を書きます。
[iaxy-1] type=friend username=iaxy-1 secret=digium context=default host=dynamic disallow=all allow=ulaw language=jpCODECはどうもulawしか使えないjpCODECはどうもulawしか使えない(らしい)ので、disallow=allしてから、allow=ulawしておきます。発信時のコンテキストはsip.confと同じで使うコンテキストを書きます。上の例ではdefaultになってますが、使っているコンテキストを指定してください。<br>
次にextensions.confですが、IAXyに対してダイアルするには次のようなエントリを作成します。
exten => 207,1,Dial(IAX2/iaxy-1/s)ここでiaxy-1はユニット名(iax.confの[iaxy-1])です。そもそもIAXyには1ポートしかないので番号(/sの部分)は何でもよさそうですが、マニュアルでは"s"を指定しているようです。Asteriskから接続に行く場合にはユーザ名等は不要のようです。<br>以上の設定で、IAXyは通常のATAのように動作します。<br>ちなみに電話機が米国仕様のものの場合には、ボイスメールインジケータも使えます。この場合にはsip.conf同様に、iax.confのセクションにmailbox= を指定します。<br>
IAXでのREGISTERに成功するとIAXyの青いLEDが点灯します。
注意:trunk=yesを設定しないように。設定してしまうと片通話になります。
IAXyは当然ですがIAXを使っているので、NAT/ファイアウォール越えが容易です。TCP/UDPのポート4569を開き、これを静的NAT/マスカレード等でフォワードしてやれば使えるはずです。
DigiumによればAsteriskで使っていれば自動更新されるとのことです。更新中はオレンジ色のLEDが点灯するとか。残念ながら、うちのIAXyは最新だったのかこの状況には遭遇していません。
MACアドレスを本体に貼っといてほしい
DC入力プラグが細い上に抜けやすい
結構、熱いけど大丈夫だろうか・・・
voip-infoにはヤヤこしく書いてあるのですが、要するに電源を入れた状態でリセットボタンを押しそのまま10秒まってから電源を抜き、5秒待ってから電源を入れリセットボタンを離すと工場出荷時設定に戻るようです。電源入、切の間はリセットボタンを押し続ければいいみたいです。