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Skinny Call Control Protocol

2,914 バイト追加, 2008年1月19日 (土) 19:07
wikipedia(en)のSCCPを翻訳し、voip-info.jp仕様に加筆しつつ追加。
[[Category:Cisco]]
==SCCPとは==
SCCP(Skinny SCCP(Skinny Client Control Protocol)は、Cisco CallManagerとCisco製のIP電話機が通信するためのプロトコルである。Protocol;SCCP)は、Selsius社が開発した端末制御プロトコルである。
現在は、Selsius社を買収したシスコシステムズがプロトコルの定義および管理を行っており、
SkinnyクライアントとCisco CallManager間でメッセージをやりとりするために使用されている。
 
skinnyクライアントとしては、Cisco 7900シリーズのCisco 7940、Cisco 7960、802.11b無線規格に対応したCisco 7920のほかに、Cisco Unity ボイスメールサーバーなどがある。
 
SkinnyはCisco CallManagerがSkinnyと効率的にメッセージをやりとりできるようにした軽量のプロトコルである。<BR>
Cisco CallManagerは、H.323やSIP、ISDNのほかMGCPなどの呼制御情報をやりとりする際のシグナリングプロキシサーバーとしての役割を持っており、<BR>
Skinnyは、Cisco CallManagerとSkinnyクライアントが効率的にメッセージをやりとりできるようにした、軽量のプロトコルになっている。
 
SkinnyクライアントはTCP/IP(Port2000番が多い)を使用している。<BR>
一台の(あるいはクラスタ化された複数台の)CallManagerと通信を行う。
SkinnyクライアントとSIP、H.323端末間ではRTPが使われている。
 
SCCPはstimulus-based(クライアントからの要求に応じてサーバーから指示が与えられる)プロトコルであり、CPUやメモリーの制約が厳しいIP電話機や、ハードウェアエンドポイント、組込み型システムのための通信プロトコルとして設計されている。
 
シスコシステムズがSCCPの技術を入手したのは、Selsius社を買収した1998年である。
IP電話機がCallManagerにレジストする際のデフォルトデバイスフォーマット名が[[Cisco/SEP.cnf.xml|"SEP<MACアドレス>.cnf.xml"]]になっているところに、
Selsius社のIP電話機の名残りが残っている
(SEP・・・Selsius Ethernet Phoneの略)
 
シンボルテクノロジー(現モトローラ)とSocketIPがVoIP端末(IP電話機)とメディ
アゲートウェイコントローラー(ソフトスイッチ)にSCCPを実装しており、<BR>
オープンソースでの実装としてはAsteriskがSCCP/Skinnyを実装している。
(chan_skinny/chan_sccpのこと。後述)
 
[http://www.ipblue.com/ IPBlue]の開発したソフトフォン[http://www.ipblue.com/products_vtgo_lite.asp VTGO for PC]はSCCPをシグナリング
プロトコルとして使用しており、Cisco CallManagerサーバーからはCisco 7900シリーズの電話機として認識される。(7905~7971Gまで、ソフトフォン側で設定できる)
 
シスコはさらにSkinny対応ソフトフォンの新バージョンとして、Cisco Unified Personal CommunicatorというSIP標準のソフトフォンを発表している。<BR>
以前、CiscoはCisco IP Softphoneというソフトフォン(JTAPI/CTIバージョン)を出していた。
==AsteriskとSCCP==
Cisco SCCP対応ドライバとして、chan_skinnyが用意されているほか、サードパーティドライバとしてchan_sccpが公開されている。<BR>