Qloog A31P

2014年12月26日 (金) 11:40時点におけるGima (トーク | 投稿記録)による版 (WEBコンソールによる遠隔操作)
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A31P
QLOOG A31P
メーカー 株式会社クルーグ
公式ページ OEM生産対応 QLOOG「A31P」
種類 IP電話
プロトコル SIP,IAX
黒系
実勢価格
PoE IEEE802.3af対応
ACアダプタ 別売
ディスプレイ 128 x 48ピクセル
LANポート あり(1ポート)
収容数 回線収容無し
コーデック G.722
G.711(ulaw,alaw)
G.729(ab)
G.723.1
G.726-32
デフォルトID admin
パスワード admin
IPアドレス DHCP取得
FWバージョン 2.3.458.255_j102
注意事項 ヘッドセット別売り、電源別売り

目次

概要

"A31P"とは、QLOOG社製のコールセンター専用のIP電話機である
FanvilのC01がベースになったと思われるIP電話機。
ぐぐるとThinkPad A31pしかヒットしない、可哀相な子

裏面

QLOOG A31Pの裏側

特徴(ハードウェア)

  • エンタープライズ用途を前提として造られており、個人で買える価格の割に機能が豊富
  • PoE-SW利用が前提のため、PoE-SWがない場合はACアダプタが別途必要
  • コールセンター向けのため、受話器無し。ヘッドセットが別途必要
  • ボタンが押しやすい
  • ディスプレイがビミョーに見難い(ドットが粗いので致し方ないところかと)

特徴(ソフトウェア)

  • IAXに対応している。(電話機としては珍しい部類)
  • ディスプレイやWebコンソールの節々から臭う妖しい「中華フォント」
  • VLANトランク対応
  • syslogしゃべる
  • telnetしゃべる(後述)
  • VPNもいける。L2TPとOpenVPNの二つのモードがある

WEBコンソールによる遠隔操作

ウェブブラウザから電話機のWAN側IPを開くWEBコンソールが開く
電話機のWAN側IPアドレスはDHCPサーバー側の割り当て情報を見た方が手っ取り早い。

IDとPassは下記の通り

ID
admin
Pass
admin

A31P Login.png
古いファームウェアでは日本語表示されないのでバージョンを上げるか、我慢すること

ステータスを確認する

A31PのTOP画面

ログイン直後のWEBコンソールTOPページで
電話機のIPアドレスとSIP/IAXのレジスト状況を確認することができる。

ネットワーク

IP電話機のIPアドレスおよび通信設定が表示されている。
ルーター機能を持っているので、表示内容が紛らわしい。
サブネットマスクが表示されないのでCIDRなネットワークの場合は要注意

WAN
LANインターフェースのIPアドレス状況
LAN
PC用インターフェースのIPアドレス状況
ブリッジモードが有効になっているときは、DHCPサーバーは機能せずSW-HUBとして機能する。(デフォルト値)

アカウント

SIPアカウント3個、IAXアカウント1個のレジスト状況を確認できる

時間設定

A31Pの時刻設定画面

ウェブコンソール左側の「ネットワーク」をクリックするとネットワーク関連のタブに切り替わるので
「時間&時計」のタブをクリックし、時刻およびNTPサーバー関連の設定を追加する。

SNTP有効
NTPサーバーから時刻を合わせる時はチェックを入れる(デフォルトON)
Primary サーバー
NTPサーバーのアドレスを設定する。
外部(NAT越し)のNTPサーバーアドレスだと問い合わせに失敗する事があるので、LAN内のNTPサーバーアドレスを記述しておくこと
Secondary サーバー
NTPサーバー(予備)のアドレスを設定する。
Primary サーバーが時間を教えてくれない時はSecondary サーバーに時刻を問い合わせる


SIP設定

A31PのSIP設定画面

ウェブコンソール左側の「VOIP」をクリックすると音声ネットワーク関連のタブに切り替わるので
「SIP」のタブをクリックし、SIPサーバー関連の設定を追加する。

SIPライン
設定するSIPのアカウントを切り替える(最大3アカウントまで設定可能)
ステータス
アカウントの登録状況(表示のみ。設定変更不可)
サーバーアドレス
SIPサーバーのアドレスを入力する。
認証ユーザー
ログインIDを入力する
認証 パスワード
パスワードを入力する
SIP ユーザー
電話番号またはユーザーIDを入力する(ログインIDと同一にしたほうが無難)
表示名
電話機のディスプレイに表示する文字列
登録 有効
設定を有効にする時はチェックを入れる(デフォルトOFF)

telnetコンソールによる遠隔操作

telnetによる遠隔操作が可能。 電話機のWAN側IP Telnetポートを叩くとIDとPassを要求される。
IDとPassは下記の通り

ID
admin
Pass
admin

LOGINしてみる

Windows系またはBSD系でtelnet経由ログイン可

#telnet 10.0.1.19

Login:admin
Password:
#?
 config                    - <node>Config system parameters
 debug                     - <node>System log
 download                  - <command>Download config file to flash
 language                  - <command> set mmi,cli language
 [no]  mmiprompt           - <command> set cli prompt
 password                  - <command>Change password
 reload                    - <command>Reboot the system 電話機を再起動させる
 setdefault                - <command>Set the configuration with default value 工場出荷時の状態に戻す
 show                      - <node>Show system information
 telnet                    - <command>Telnet to host
 tracert                   - <command>Trace the network path to host ネットワーク経路を調査する
 upgrade                   - <node> system upgrade
 upload                    - <command>Upload config file

SIPの設定内容を確認する

CLIから"show sip"と入力すると、SIP関連の設定内容が出てくる

#  show sip
   ___________________________________________________________________________

   SIP 1 Registrar Status................:200 SIPサーバーから返答があったステータスコード(200ならOK。403ならForbidden)
   SIP 1 Registrar Ip....................:172.30.255.5 SIPサーバーのIPアドレス
   SIP 1 Registrar Port..................:5060 SIPサーバーSIPポート
   SIP 1 Registrar User Name.............:211 SIPサーバーに登録されたID
   SIP 1 Registrar User Pwd..............:****** SIPサーバーに登録されたパスワード
   SIP 1 Registrar Expires...............:3600(second)
   SIP 1 localDomain.....................:
   SIP 1 Transfer Port Type..............:0
   localSipPort....................:5060
   DtmfSendMode....................:(null)
   NAT Transverse..................:No
   StunKeepAlive...................:50(seconds)
   StunServer Ip...................:
   StunServer Port.................:3478
   ___________________________________________________________________________