BeagleBone Black

2013年8月5日 (月) 12:06時点におけるTakahashi (トーク | 投稿記録)による版 (ブートシーケンス)

http://beagleboard.org/Products/BeagleBone%20Black
TIのOSHWなマイコンボード
320px

目次

ハードウェア

AM335x Coretex-A8 (ARM) 1GHz CPU
メインメモリ 512MB DDR3
3Dグラフィックアクセラレータ
オンボード eMMCフラッシュメモリ 2GB
と、結構豪華なワンボードコンピュータ。

I/O類

micro SDスロット×1
LAN ×1
HDMI(micro) ×1
USB(ホスト) ×1
USB(デバイス) ×1
DC(5V)入力(電源はDCからでもUSBデバイスコネクタからでも供給可能)
これら以外にも2×64ピンヘッダ、FTDIブレイクアウト用ヘッダが用意されている

OS

デフォルトではCloud9 IDEを含むÅngström Linux。しかしながら、ARMアーキテクチャのCPUのため、ARMをサポートするLinux系は動作するので用途は広い。メモリが少ないことと、ストレージがフラッシュなので、組み込み系に最適化されたLinuxを使うのがベター。

(普通の)使い方

"普通に"使ったりLEDをパカパカさせる使い方は、あちこちに情報があるので参考にしてください。うちのWikiではそもそも、普通に使いませんので。

シリアルコンソール

ボード上のJ1がFTDIブレイクアウト用のコネクタになっています。ピンの1番(●マーキングのある側)が、GNDになります。
ただし、BBBは3.3V I/Oのため3.3V用FTDIブレイクアウトを使用してください。スイッチサイエンスのこれ
http://www.switch-science.com/catalog/1032/
は、5V/3.3V切り替え式なので便利です。とはいえ他で使う用途がなければ3.3V専用品を買っておいてもかまいません。
デフォルトではシリアルは115,200bpsです。

シリアルコンソールを使わない場合どうするか

HDMIとUSBが付いているので、HDMI入力可能なディスプレイがあれば使えます。ただし、BBBのHDMIはmicroタイプなので変換アダプタか、microHDMI-HDMIのケーブルが必要になります。

なお、デフォルトのÅngström Linuxでもsshdは動いているのでDHCP環境があればネットワークに接続すればログインできるため、サーバとして使うのであればコンソール環境は無くてもかまいません。まかり間違えて起動しなくなってもコンソールは要らないかも。

ブートシーケンス

これ結構ハマりますので注意。
BBBは基本、以下のシーケンスでブートします。

電源投入->オンボードeMMCのブートパーティション

つまり、普通は電源が投入されるとオンボードのeMMCの1パーティション目を見に行き、そこからブートします。通常このパーティションはFAT32の64MBパーティションです。

Disk /dev/mmcblk0: 1920 MB, 1920991232 bytes, 3751936 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disk label type: dos
Disk identifier: 0x00000000

        Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/mmcblk0p1   *          63      144584       72261    c  W95 FAT32 (LBA) <-これ
/dev/mmcblk0p2          144585     3743144     1799280   83  Linux