ひかり電話対応
Asteriskをひかり電話で使用する方法です。ひかり電話のプロトコルに関してはひかり電話 プロトコルのページへどうぞ。
目次
ひかり電話(ホーム向け)
NTT東日本管内
以下の3機種はPPPoEパススルーの機能により,既にPPPoE対応ルータで構築されたネットワークを介する事ができます。しかし,些細な設定でも再起動の動作を行う事から,PPPoEのセッションが度々切れてしまいます。そのため,初期設定や実験などは,既存のネットワークとは別に,独自のネットワークを構築して行う事をお勧めします。
また、ひかり電話からレンタルされるルータを、ひかり電話専用TAにしてしまうこともできます(→ひかり電話Tips)。
- RT-200KI
- 特にパッチ等は必要ありません。Asterisk 1.2系以降で使用可能です。
- RT-200NE
- Asteriskにパッチが必要です。RT-200NE対応パッチのページを参照してください。
- PR-200NE
- RT-200NEの使用方法と同じです。
NTT西日本管内
ひかり電話ビジネス
ひかり電話オフィス
ひかり電話オフィスタイプ。3~8チャネル、1~32番号まで使用可。
プロトコル
オフィスタイプのプロトコルは通常のひかり電話のプロトコルと同じです。アクセス回線も同じBフレッツハイパーファミリーですが、電話用優先帯域が300k→1Mbpsになっています。
自分自身(追加番号含む)に発信すると486 Busy Hereエラーになります。
終端方法
VG820a等がRT-200KIのようにSIP Gatewayの役割をしてくれればいいんですが、 現状ではその機能は持っていません。 そのため、オフィスタイプを終端してAsteriskに収容するには次の3つが考えられます。
VG820aかVG420a でアナログ終端
- Asterisk側は安価なFXOインタフェースを使用できます。
- 発信時、自番号がポート単位になるので、Asteriskから指定できません。
- エコーの問題が発生します。
VG820iかVG420i でISDN終端
- ISDN自体には自番号の指定機能がありますが、VG420iの機能制約で自番号を指定できません。
- Asteriskで使えるISDNインタフェースは高価なものが多く、FXOインターフェースが割安なことを考えると、VG820a/420aの方がいいかもしれません。
- 104問題があるかもしれません。
直接AsteriskからSIP REGISTER
- 機能としては一番いいでしょう。でもやっていいかどうかは不明です。
- VG820を返してしまえるかどうかは不明です。 ひかり電話設定情報はVG820等のMacアドレスをキーにしているため、そもそもVGなしでは契約が成立しないかもしれません。
- NTT西日本補足
- RT-200KIと違い、VG系の機械はCTUに直結して別セッションを貼りに行きいます。そのため、最低でもVoIP用の別LANを用意する必要があります。
- VG系の機械にはWAN/LAN端子がありますが、VG側がSIP Gatewayとして動作するかどうかは未検証です。