玄箱Pro Debian+Asterisk

2009年11月7日 (土) 18:41時点におけるTakahashi (トーク | 投稿記録)による版 (DAHDI)

目次

玄箱ProをDebian化する

このへんを参考にDebian化しちゃってください。後はDebianとして扱えますので・・・

エレキジャック
http://www.eleki-jack.com/Kurobox-pro2/2009/03/debian-gnulinux-50-lenny.html#more

コンパイル環境を整える

Debian化したならば、以下のパッケージを追加してAsteriskがコンパイルできるようにします。

gcc
g++
libc6-dev
make
linux-libc-dev
ncurses-dev
perl-modules
patch
# apt-get install gcc g++ libc6-dev make linux-libc-dev ncurses-dev perl-modules patch

いろいろと一緒に付いてくるものもインストールしてしまってください。

DAHDI

カーネルソースの準備

カーネルソースを/usr/srcに展開します。カーネルソースはlinux-libc-devに付いてきます。これを/usr/src/の下で展開し、ln -s linux-source-2.6.26 /usr/src/linux などしてシンボリックリンクを作成しておきます。
カーネルモジュールをを途中までコンパイルします。一旦、make menuconfigなどして.configを作ります。カーネルそのものを入れ換えるわけではないので、設定は適当でもかまいません。
.configファイルのバージョンを以下のように書き直します。(menuconfigで設定してもかまいませんが)

CONFIG_INIT_ENV_ARG_LIMIT=32
CONFIG_LOCALVERSION="-2-orion5x" <これ
CONFIG_LOCALVERSION_AUTO=y

カーネルモジュールをmake modulesでコンパイルします。実際に欲しいのはmodpostコマンドなので、これがコンパイルできればCTRL-Cブレークしてかまいません。ただし、モジュールがコンパイルされていないとzaptel/dahdiのmakeが何ぞ文句言うかもしれませんが。

 HOSTCC  scripts/mod/file2alias.o
 HOSTCC  scripts/mod/modpost.o
 HOSTCC  scripts/mod/sumversion.o
 HOSTLD  scripts/mod/modpost           <--これが出たらCTRL-CブレークしてOK
 HOSTCC  scripts/kallsyms

Asterisk

やはりGSM CODECがasmで引っかかります。なので、codecs/gsm/Makefileを例によって修正します。

debian:~# uname -a
Linux debian 2.6.26-2-orion5x #1 Thu Nov 5 08:02:07 UTC 2009 armv5tel GNU/Linux

codecs/gsm/Makefile に以下のような行が3箇所ほどあるので

ifeq (, $(findstring $(PROC) , x86_64 amd64 ultrasparc sparc64 arm armv5b armeb hppa2.0 ppc powerpc ppc64 ia64 s390 bfin mipsel mips))

次のように追加しておく

ifeq (, $(findstring $(PROC) , x86_64 amd64 ultrasparc sparc64 arm armv5b armv5tel armeb hppa2.0 ppc powerpc ppc64 ia64 s390 bfin mipsel mips))

armv5bの後ろにarmv5telを追加すればOKです。