PR-S300SE
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PR-S300SEは、NTT東日本の「フレッツ光ネクスト」サービスで貸与されるルーター兼VoIP TAです。
目次
ネットワークの設定
SIPサーバのアドレス
DHCP(IPv4)の場合、PR-S300SEに対してDHCP Option 120(sip-servers)を要求すると、DHCP ACKのときにSIPサーバのアドレスが返されます。
DHCPv6の場合は、DHCP Option 22(sip-servers-address)を要求すると、DHCP ReplyにIPv6のアドレスが乗せられてきます。
ルーティングテーブル
PR-S300SEに対してDHCP Option 121(クラスレススタティックルートのアドレス)を要求すると、通話に必要なスタティックルートの値が返されます。
これはSIP特有のものではないので、フレッツ・スクウェア等でも使える可能性があります。
ひかり電話関係のデータ
PR-S300SEに対してDHCP Option 124(v-i-vender-class)を送信しつつ、
ルーターに対してDHCP Option 125(v-i-vender-info)を要求すると、各種データを答えてくれます。
データフォーマット
ルーターに送るデータは、下記の通りです。
00 00 00 d2 07 06 xx xx xx xx xx xx ← xx xx xx xx xx xxはNTTから受け取ったルータ(ONUでなく)のMACアドレス)
00 00 00 d2 がNTTのベンダID。あとはencapsulate形式を示します。判る人には判る
ルーターにデータを送ると、DHCP ACKがencapsulate形式で次のようなデータが返されます。
- オプション番号c9
- 送信側のMACアドレス
- オプション番号ca
- 電話番号
- オプション番号cc
- SIPのドメイン。ずばり ntt-east.ne.jp ←(これをfromdomainに設定)
- オプション番号d2
- 謎のホスト名 { www, verinfo, hgw, flets-east, jp }
DHCPv6の場合はDHCP Option 16 vendor-classを送信しつつ、Option 17 vendor-optionsを要求すると、同様の情報が返ってきます。
注意点
- sip.confでいうfromdomainを指定のものにしておかないとREGISTERを無視する。
- IPv4だけでもレジストできる。
- MACアドレス詐称は不要。
- SIPプロトコルの細かいところも無理に偽装?する必要なし
- INVITE時にRequire: timer / Session-Expires: 300が必要
外部リンク
- ひかり電話の技術参考資料(NTT東日本)