Cisco/Dialplan.xml

2009年8月30日 (日) 02:06時点におけるMR G (トーク | 投稿記録)による版 (設定)

Dialplan.xmlは、CiscoのIP電話(SIPファームウェア)の設定ファイルの一つで、
発信のタイミング、セカンダリーダイヤルトーン、発信先番号の書き換えを行うルールを、XML形式にて記述している。

  • 090で始まる番号をダイヤルしたら、ちょうど11ケタ目で発信するようにする。
  • 3で始まる番号をダイヤルしたら、ちょうど3ケタ目で発信するようにする。
  • 0で始まる番号をダイヤルしたら、10秒はタイムアウトしないようにする。0を押した時点でセカンダリーダイヤルトーンを流す。

どうやって読み込まれるのか

SEP<MACアドレス>.cnf.xmlの中に<dialTemplate>Dialplan.xml</dialTemplate>
書いてある個所が、Dialplan.xmlを読み込む設定となる。
これがない場合は、どんなにKIAIがあっても発信してくれない。

<enableVad>false</enableVad>
<preferredCodec>g711ulaw</preferredCodec>
<softKeyFile>softkeyDefault_kpml.xml</softKeyFile>
<dialTemplate>Dialplan.xml</dialTemplate>
<kpml>1</kpml>
<phoneLabel></phoneLabel>

書式

一切省略せずに記述する場合は、こんな感じで。

<DIALTEMPLATE>
 <TEMPLATE MATCH="pattern" Timeout="sec" User="type" Rewrite="xxx" Route="route"/>
</DIALTEMPLATE>

目次

設定

内線発信

内線番号が500~599なら、頭が5で始まる3桁の番号という訳で、下記のように定義する

<TEMPLATE MATCH="5.." Timeout="0"/>

外線発信

携帯電話への発信(080,090で始まる番号)は、11桁目をダイヤルしたときに発信するようにする。

<TEMPLATE MATCH="080........" Timeout="0"/>
<TEMPLATE MATCH="090........" Timeout="0"/>

セカンダリーダイヤルトーン

外線発信や専用線発信(拠点間通話など)の際、通常の内線用トーンとは別の音を出すようにすることも出来る。


0発信の際にセカンダリーダイヤルトーンを流す

<TEMPLATE MATCH="0,*" Timeout="8" Tone="Bellcore-Hold"/>

サンプル

その1

とりあえず、何が押されても15秒後に発信しておく。という大雑把な設定

<DIALTEMPLATE>
 <TEMPLATE MATCH="*" Timeout="15"/> 
</DIALTEMPLATE>

その2

  • 3XX番台で始まる番号は内線発信
  • 5XX番台で始まる番号は内線発信
  • 080,090で始まる番号は、外線発信なので11桁目で発信する。
  • その他の、"0"で始まる番号は、最大で8秒待って発信する。
<DIALTEMPLATE>
 <TEMPLATE MATCH="3.." Timeout="0"/> (300番代の内線番号
 <TEMPLATE MATCH="5.." Timeout="0"/> (500番代の内線番号
 <TEMPLATE MATCH="03........" Timeout="0"/> (東京03番代への外線発信)
 <TEMPLATE MATCH="080........" Timeout="0"/> (携帯電話への外線発信(080-????-????))
 <TEMPLATE MATCH="090........" Timeout="0"/> (携帯電話への外線発信(090-????-????))
 <TEMPLATE MATCH="0*" Timeout="8"/> (0発信)
</DIALTEMPLATE>

元ネタ & 参考資料