Cisco/Ringing
Cisco電話機の着信音を、用意した音声ファイルに変更することが出来る。
Twenty four仕様にすることも可能である。
目次
必要なファイル
以下のファイルを用意しておく。
ringlist.xml
着メロファイルの設定ファイル
下記のサンプルをコピペして使っても問題ないだろう。
音声ファイルは設定者側で用意する必要がある。
設定内容は下記の通り
- DisplayName
- 着信音の一覧に出てくる名称。日本語で表示させる場合は、文字コードをUTF-8にして保存したほうが無難だろう。
- FileName
- tftpサーバーから引っ張ってくるファイル名。
<CiscoIPPhoneRingList> <Ring> <DisplayName>Twenty four</DisplayName> <FileName>24.raw</FileName> </Ring> <Ring> <DisplayName>悲鳴</DisplayName> <FileName>Hie.raw</FileName> </Ring> </CiscoIPPhoneRingList>
DistinctiveRingList.xml
鳴り分けをするときに利用する。
CP-7961GやCP-7970Gなどの、ラインキー付きの電話機で鳴り分けしたい時に使う。
設定内容はRinllist.xmlと同じ。
Ringlist.xml
CP-7905/7912G用の着メロファイル設定ファイル
ringlist.xmlではない(大文字と小文字を区別している)
文字コードはS-JISだが、表示できるのはひらがなと半角カナだけ。漢字はまともに表示されず、「ー」も表示されない。
日本語表示以外はringlist.xmlでの設定内容と一緒。
着信音
Ringlist.xmlやDistinctiveRingList.xmlにて指定したファイルを用意する。
着信音を自作する(windows版)
- wav形式のファイルを拾ってくる。
- 全長が2秒に収まるようにファイルを加工する。(vectorや窓の杜でソフトウェアをダウンロードして加工)
- soxを使って、Ciscoの着信音の仕様に沿ったファイルを作成する。
- ringlist.xmlを編集
- tftpサーバーにファイルをアップロード
- 電話機の設定を変更する。
soxのコマンド入力例
sox-14.1.0 windows版
sox Futae-no-Kiwami.wav -c 1 -r 8000 -B -u Futae-no-Kiwami.raw
Cisco電話機の着信音仕様
Raw PCM(ヘッダーなし) 8000 Hz サンプリングレート 8ビットモノラル ulaw 圧縮 長さが0.03 秒~2.01 秒
tftpサーバーにファイルを保存する
tftpサーバー(の公開ルートディレクトリ)に、各ファイルを保存する。
Ciscoルーターをtftpサーバーとして使用する場合は、tftpサーバー設定を追加する。Cisco/Tftp参照のこと。
ringlist.xml 24.raw Hie.raw
設定終了確認
- アプリケーションのボタンを押す
- 設定を選択
- ユーザ設定を選択
- 呼び出し音を選択
- デフォルト呼び出し音を選択
- 自作した着信音を選択
- 保存
という流れで着信音がTwenty fourになる
ringlist.xml/Ringlist.xml読み込みのタイミング
電話機ごとに設定ファイルを読み込むタイミングが異なるので要注意
- CP-7905G/7912G
- 起動時にRinglist.xmlを読み込む。
- CP-7911G/7961G
- 設定変更メニューを開く時にringlist.xmlを読み込む。
サンプルファイル
着信音のサンプル
津波警報の時にNHKから聞こえる「ピロピロピロピロ」に似た音を、Cisco電話機にて実現
個人利用に限り使用可能。
→Ringtone.zip(ZIPファイル)