Asterisk 20
Asterisk 20.0.0が2022年10月19日(現地時間)リリースされました。
- メンテナンス終了は2026年10月19日
- セキュリティフィックス提供終了は2027年10月
目次
概要
Asterisk 20は最新のAsteriskのメジャーリリースで、Asterisk 18同様にLTS(Long Term Support:通常4年)になります。
Asterisk 18からの変更点で重要なもの
- chan_sipは廃止予定(Deprecated扱いで標準ではコンパイルされない)
- chan_sipは18でもそうでしたが、ほぼメンテナンスされていないようなので使わないことをお勧めします。
- chan_alsa,chan_mgcp,chan_skinnyも廃止予定(deprecated)で標準コンパイルされない
- app_macroは廃止予定(Deprecated扱いで標準ではコンパイルされない)
上記はmenuselectで明示指定すればコンパイルはされる
- res_config_sqliteは廃止
新機能
- function EXPORT
- function 文字列操作
- TRIM,LTRIM,RTRIMが追加
その他はCHANGESを参照のこと。
メモ
今のところテストしている環境ではAsterisk 18がコンパイル/インストールできる環境でならば20も問題なさそう。
注意
- SIPチャネル要注意
- SIPチャネルはPjSipが標準となりました。chan_sipはコンパイルされません。廃止予定扱いなのではやい時期にchan_sipからPjSipへの移行をo行ってください。Asterisk 21ではもはやchan_sipは含まれていません。
- Macro要注意
- Macroが廃止予定にされているので注意が必要です。Macroを多用している場合には早い時期にGosub/Returnへの書き換えが必要です。
- 単純にmake installしてしまうとMacro()もDialのMも動かなくなるのでハマります。
- extenでMacroを多用している例は多いので早急に対応してください。