SoundPoint IP450
Polycom製のIP電話機。SoundPointシリーズだが、新シリーズであるHD VOICEシリーズのエントリモデル。実勢価格$200程度と安価でありながら日本語表示が可能なモデル。バックライト付ドットマトリクス液晶により日本語だけでなく各種言語に対応する。
注意点
PoE(IEEE802.3af)対応のためACアダプタが付属していません。必要な場合には国内でDC 24Vのものを入手するとよいでしょう(秋月とか)。
PolycomのラインキーはSIPエンティティそのものです。なので、いわゆる『1番に電話』機能は使えませんので注意してください。
米国Polycom本社はPolycom電話機はAsteriskで動作すると明言していますが、日本国内ではこの兼に関しては正式にアナウンスされていません。Polycomの電話機をAsteriskに接続するのは、あくまでもユーザの責任で行ってください。
機能
プロトコル : SIP,同時3ライン,各ライン毎に2通話まで
PoE : IEEE802.3af
キー : ライン×3、ソフトキー×4、Menu,Messages,Redialなど。
Polycomのおやくそく
Webインタフェースのデフォルトユーザ名は"Polycom"、パスワードは"456"。
電話機のadminパスワードもデフォルトは"456"
設定方法
プロビジョニングサーバ(->Polycom プロビジョニング)があった方がファームの更新など何かと便利ですが、なくても動きます。
プロビジョニングを使用する場合にはDHCPでブートサーバアドレスを引き渡してやるか、電話機が起動時に出るSetupメニューでサーバを指定します。
日本語表示
IP450は日本語表示ができます。Menu->Settings->Basic->Preferences->LanguageでJapaneseが選べます。メニューやソフトキーのラベルも日本語で表示されるます。表示が微妙に中国語っぽいのは気にしない。
電話帳も日本語表示はできますが、電話機から日本語を入力する方法がないのでプロビジョンサーバで日本語で作っておくしか手がないのではないかと思われます。
CALLERIDの日本語表示も問題ありません。文字コードはUTF-8です。UTF-8でSet(CALLERID(name)="たかはし")のように設定してあると上の写真のように表示されます。