Asterisk pjsip trunk @niftyフォン-C
提供: VoIP-Info.jp
@niftyフォン-Cとは
インターネットサービスプロバイダ「@nifty」の提供するIP電話サービスで、050番のIP電話の1つです。
NTTコミュニケーションズの基盤を利用しています(@niftyフォン-Cの利用規約 第1条 第1項)。
特徴
メリット
- @niftyの接続サービスを利用していれば基本料金0円で維持費がユニバーサルサービス料のみ。
- 同じくNTTコミュニケーションズの基盤を利用する、050plus等のIP電話への通話料が無料。
- Asteriskに収容可能(重要、ただし非公式)。
デメリット
- 2020年の今日としては、公式サイトのデザインが明らかに古くFlashを使用したページなどがある。
- 050IP電話の需要は減少傾向らしくサービスの継続性に疑問がある。
- @niftyの接続サービスにロックインされ、他の事業者に番号を持ち運べない。
- 110, 119等1XY 特番、0120, 0570等0AB0 特番には発信できない。
Asterisk 16
以下の設定で発着信可能(2020年8月)
pjsip.conf
; 050NNNNNNNN は@niftyフォン-Cの050電話番号 ; ABCDEFGHIはVoIPユーザ ID ; abcdefghiはVoIPユーザパスワード ; v???NN.nifty.comはVoIPサーバ名(SIPサーバアドレス、REGISTERサーバアドレス) ; nifty.comはSIP-URL(SIPドメイン名) [atniftyphone] type=aor contact=sip:ABCDEFGHI@v???NN.nifty.com [atniftyphone] type=identify endpoint=atniftyphone match=v???NN.nifty.com [atniftyphone] type=auth auth_type=userpass username=ABCDEFGHI password=abcdefghi [atniftyphone] type=registration transport=transport-udp outbound_auth=atniftyphone contact_user=050NNNNNNNN server_uri=sip:v???NN.nifty.com client_uri=sip:050NNNNNNNN@nifty.com retry_interval=60 [atniftyphone] type=endpoint transport=transport-udp context=from-atniftyphone disallow=all allow=ulaw dtmf_mode=inband direct_media=no send_pai=yes inband_progress=no outbound_auth=atniftyphone from_user=050NNNNNNNN from_domain=nifty.com aors=atniftyphone language=ja ; お好みで
extensions.conf
一例です。
; 発信 [default] exten => _0.,1,Dial(PJSIP/${EXTEN}@atniftyphone) same => n,Congestion same => n,Hangup ; 着信 [globals] ATNIFTYPHONENUMBER=050NNNNNNNN [from-atniftyphone] exten => ${ATNIFTYPHONENUMBER},1,Dial(.....) ; 着信先を設定する same => n,Congestion same => n,Hangup
注意点
@niftyフォン-Cはqualifyには非対応のようで、qualify_frequency、authenticate_qualifyを設定するとうまくいきませんのでご注意ください。
@niftyフォン-C よくある質問「@niftyフォンが正しく設定されているか確認する方法はありますか。」では、
「@niftyフォン利用確認用の試験番号」なるものが記載されており、「発信テストにご利用いただき、@niftyフォン特有の発信音がするか、ご確認ください。」とあるが、
上記の設定のAsterisk16から発信してみたところ「おかけになった電話番号は、通信できない状態にあり、かかりません。」というガイダンスが繰り返し流れる。特有の発信音とはどのような音なのであろうか。