「FreePBX:10:トランク:ひかり電話(ホーム)」の版間の差分
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2015年11月11日 (水) 12:18時点における最新版
ひかり電話のホームゲートウェイ(HGW)をFreePBXのトランク(FXO)として使用します。ビジネス/オフィス/直収のページではありません。
方針
Chan_SIPでは、ひかり電話のゲートウェイ(ルータ)の認証がAsteriskではうまくできないためにAsterisk本体用のパッチを用意していました。ところがFreePBXの場合にはAsterisk自体にパッチをあてることができないので、別なアプローチをとっていました。-> FreePBX:5:トランク:ひかり電話(ホーム)
FreePBX Distro 6からはChan_PJSIPが使えるため、Asterisk+PJSIPを使いひかり電話HGWへtrunkするのと同様の設定をFreePBXで行います。
Asterisk+PJSIPでのひかり電話HGWへのtrunk方法 -> Pjsip_ひかり電話HGW
ひかり電話ルータ(HGW)の設定
以下の例はRT-200NEのものですが、最近のルータでも同様の設定があるはずです。
ひかり電話ルータのホスト名はntt.setupになります。
ひかり電話ルータがHGWであっても、OGであっても、またルータのIPを変更したとしても、ルータ自身がDNSとなり名前解決をしてくれます。
ブラウザのアドレスバーにhttp://ntt.setupを入力し、HGWにアクセスします。
IDとパスワードは、工事業者から聞いているはずです。
次に電話設定から内線設定を開き、FreePBXで使いたい内線番号(HGWの内線番号)を指定して設定します。
MAC認証の設定
MAC認証はChan_SIPを使っていても、Chan_PJSIPを使っていても使用可能です。
- 内線番号 : 通常はHGW内の内線番号です。ここでは例として3と想定します。
- ニックネーム : デフォルトのままでかまいません。
- 端末属性 : 音声専用端末に指定しておきます。
- MACアドレス : FreePBXをインストールしているマシンのMACアドレスを指定します。XX:XX:XX:XX:XX:XX の形式です。
- ダイジェスト認証 : 「行わない」を指定するのですが一旦「行う」にして下記のユーザIDとパスワードを設定しておいてください。ユーザIDとパスワードを指定してから行わないに指定してください。
- ユーザID : この端末のユーザIDですが、ここでは例として0003と想定します。
- パスワード : この端末のパスワードですが、ここでは例としてpass1234と想定します。
FreePBX側でDIDによって着信ルートを変えない場合(キャッチオールさせる)場合には着信番号の設定はここで行います。
着信番号制御を使う場合には複数の番号をここで指定します。この場合にはダイヤルインの制御はFreePBX側で行えます。
ダイジェスト認証の設定
Chan_SIPではトランクできません。必ずChan_PJSIPで使用してください。
- 内線番号 : 通常はHGW内の内線番号です。ここでは例として3と想定します。
- ニックネーム : デフォルトのままでかまいません。
- 端末属性 : 音声専用端末に指定しておきます。
- MACアドレス : FreePBXをインストールしているマシンのMACアドレスを指定します。XX:XX:XX:XX:XX:XX の形式です。指定しなくても、trunkできます。
- ダイジェスト認証 : 「行う」にして下記のユーザIDとパスワードを設定しておいてください。
- ユーザID : この端末のユーザIDですが、ここでは例として0003と想定します。
- パスワード : この端末のパスワードですが、ここでは例としてpass1234と想定します。
FreePBX側でDIDによって着信ルートを変えない場合(キャッチオールさせる)場合には着信番号の設定はここで行います。
着信番号制御を使う場合には複数の番号をここで指定します。この場合にはダイヤルインの制御はFreePBX側で行えます。
FreePBXの設定
- Chan_SIPを使う場合 -> FreePBX:10:トランク:ひかり電話(ホーム):Chan_SIP
- Chan_PJSIPを使う場合 -> FreePBX:10:トランク:ひかり電話(ホーム):Chan_PJSIP