「強いメンション」の版間の差分
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2012年4月1日 (日) 00:06時点における版
Request for Request for Comments: xxxx 1 April 2012 ソーシャルネットワーキングにおける強いメンションの標準化 このメモの位置付け このメモではソーシャルネットワーキングにおけるメンションの強度標準に ついて述べる。この仕様は主としてTwitter、OpenPNEなどソーシャルネット ワーキングシステムにおいて、ユーザへの通知方法をその強さに応じて標準 化することを目的としているが、あくまでも実験的なものであって「このま ま」で標準として採用することは推奨されない。 このメモの配布に制限は設けない。 概要 一般にソーシャルネットワーキングシステムにおいては相手に対し何等かの 情報を通知するにはメンション(mention)という方法が用いられる。これは twitterに代表されるようなアット記号(@)を用いて通知されることが多くなっ ている反面、通知される情報はあくまでも受け取り手側におけるプル(pull) 型であるため情報の伝達速度に問題があり、なおかつ確実性が保証されない という問題点がある。 本メモではこのメンションをその強度に応じて表記する方法を提案するとと もに、その強度の順位を定義する。 強度の定義 メンションの強度は以下のように定義する。 1) メンション 相手が読んで気ずいてくれればよい程度 2) 強いメンション 相手に(ほぼ)必ず届く 3) より強いメンション 相手からの応答を期待する 4) さらに強いメンション 相手からの応答を必ず得られる これら強度に加えて伝送媒体による速度や確実性に応じ強度を定義すること とするが、この場合の伝送媒体はIPデータグラムには限らないことに注意す ること。上記の強度定義に応じた伝送媒体を使用すればよくIP外での伝送も 考慮すべきである。 フォーマット メンション強度を実装するには、いくつかの方法が考えられるが以下の実装 を推奨する。これは表記方法が単純であることと強度の視認性が良いことに よる。 @ - 通常の(弱い)メンション @@ - すこし強いメンション @@@ - より強いメンション アット記号(@)以下はユーザを識別する識別子、電子メールアドレスなど何 でもよいがソーシャルネットワーキングサービス内におけるユーザをユニー クに識別できるものであること。 メンション強度と伝達方法の標準化 各メンションの強度において伝達方法はある程度、標準化すべきである。こ れは実装者にとって何を実装すればよいかの指針を示すことと、ソーシャル ネットワーキングシステムが 備えるべき外部接続に何が必要であるかとい う点を顕在化させる意味でもある。 本メモでは各強度における伝達手段を以下のように定義する。 @ 通常のメンション 相手方においてプル(pull)される情報。twitterなどにおける一般のメンショ ンがこれに該当する(*1) @@ すこし強いメンション 伝送速度によらない手段を用いてもよいが、なるべく相手に届くことを期 待する。伝送媒体としてはプッシュ(push)型の媒体である郵便、飛脚など を用いる。 @@@ より強いメンション 伝送速度がやや早い媒体を用いる。優れた媒体として知られる鳥類キャリ アを用いるのが望ましいが、データのフレーム化に関してはIPデータグラ ム化する必要はない(*2) @@@@ さらに強いメンション プッシュ型でなおかつ速度がある程度確保できる伝送媒体としてファクシ ミリ(G3以上)を用いる。 @@@@@ 応答を要求する強いメンション メンションの相手方からの応答を必ず要求する伝送媒体を用いる。現在の 技術においてはこれには電話(Telephone)を用いるのが望ましい(*3)。 @@@@@@~@@@@@@@@ さらに強いメンション 現在のところこの強度に関しては伝送媒体は定義されていない。 @@@@@@@@@ かなり強いメンション 信頼できる第三者における訪問を伝送媒体とする。これはメンションの発 信元が信頼する第三者が直接、相手方に訪問し応答を要求する(*4)。 @@@@@@@@@@ もっとも強いメンション 発信元における訪問。メンションの発信元が直接、相手方を訪問し応答を 要求する(*4)。 脚注と議論 *1) 現在の技術においてはこれよりも伝送速度が遅い手段が多数存在するが 既存のソーシャルネットワーキングシステムとの互換性からアット記号 一個を最低強度のメンションとすべきかどうかの議論がある。このこと から負のメンション(-@,-@@)を定義すべきであるとの意見もある。 *2) 鳥類キャリアによるIP伝送(RFC1149)を標準とするが、データは必ずしも IP化される必要はない。 *3) ソーシャルネットワーキングシステムと電話媒体との接続はこれまでは 懸念事項であったが現在ではオープンソースによって可能である。 電話媒体でのメンションの実装はアスタリスク記号(*)を使うべきという 意見(*someone)もあったが、この実装は大混乱を来たすことが明らかで あるため却下された。 *4) 訪問による通知では相手方の物理的位置を保持しなければならないが、 この情報をソーシャルネットワーキングシステムが保持することにはセ キュリティ上の大きな問題があるため、その保持と使用方法には十分に 注意をしなければならない。このため、これら強いメンションのレベル は実装しないシステムが出てくるかもしれない。 謝辞 このメモの原案は手嶋屋のTejima氏による『強いメンション』による。 筆者 VoIP-Info.jp webmaster e-mail: webmaster@voip-info.jp