「Fax for Asterisk」の版間の差分

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(インストール)
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インストールは基本的にこのモジュールを/usr/lib/asterisk/modulesへコピーするだけです。<br>
 
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コピーしたならばAsteriskを再起動するか、module load res_fax.so(またはres_fax_digium.so)を実行することでFAXが使用可能になります。<br>
 
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==使用例==
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===受信したFAXをメールで送る===
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Fax for Asteriskは基本的にSendFAX()とReceiveFAX()のアプリケーションが提供されるだけなので、あとはexten内で記述します。ここではAsteriskでFAXを受信し、そのFAXをメールで送る例を記述してみます。
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*受信処理
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ひかり電話ホーム(RT-200NEの場合)で、複数番号を契約しておりFAX番号を専用で持っている場合には着信番号別に処理を分岐します。
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[hikari-in]
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exten => s,1,Set(DESTNUM=${SIP_HEADER(To)})
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exten => s,n,NoOp(${DESTNUM})
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exten => s,n,Set(DESTNUM=${DESTNUM:1:10})
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exten => s,n,NoOp(${DESTNUM})
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exten => s,n,Goto(${DESTNUM},1)
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exten => _03xxxxyyya,1,Dial(SIP/201)  <--音声の着信の場合普通にSIP端末を呼びます
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exten => _03xxxxyyyb,1,Goto(faxrec,receive,1)  <--FAXの着信の場合受信処理に飛びます
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受信処理は以下のようなコンテキストを記述します
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[faxrec]
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exten => receive,1,NoOp(**** SETTING FAXOPT ****)
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exten => receive,n,Set(FAXOPT(ecm)=yes)
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exten => receive,n,Set(FAXOPT(headerinfo)=NAME HERE)
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exten => receive,n,Set(FAXFILE=${EPOCH}.tif)                        <--ファイル名はUNIXTIME
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exten => receive,n,NoOp(**** RECEIVING FAX : ${FAXFILE} ****)
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exten => receive,n,ReceiveFAX(/var/spool/asterisk/faxin/${FAXFILE})  <--受信処理
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exten => h,1,System(/var/lib/asterisk/fax2mail.sh ${FAXFILE})        <--FAXをメールにするスクリプト
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exten => h,n,Hangup

2010年10月28日 (木) 22:04時点における版

Fax for Asterisk
Digium純正のAsterisk用FAXチャネル。

http://www.digium.com/en/products/software/faxforasterisk.php

価格: Digium オンラインショップで $39/チャネル。ただし1chは無料。

要件

Asterisk 1.4
Asterisk 1.6.(0,1,2)
Asterisk 1.8

購入

エンドユーザの場合には、Digiumのオンラインショップで購入します。

http://store.digium.com/

購入すると、ダウンロードURLと登録キーが送られてきます。1chのみならば無料なので無料版を利用する場合には、無料版を「購入」します。価格は$0なので、そのままチェックアウトすればライセンスキーが送られてきますので、そのキーを使って登録します。
なお、Digiumの他のチャネル系プロダクトと同様に、このチャネル数は回線数ではなく同一のAsterisk内で同時に使用するチャネル数のことです。

インストール

プロダクトの登録

まず、登録用のソフトregisterをダウンロードします。登録は使用するマシンのNICに基づいて行われるため、使用するAsteriskをインストールしたマシン上で行います。Linuxの場合には、wgetなどで入手するかと思いますが、その際にはchmod +x registerして./registerを実行してください。この時に、購入時に送られてきたキーが必要となります。
Digiumの他のプロダクトもそうですが、ライセンスキーは /var/lib/asterisk/licenses/ に保存されます。このファイルは

F4A-xxxxxxxxxxxx.lic

のようなファイル名で、F4Aがプロダクト(Fax4Asterisk)です。
このファイルは大切なライセンスファイルなので、バックアップしておくことをお勧めします。

インストール

まず最初にベンチマーク・ソフトをダウンロードし実行します。これにより、そのシステムに最適な選択肢が表示されますので、結果にしたがって本体のダウンロードを行います。
ドキュメントを注意深く読み、必要なモジュールをダウンロードします。32/64bit版の他、CPUのアーキテクチャによってもモジュールが異なるので注意してください。一般的にはres_fax.soかres_fax_digium.soのどちらかのファイル名になります。バイナリ配布ですので32/64bit版またはアーキテクチャを間違えると正しく動作しないので注意してください。
インストールは基本的にこのモジュールを/usr/lib/asterisk/modulesへコピーするだけです。
コピーしたならばAsteriskを再起動するか、module load res_fax.so(またはres_fax_digium.so)を実行することでFAXが使用可能になります。

使用例

受信したFAXをメールで送る

Fax for Asteriskは基本的にSendFAX()とReceiveFAX()のアプリケーションが提供されるだけなので、あとはexten内で記述します。ここではAsteriskでFAXを受信し、そのFAXをメールで送る例を記述してみます。

  • 受信処理

ひかり電話ホーム(RT-200NEの場合)で、複数番号を契約しておりFAX番号を専用で持っている場合には着信番号別に処理を分岐します。

[hikari-in]

exten => s,1,Set(DESTNUM=${SIP_HEADER(To)})
exten => s,n,NoOp(${DESTNUM})
exten => s,n,Set(DESTNUM=${DESTNUM:1:10})
exten => s,n,NoOp(${DESTNUM})
exten => s,n,Goto(${DESTNUM},1)

exten => _03xxxxyyya,1,Dial(SIP/201)  <--音声の着信の場合普通にSIP端末を呼びます

exten => _03xxxxyyyb,1,Goto(faxrec,receive,1)  <--FAXの着信の場合受信処理に飛びます

受信処理は以下のようなコンテキストを記述します

[faxrec]
exten => receive,1,NoOp(**** SETTING FAXOPT ****)
exten => receive,n,Set(FAXOPT(ecm)=yes)
exten => receive,n,Set(FAXOPT(headerinfo)=NAME HERE)
exten => receive,n,Set(FAXOPT(localstationid)=813xxxxyyyb)
exten => receive,n,Set(FAXOPT(maxrate)=14400)
exten => receive,n,Set(FAXOPT(minrate)=2400)
exten => receive,n,Set(FAXFILE=${EPOCH}.tif)                         <--ファイル名はUNIXTIME
exten => receive,n,NoOp(**** RECEIVING FAX : ${FAXFILE} ****)
exten => receive,n,ReceiveFAX(/var/spool/asterisk/faxin/${FAXFILE})  <--受信処理

exten => h,1,System(/var/lib/asterisk/fax2mail.sh ${FAXFILE})        <--FAXをメールにするスクリプト
exten => h,n,Hangup