「Asterisk FreeBSDでの動作」の版間の差分
提供: VoIP-Info.jp
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簡単にインストールをするために,FreeBSD に含まれている ports を利用します。 | 簡単にインストールをするために,FreeBSD に含まれている ports を利用します。 |
2009年12月18日 (金) 19:45時点における版
FreeBSD でAsteriskを動かしてみませんか?
目次
組み込み環境で動かしてみる
コンパクトフラッシュベースで起動する Askozia というものがあります。(別ページ)
ソースコードからインストール
FreeBSD には 自動的にソースコードを取得してインストールを行う ports という仕組みがあります。
最新版を追っかけたい場合などは手作業でのインストールの必要があるかもしれませんが 通常の利用にあたっては便利な Ports を利用することをおすすめします。
本家Ports を利用する
http://www.freebsd.org/cgi/ports.cgi?query=Asterisk&stype=all
2009年12月時点で 1.4.26.2 が導入されます。これとは別に net/asterisk16 で 1.6.0系も使えます。 上記のURIからそれぞれのソフトウェアについて,更新状況が参照できるので確認してください。 簡単にインストールをするために,FreeBSD に含まれている ports を利用します。 ソースの取得から依存関係も含めたインストールまでを自動で行います。 この機能を利用するには,ports のスケルトンをインストールしておく必要があります。 また cvsup もしくは csup を使って,スケルトンを最新の状態にしておいた方がよいでしょう。
Portsからインストールできる Asterisk 関連のソフトウェア
Ports についてはこちらをご覧下さい。 http://www.jp.freebsd.org/www.FreeBSD.org/ja/ports/
asterisk を含むキーワードで ports を検索してみる。
cd /usr/ports && make search key=asterisk というコマンドで FreeBSD 上で利用できるソフトウェアとその説明が表示されます。 同様に key にキーワードとして voip などを入力しても手がかりが得られるでしょう。 その結果を紹介します
- spandsp Asterisk のための Fax DSP ライブラリ
説明: http://www.freebsd.org/cgi/url.cgi?ports/comms/spandsp/pkg-descr 更新状況: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/comms/spandsp/ Path: /usr/ports/comms/spandsp WWW: http://www.soft-switch.org/
- p5-Asterisk Asterisk perl ライブラリ
説明: http://www.freebsd.org/cgi/url.cgi?ports/misc/p5-Asterisk/pkg-descr 更新状況: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/misc/p5-Asterisk/ Path: /usr/ports/misc/p5-Asterisk WWW: http://asterisk.gnuinter.net/
- asterisk オープンソースの PBX と telephony toolkit
説明: http://www.freebsd.org/cgi/url.cgi?ports/net/asterisk/pkg-descr 更新状況: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/net/asterisk/ Path: /usr/ports/net/asterisk WWW: http://www.asteriskpbx.com
- asterisk-addons オープンソースの PBX である Asterisk のための追加モジュール
説明: http://www.freebsd.org/cgi/url.cgi?ports/net/asterisk-addons/pkg-descr 更新状況: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/net/asterisk-addons/ Path: /usr/ports/net/asterisk-addons WWW: http://www.asteriskpbx.com
- asterisk-bristuff Asteriskとテレフォニーツールキット
説明: http://www.freebsd.org/cgi/url.cgi?ports/net/asterisk-bristuff/pkg-descr 更新状況: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/net/asterisk-bristuff/ Path: /usr/ports/net/net/asterisk-bristuff WWW: http://www.asteriskpbx.com
- asterisk-devel オープンソースの PBX と telephony toolkit (開発版)
説明: http://www.freebsd.org/cgi/url.cgi?ports/net/asterisk-devel/pkg-descr 更新状況: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/net/asterisk-devel/ Path: /usr/ports/net/asterisk-devel URL: http://www.asteriskpbx.com
- asterisk-oh323 Asterisk にて H.323 を利用するためのモジュール
説明: http://www.freebsd.org/cgi/url.cgi?ports/net/asterisk-oh323/pkg-descr 更新状況: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/net/asterisk-oh323/ Path: /usr/ports/net/asterisk-oh323 URL: http://www.inaccessnetworks.com/ian/projects/asterisk-oh323/
- gastman Asterisk のためのGUIの管理ソフト
説明: http://www.freebsd.org/cgi/url.cgi?ports/net/gastman/pkg-descr 更新状況: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/net/gastman/ Path: /usr/ports/net/gastman
- kiax QT と KDE で書かれている Asterisk (IAX) クライアント
説明: http://www.freebsd.org/cgi/url.cgi?ports/net/kiax/pkg-descr 更新状況: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/net/kiax/ Path: /usr/ports/net/kiax URL: http://kiax.sourceforge.net/
- iaxmodem IAXチャネル ソフトウェアモデム
説明: http://www.freebsd.org/cgi/url.cgi?ports/net/iaxmodem/pkg-descr 更新状況: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/net/iaxmodem/ Path: /usr/ports/net/iaxmodem URL: http://sourceforge.net/projects/iaxmodem/
- asterisk-gui AsteriskNOW ウェブGUIコンポーネント
説明: http://www.freebsd.org/cgi/url.cgi?ports/www/asterisk-gui/pkg-descr 更新状況: http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/ports/www/asterisk-gui/ Path: /usr/ports/www/asterisk-gui URL: http://www.asterisknow.org/
インストールオプション
cd /usr/ports/net/asterisk make config
と入力することで、Asteriskのインストールオプションを選択することができます。
- OGGVORBIS
- Ogg Vorbisファイルサポート。(音声ファイルなど)
- ODBC
- ODBC(Open DataBase Connectivity)サポート。データベースを利用するときに有効化しておきます。
- POSTGRES
- PostgreSQLサポート。データベースを利用するときに有効化しておきます。
- RADIUS
- RADIUSサーバーを利用するときに有効化しておきます。
- SNMP
- SNMP(MRTGやOpenView他)を利用するときに有効化しておきます。
- H323
- H.323プロトコルサポート。
- FreeTDS
- MS-SQLサーバー、Sybaseなどのデータベースを利用するときに有効化しておきます。(FreeTDSを使ったODBCドライバ)
- JABBER
- Jabberチャネル(Google Talkなど)ドライバサポート。
- SQLITE
- SQLiteデータベースを利用するときに有効化しておきます。
- CODEC_PATCH
- 各Codecのパッチを適用します。
- ILBC
- iLBCコーデックを有効化します。
- MISC_PATCHES
- その他のパッチを適用します。
- ZAPTEL
- Zaptelを有効化します。
インストール方法
FreeBSD 5-Stable 及び 6-Stable にて動作確認をしました。
- asterisk をインストールする場合には以下のコマンドを入力します。
cd /usr/ports/net/asterisk && make install その他のソフトウェアの場合にも同様にしてインストール可能です。 cd [上にあるソフトウェアの Path] && make install
- システムが起動時に asterisk も同時に起動するようにする
/etc/rc.conf に以下の一行を追加します。 asterisk_enable="YES"
- asterisk を起動します。
/usr/local/etc/rc.d/asterisk start (システム再起動をしない場合) shutdown -r now (システムを再起動する場合。)
設定ファイルの場所
Linux 環境では /etc/asterisk 以下に設定ファイルがインストールされていますが FreeBSD 環境では /usr/local/etc/asterisk 以下に設定ファイルがあります。 最初の設定ファイルを失敗したときのために別の場所にコピーしておくと便利です。
私家版 Ports を利用する
※(現時点では未作成)で最新版への追従・本サイト内のパッチ適用済みの私家版portsの配布を始めました。宜しければ併せて参照下さい(wyvern追記)