「Cisco/Dialplan.xml」の版間の差分
提供: VoIP-Info.jp
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− | + | 発信のタイミング、セカンダリダイヤルトーン、発信先番号の書き換えを行うルールを、XML形式にて記述している。<BR> | |
− | + | 具体的には、下記のような目的で使用する。 | |
*090で始まる番号をダイヤルしたら、ちょうど11ケタ目で発信するようにする。 | *090で始まる番号をダイヤルしたら、ちょうど11ケタ目で発信するようにする。 | ||
*3で始まる番号をダイヤルしたら、ちょうど3ケタ目で発信するようにする。 | *3で始まる番号をダイヤルしたら、ちょうど3ケタ目で発信するようにする。 | ||
− | * | + | *0で始まる番号をダイヤルしたら、ダイヤルを初めてから10秒はタイムアウトしないようにする。 |
+ | *9を押した時点で、専用線発信としてセカンダリダイヤルトーンを流す。 | ||
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[[Cisco/SEP.cnf.xml(SIP)|SEP<MACアドレス>.cnf.xml]]の中に'''<dialTemplate>Dialplan.xml</dialTemplate>'''と<BR> | [[Cisco/SEP.cnf.xml(SIP)|SEP<MACアドレス>.cnf.xml]]の中に'''<dialTemplate>Dialplan.xml</dialTemplate>'''と<BR> | ||
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<TEMPLATE MATCH="090........" Timeout="0"/> | <TEMPLATE MATCH="090........" Timeout="0"/> | ||
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外線発信や専用線発信(拠点間通話など)の際、通常の内線用トーンとは別の音を出すようにすることも出来る。<BR> | 外線発信や専用線発信(拠点間通話など)の際、通常の内線用トーンとは別の音を出すようにすることも出来る。<BR> | ||
− | ","(コンマ) | + | ","(コンマ)をつけたところで、セカンダリダイヤルトーンを流す<BR> |
− | + | 0発信の際にセカンダリダイヤルトーンを流す | |
<TEMPLATE MATCH="0,*" Timeout="8" Tone="Bellcore-Hold"/> | <TEMPLATE MATCH="0,*" Timeout="8" Tone="Bellcore-Hold"/> | ||
− | + | 専用線経由の発信は別のセカンダリダイヤルトーンを流すようにする。(例えば、内線500番代などへの発信など)<BR> | |
− | + | 東京23区内への発信の際も、別のセカンダリダイヤルトーンを流すようにする。<BR> | |
<TEMPLATE MATCH="5,.." Timeout="0" Tone="Cisco-Zip"/> | <TEMPLATE MATCH="5,.." Timeout="0" Tone="Cisco-Zip"/> | ||
<TEMPLATE MATCH="03,........" Timeout="0" Tone="Bellcore-Hold"/> | <TEMPLATE MATCH="03,........" Timeout="0" Tone="Bellcore-Hold"/> |
2009年9月21日 (月) 01:45時点における版
Dialplan.xmlは、CiscoのIP電話(SIPファームウェア専用)の設定ファイルの一つで、
発信のタイミング、セカンダリダイヤルトーン、発信先番号の書き換えを行うルールを、XML形式にて記述している。
具体的には、下記のような目的で使用する。
- 090で始まる番号をダイヤルしたら、ちょうど11ケタ目で発信するようにする。
- 3で始まる番号をダイヤルしたら、ちょうど3ケタ目で発信するようにする。
- 0で始まる番号をダイヤルしたら、ダイヤルを初めてから10秒はタイムアウトしないようにする。
- 9を押した時点で、専用線発信としてセカンダリダイヤルトーンを流す。
目次
どうやって読み込まれるのか
SEP<MACアドレス>.cnf.xmlの中に<dialTemplate>Dialplan.xml</dialTemplate>と
書いてある個所が、TFTP経由でDialplan.xmlを読み込む設定となる。
これがない場合は、どんなにKIAIがあっても発信してくれない。
<enableVad>false</enableVad> <preferredCodec>g711ulaw</preferredCodec> <softKeyFile>softkeyDefault_kpml.xml</softKeyFile> <dialTemplate>Dialplan.xml</dialTemplate> <kpml>1</kpml> <phoneLabel></phoneLabel>
書式
一切省略せずに記述する場合は、こんな感じで。
<DIALTEMPLATE> <TEMPLATE MATCH="pattern" Timeout="sec" User="type" Rewrite="xxx" Route="route"/> </DIALTEMPLATE>
設定
内線発信
内線番号が500~599なら、頭が5で始まる3桁の番号という訳で、下記のように定義する
<TEMPLATE MATCH="5.." Timeout="0"/>
外線発信
携帯電話への発信(080,090で始まる番号)は、11桁目をダイヤルしたときに発信するようにする。
<TEMPLATE MATCH="080........" Timeout="0"/> <TEMPLATE MATCH="090........" Timeout="0"/>
セカンダリダイヤルトーン
外線発信や専用線発信(拠点間通話など)の際、通常の内線用トーンとは別の音を出すようにすることも出来る。
","(コンマ)をつけたところで、セカンダリダイヤルトーンを流す
0発信の際にセカンダリダイヤルトーンを流す
<TEMPLATE MATCH="0,*" Timeout="8" Tone="Bellcore-Hold"/>
専用線経由の発信は別のセカンダリダイヤルトーンを流すようにする。(例えば、内線500番代などへの発信など)
東京23区内への発信の際も、別のセカンダリダイヤルトーンを流すようにする。
<TEMPLATE MATCH="5,.." Timeout="0" Tone="Cisco-Zip"/> <TEMPLATE MATCH="03,........" Timeout="0" Tone="Bellcore-Hold"/>
拠点番号と内線番号を入力する際の区切り音として、トーン音を流す。
- 拠点間通話のため99を押した時に、Cisco-Zip(という音)を流す
- 続けて3桁の拠点番号を押した時に、Cisco-ZipZip(という音)を流す
<TEMPLATE MATCH="99,...,..." Timeout="0" Tone="Cisco-Zip" Tone="Cisco-ZipZip"/>
トーン名一覧
Tone="ほげほげ"に設定できたトーン名一覧
ファームウェアのバージョン及び機種によって、使えるトーン名が異なる場合がある
- Cisco-Zip(ビープ音*1)
- Cisco-ZipZip(ビープ音*2)
- Bellcore-Hold (トットットと聞こえる)
- Bellcore-Alerting (ダイヤル中のような音)
- Bellcore-Busy (ビジー音っぽい)
- Bellcore-Permanent (高めのトーン音風味)
サンプル
その1
とりあえず、何が押されても15秒後に発信しておく。という大雑把な設定
<DIALTEMPLATE> <TEMPLATE MATCH="*" Timeout="15"/> </DIALTEMPLATE>
その2
- 3XX番台で始まる番号は内線発信
- 5XX番台で始まる番号は内線発信
- 080,090で始まる番号は、外線発信なので11桁目で発信する。
- その他の、"0"で始まる番号は、最大で8秒待って発信する。
<DIALTEMPLATE> <TEMPLATE MATCH="3.." Timeout="0"/> (300番代の内線番号 <TEMPLATE MATCH="5.." Timeout="0"/> (500番代の内線番号 <TEMPLATE MATCH="03........" Timeout="0"/> (東京03番代への外線発信) <TEMPLATE MATCH="080........" Timeout="0"/> (携帯電話への外線発信(080-????-????)) <TEMPLATE MATCH="090........" Timeout="0"/> (携帯電話への外線発信(090-????-????)) <TEMPLATE MATCH="0*" Timeout="8"/> (0発信) </DIALTEMPLATE>