「AstLinux CF-i586」の版間の差分
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AstLinuxはNTPサーバーの機能を持っています。<BR> | AstLinuxはNTPサーバーの機能を持っています。<BR> | ||
===設定変更=== | ===設定変更=== |
2008年5月24日 (土) 16:34時点における版
AstLinux日本語版イメージ公開中
Microclient JRを次世代(!?)のAsteriskスタンダード・アプライアンスにする目論見からAstLinuxのi586版、CFイメージを公開します。
- 日本語化済みで、ひかり電話RT-200NEパッチ適用済みです。
- Asterisk サンプル設定ファイルの1.4系が入っています。1.2向けに若干の調整を行ってあります。
- Webインタフェースも日本語化されています。
- タイムゾーン設定がデフォルトでJSTです。
目次
ダウンロード
以下からダウンロードできます(2007/08/09注記:/etc/asteriskへのシンボリックリンク修正版)。
- gzip版
ftp://ftp.voip-info.jp/astlinux/i586/cf-image/astlinux-070808ja-256.img.gz
- zip版
ftp://ftp.voip-info.jp/astlinux/i586/cf-image/astlinux-070808ja-256.zip
インストール
guzip等で.imgファイルを解凍します。Windowsの場合にはZIPフォルダから中身を展開しておいてください。解凍したならばCFカードにイメージを書き込みます。この際、256MB以上のCFを用意してください。本体サイズが256MBのパーティションになります。Linuxマシンでなら以下のようにddで簡単に書き込めます。
dd if=astlinux-070629ja.img of=/dev/sdc bs=1k
(バージョン番号は適切に読み替えてください)
Windowsマシンで書き込みたい場合には、シリコンリナックス(株)さんの、DDforWindowsが使えます。ファイル選択時には『全てのファイル』にして.imgファイルを指定してください。書き込み先のサイズより小さい、という警告は無視してかまいません。
ブートローダ込みなので、デバイスはディスクそのものです。書き込み先に指定するのはパーティションではありません。上の例ではCFライタに挿したCFが/dev/sdcの場合です。
ブート
ブートのgrubメニューは以下のようになっています。不必要なところはコメントアウトしてください。
default saved timeout 3 title AstLinux (Boot from IDE CF, USB KeyDisk) root (hd0,0) kernel /boot/bzImage root=/dev/hda1 astlinux=i586 astkd=/dev/sda1 ide=no title AstLinux (Boot from USB, IDE CF/HD KeyDisk) root (hd0,0) kernel /boot/bzImage root=/dev/sda1 astlinux=i586 astkd=/dev/hda1 ide=no title AstLinux (Boot from USB, Use third partition for KeyDisk) root (hd0,0) kernel /boot/bzImage root=/dev/sda1 astlinux=i586 astkd=/dev/sda3 ide=n title AstLinux (Boot from IDE CF, IDE CF/HD KeyDisk - secondary master) root (hd0,0) kernel /boot/bzImage root=/dev/hda1 astlinux=i586 astkd=/dev/hdc1 ide=no title AstLinux (Boot from IDE CF, Use third partition for KeyDisk) root (hd0,0) kernel /boot/bzImage root=/dev/hda1 astlinux=i586 astkd=/dev/hda3 ide=n title AstLinux (Boot from Pri-Slv.IDE CF, Use third partition for KeyDisk) root (hd0,0) kernel /boot/bzImage root=/dev/hdb1 astlinux=i586 astkd=/dev/hdb3 ide=no
Microclient JRを使用する場合には、CFスロットがプライマリ・スレーブなのでメニューの一番下を使って起動してください。CFブートでUSBキーディスクを使う場合には他の例にならって変更を行ってください。
なおMicroclient JRにコンソールをつけないで起動する場合には、予め他のマシンでCFをマウントしboot/grub/grub.confを編集しておきましょう。
空き部分の活用
TFTPサーバーなどの目的で使う場合、初期状態では容量不足ぎみとなります。
CFで使われていない空きパーティションを利用することが可能です。
詳細は、Astlinux_空き容量有効活用 を参照ください。
NTPサーバー機能設定
AstLinuxはNTPサーバーの機能を持っています。
設定変更
NTPサーバーの設定はrc.confの中に記述されています。
/etc/ntp.confを直接変更しても、再起動の時に中身が消えてしまいます。
vi /stat/rc.conf ←標準でインストールした場合 vi /mnt/kd/rc.conf ←/mnt/kd/以下にファイルを置いた場合
下記のように設定を変更します。(us.pool.ntp.orgを無効化)
##Master NTP server. This is the NTP server that AstLinux will sync against ##upon bootup. It is also the server that the running ntpd process will use ##to maintain that time sync. NTPSERV="us.pool.ntp.org" ←外国サーバーなのでコメント行にします。 #NTPSERV="europe.pool.ntp.org" #NTPSERV="north-america.pool.ntp.org" #NTPSERV="south-america.pool.ntp.org" #NTPSERV="asia.pool.ntp.org" #NTPSERV="oceania.pool.ntp.org" #NTPSERV="africa.pool.ntp.org" ##If you would like to specify several servers to be used at the same time, ##you can specify them in NTPSERVS seperated by spaces. #NTPSERVS="ntp1.cs.wisc.edu us.pool.ntp.org"
NTPサーバーのIPアドレスを追加します。
NICTが提供しているNTPサーバーのIPを入力します。
設定を変更したら、Astlinuxを再起動します。
##Master NTP server. This is the NTP server that AstLinux will sync against ##upon bootup. It is also the server that the running ntpd process will use ##to maintain that time sync. #NTPSERV="us.pool.ntp.org" #NTPSERV="europe.pool.ntp.org" #NTPSERV="north-america.pool.ntp.org" #NTPSERV="south-america.pool.ntp.org" #NTPSERV="asia.pool.ntp.org" #NTPSERV="oceania.pool.ntp.org" #NTPSERV="africa.pool.ntp.org" ##If you would like to specify several servers to be used at the same time, ##you can specify them in NTPSERVS seperated by spaces. #NTPSERVS="ntp1.cs.wisc.edu us.pool.ntp.org" NTPSERVS="133.243.238.243 133.243.238.244" ←ここの行を追加
動作確認
再起動後、さきほど変更したrc.confの中身が
/etc/ntp.confに反映されている事を確認します。
pbx ~ # cat /etc/ntpd.conf listen on 0.0.0.0 server 133.243.238.243 server 133.243.238.244
ntpdが動いていたら、動作確認のためにntpdを一旦止めてしまいます。
pbx ~ # ps ax |grep ntp 1135 ? S 0:00 /usr/sbin/mDNSProxyResponderPosix 192.168.0.6 pbx AstLinux PBX _ntp._udp 123 1167 ? S 0:00 ntpd 1168 ? S 0:00 ntpd 1170 pts/0 S+ 0:00 grep ntp pbx ~ # kill 1167
ntpdをデバッグモードで動かしてみて、時刻の同期が取れていることを確認します。
pbx ~ # ntpd -d listening on 0.0.0.0 ntp engine ready reply from 133.243.238.244: offset 15.018296 delay 1.014712, next query 5s reply from 133.243.238.243: offset 15.009712 delay 1.038980, next query 8s reply from 133.243.238.244: offset 15.018296 delay 1.014712, next query 5s reply from 133.243.238.243: offset 15.009712 delay 1.038980, next query 8s reply from 133.243.238.244: offset 15.018296 delay 1.014712, next query 5s reply from 133.243.238.243: offset 15.008712 delay 1.038980, next query 8s (略) peer 133.243.238.244 now valid peer 133.243.238.244 now valid (略) adjusting local clock by 14.498614s ←この行が出たらOK
ちなみにntpdを止め忘れていると、エラーになります。
pbx ~ # ntpd -d listening on 0.0.0.0 fatal: bind: Address already in use dispatch_imsg in main: pipe closed Terminating pbx ~ # ps ax
注意点
時間のずれが大きすぎると、ntpdは時計の修正を諦めてしまうので
BIOSの画面で時計を合わせておく必要があります。
なお、NTPサーバーとして動くようになるまで1時間近くかかる場合があります。
Cisco IP電話機を使う
AstLinuxにはあらかじめchan_sccpが入っているので、
SCCPドライバを用意する必要がありません。
pbx ~ # mount -o rw,remount / pbx ~ # vi /stat/etc/asterisk/sccp.conf
という具合に/stat/etc/asterisk/以下にsccp.confを新規作成します。
sccp.confを作成したら、Astlinuxまるごと再起動するか、
下記の手順でファイルを読みこむようにします。
pbx # cp /stat/etc/asterisk/sccp.conf /etc/asterisk/sccp.conf pbx # asterisk -vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvr pbx*CLI> unload chan_sccp.so pbx*CLI> load chan_sccp.so
SEP<MACアドレス>.cnf.xmlの編集も忘れないようにしましょう。
設定が正しければ、Cisco電話機が動くようになります。
Nortel IP電話機を使う
Nortel i2002を参照ください