「Asterisk」の版間の差分
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2007年5月4日 (金) 02:20時点における版
目次
Asterisk: An Open Source PBX
AsteriskはオープンソースのPBXでDigiumのMark Spencerによって始められました。(主に)Linuxプラットフォーム上で動作します。
現在のバージョンは1.2.x系と1.4.xです。主に使用されているのはAsterisk 1.2系です。新機能を取り入れた1.4はまだ不安定な部分があるようで様子見しているユーザが多いようです。
日本でAsteriskが広く知られるようになったのは2005年頃からです。OSSとしては比較的、若いソフトウェアですが様々な可能性を秘めた優れたソフトウェアのひとつです。
Asteriskって何ですか?
"An Open Source PBX"です。オープンソースのPBX、これが全てです。これまでPBXというと各メーカが製造・販売する独自仕様のもの(プロプライエタリ)しかありませんでしたが、Asteriskの登場によりPBXがApacheやMySQL、それどころかLinux同様にオープンなものとなりました。もちろんIP-PBXの機能も持っています。
Asteriskの派生ディストリビューション
Asteriskから派生したディストリビューションも各種存在します。
- Digium純正の派生ディストリビューション。Linuxを含みWebブラウザによる管理機能を搭載する。Asterisk 1.4ベースで現在はまだβリリース。
- コンパクトなディストリビューション、CFやUSBメモリからも起動できる。
- AsteriskとCentOSをセットにしたディストリビューション、以前は Asterisk@Home と呼ばれていました。
- KnoppixベースのLive CD
Asterisk FAQ
Asterisk FAQ 雑多な情報
Asteriskの入手とインストール
Asteriskは http://www.asterisk.org から入手することができます。ソースの配布はftp/httpダウンロードの他、Subversionでも行われています。Subversionでの入手方法はこちらのページを参照してください。
たかはしの最初の著書では以前の入手方法に則りCVSを使用していますが、現在はsvnに変更されていますので注意してください。
Asteriskのインストールにあたっては以下のパッケージのインストールも推奨されます。
- Zaptelを使用しないでもインストールは可能ですがMeetMeやIAXトランキングなど一部の機能が動作しません。
- libpri
- PRIを使用しなければ必要ありません。
- ADD-ONの機能(CDRをMySQLで管理するなど)を使用しない場合には必要ありません。
はじめてのインストール
- Asteriskのインストール
- OS/ディストリ依存情報
- よくわからない場合は謎の補助説明ページもどうぞ(このページを見ても疑問が氷解するとは限りませんが)
- Asterisk サンプル設定ファイルを使ってみてください。
- extension道場も参考になります。
1.2への移行
1.4への移行
Asteriskの動作する環境
IA系のマシンでLinuxをOSとして使用します。多くのLinuxディストリビューションで動作しています。ただしLinux 2.4カーネルを使用する場合には、ZatelがUSB-UHCIを必要とするため注意が必要です。Linux 2.6カーネル系では特に大きな問題はありません。
関連情報
Asterisk Timer
Zaptel udev
Asterisk MacOSXでの動作
Asterisk FreeBSDでの動作
特殊なプラットフォーム
- バイナリキット(1.2ベース)も配布しています。
- 小型のルータ用ワンボードPC。AstLinuxで動作します。
- OpenWRT
- ルータ用代替ファームウェア。Asteriskのインストールも可能。
Asteriskと回線や電話機の接続
AsteriskはSIPやH.323といったIPベースの接続の他、アナログやISDNなど様々な回線に対応します。
日本国内対応
Asteriskを日本国内に対応させる情報は下記を参照してください。
ラインキーっぽい使い方
ラインキー
ラインキー/1番に電話
GUI
Asterisk/GUI
ADM
書籍
日本語
- 1.0ベースのため1.2系は当Wikiでフォローしています。
- VoIPの基本からAsteriskのインストール/稼動までの入門向きです。
- Asterisk 1.2/1.4対応になっています。各種設定のリファレンスおよび設定事例など
- Asteriskに特化した内容となっています。
- オライリーの翻訳版。Asterisk 1.2対応も若干入っているようです。http://www.oreilly.co.jp/books/4873112893/
- 1.2ベースの本のようです。1.2のソースCD付。
洋書
- こちらも1.0ベースの本。
- Asterisk : The Future of Telephony (Asterisk Documentation Project)
- The Future of TelephonyはCreative Commons licenseの元、オンライン(PDF文書)で公開されています。
問い合わせ先など
- Asteriskコンサルタント
- セミナー/イベントなど
- 最近の出来事のページで告知しています。
外部リンク
Asteriskの日本国内情報は外部リンクページを参照してください。
- Digium http://www.digium.com
- Asterisk http://www.asterisk.org
- Asterisk Now! http://www.asterisknow.org