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2009年2月4日 (水) 17:13時点における版
AsteriskおよびZaptel,DAHDIのアンインストール方法など
目次
Asterisk
Asteriskはアプリケーション(デーモン)のひとつなので、起動さえしなければ何も悪さはしません。
自動起動の停止
以下の例はRedHat系(CentOSなど)の場合です。
Asteriskが起動中の場合には手動で停止してください。
# /etc/init.d/asterisk stop
自動起動をchkconfigで確認します。
# chkconfig --list asterisk asterisk 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
offで停止します
# chkconfig asterisk off # chkconfig --list asterisk asterisk 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
起動スクリプトを削除するにはchkconfigで削除します
# chkconfig --del asterisk
ファイルの削除
Asterisk関連のファイルは以下のディレクトリにインストールされています。
/usr/lib/asterisk /var/lib/asterisk /var/log/asterisk /var/spool/asterisk /etc/asterisk
Asteriskを削除するのであれば、これらのディレクトリ下のファイルは全て削除してかまいません。
もしも将来またAsteriskを使用する可能性があるのならば /etc/asterisk ディレクトリ下のファイルを全てバックアップしておきます。ここにはAsteriskの設定ファイルがありますので、将来Asteriskをインストールした際に元の環境に戻すことができます。
Asteriskの実行ファイル類は/usr/sbinにインストールされます。これらは個別に削除してください。
- 1.4系
asterisk astgenkey autosupport rasterisk safe_asterisk aelparse muted stereorize streamplayer
- 1.6系
asterisk astgenkey autosupport rasterisk safe_asterisk astcanary astman check_expr hashtest hashtest2 muted smsq stereorize streamplayer
safe_asteriskなどをインストールしてない場合には/usr/sbinの下にありません。
アップグレード時の注意
Asteriskをアップグレードする際にはモジュールのバージョンに注意してください。旧バージョンのモジュールが残っていると、そのモジュールまでAsteriskがロードしようとして落ちることがあります。
これを避けるにはモジュールディレクトリを別な名前にしておいてからmake installします。
- 例
- インストールを行う前に
- mv /usr/lib/asterisk/modules /usr/lib/asterisk/modules.bak
- make install を実行する
Zaptel
Zaptelはカーネルモジュールです。これもロードしなければ悪さはしませんので、もっとも簡単なのは起動を停止してしまうことです。
以下の例はRedHat系(CentOSなど)の場合です。
Zaptelを停止する前に、Asteriskが起動中の場合には手動で停止してください。
# /etc/init.d/asterisk stop
Zaptelを停止します
# /etc/init.d/zaptel stop
自動起動をchkconfigで確認します。
# chkconfig --list zaptel zaptel 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
offで停止します
# chkconfig zaptel off # chkconfig --list zaptel zaptel 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
起動スクリプトを削除するにはchkconfigで削除します
# chkconfig --del zaptel
ファイルの削除
Zaptelのファイルは以下の通りです
- 設定ファイル
/etc/sysconfig/zaptel
- /usr/sbin ディレクトリ
fxotune ztcfg ztmonitor ztspeed zttest ztscan zttool
- /usr/lib ディレクトリ(ライブラリ)
libtonezone.so libtonezone.so.1 libtonezone.a libtonezone.so.1.0
シンボリックリンクも含みます。
- /usr/include ディレクトリ(ヘッダ)
- zaptelというサブディレクトリがあります
- カーネルモジュール
/lib/modules/リリース名/misc の下。
- リリース名はuname -r コマンドで確認できます。
インストールされているモジュールはコンパイル時に何を指定したかによります。ztdummyしかコンパイルしていなければ以下のようなファイルがあります。
zaptel.ko ztdummy.ko ztdynamic.ko zttranscode.ko
ztやwcで始まるファイルは概ねZaptel関連のファイルです。
ライブラリ、モジュールを削除した後は以下のコマンドを実行しておきます。
depmod -a loconfig
アップグレード
ZaptelからDAHDIにアップグレードを行いたい場合にはzaptelを停止するだけでかまいません。/etc/init.d/zaptel stopでzaptelを停止した後、chkconfig zaptel off, chkconfig --del zaptelを行った後、DAHDIのインストールを行ってください。
ファイルが残っているのが気持ち悪いという場合には上の例を参考にファイル類を削除してください。
DAHDI
DAHDIもカーネルモジュールです。これもロードしなければ悪さはしませんので、もっとも簡単なのは起動を停止してしまうことです。
以下の例はRedHat系(CentOSなど)の場合です。DAHDI Tools関連のファイルも含みます。
DAHDIを停止する前に、Asteriskが起動中の場合には手動で停止してください。
# /etc/init.d/asterisk stop
DAHDIを停止します
# /etc/init.d/dahdi stop
自動起動をchkconfigで確認します。
# chkconfig --list dahdi dahdi 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
offで停止します
# chkconfig dahdi off # chkconfig --list dahdi dahdi 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
起動スクリプトを削除するにはchkconfigで削除します
# chkconfig --del dahdi
ファイルの削除
Zaptelのファイルは以下の通りです
- 設定ファイル
- /etc/dahdi ディレクトリ下
- /usr/sbin ディレクトリ
dahdi_cfg dahdi_genconf dahdi_hardware dahdi_monitor dahdi_registration dahdi_scan dahdi_speed dahdi_test dahdi_tool fxotune lsdahdi sethdlc xpp_blink xpp_sync
- /usr/lib ディレクトリ(ライブラリ)
libtonezone.so.2 libtonezone.so.2.0
シンボリックリンクも含みます。
- /usr/include ディレクトリ(ヘッダ)
- dahdiというサブディレクトリがあります
- カーネルモジュール
/lib/modules/リリース名/dahdi の下。
- リリース名はuname -r コマンドで確認できます。
インストールされているモジュールはコンパイル時に何を指定したかによりますが、DAHDI関連のドライバはこのディレクト下にありますので、全て削除してかまいません。。
ライブラリ、モジュールを削除した後は以下のコマンドを実行しておきます。
depmod -a loconfig