「FreePBX」の版間の差分

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[[カテゴリ:FreePBX]]
  
 
FreePBXはもともとAsterisk管理用のインタフェースとしてコミュニティベースで開発されてきたものですが、現在はDistroとしてOS、Asteriskを含む必要なコンポーネント全てを含むパッケージが配布されています。このためDistroのCDやUSBメモリなどから起動して簡単にインストールして使用を始められるため、急速に伸びているプロジェクトのひとつです。<br>
 
FreePBXはもともとAsterisk管理用のインタフェースとしてコミュニティベースで開発されてきたものですが、現在はDistroとしてOS、Asteriskを含む必要なコンポーネント全てを含むパッケージが配布されています。このためDistroのCDやUSBメモリなどから起動して簡単にインストールして使用を始められるため、急速に伸びているプロジェクトのひとつです。<br>
 
現在はSchmooze COM Inc( http://www.schmoozecom.com/ )によってスポンサードされています。
 
現在はSchmooze COM Inc( http://www.schmoozecom.com/ )によってスポンサードされています。
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==お知らせ==
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FreePBXユーザ間の情報交換の場として日本FreePBXユーザ会としてメーリングリスト(Google Groups)を開始しました。<br>
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なお日本FreePBXユーザ会には従来スタイルの掲示板は設けませんので、掲示板的に使いたい場合にはフォーラムのWebをお使いください。<br>
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登録方法は
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:https://groups.google.com/group/jp-freepbx-ug
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から登録を行っていただくか
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:jp-freepbx-ug+subscribe@googlegroups.com
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に空メールを投げて登録を行ってください。
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==バージョン名についての注意==
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単に"FreePBX"と呼ぶ場合にはFreePBX単体のことを指すため、現在のバージョンとしては2.11または12です。Asteriskにあわせてこのバージョンの呼び方も2.xx系より後は12,13のように命名されます。<br>
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OS,Asterisk,FreePBXを全て含みブータブルメディアからインストールできるものは'''FreePBX Distro'''です。こちらは5,6というバージョン名を持ちます。例えば現在のDistroでは以下のようになっています。
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*FreePBX Distro 5 = FreePBX 2.11 + Linux 6.5 + Asterisk 1.8/11
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*FreePBX Distro 6 = FreePBX 12 + Linux 6.5 + Asterisk 11/13
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FreePBX Distroでは使用するAsteriskのバージョンが選択できるようになっています。
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=='''注意喚起'''==
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bashの脆弱性によりFreePBXでも同様の脆弱性が発生します。下記ページを参考に対策を行ってください。
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:[[FreePBX脆弱性対策]]
  
 
==FreePBXの入手==
 
==FreePBXの入手==
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Distroを使ってOSごとインストールしてしまうのが簡単です
 
Distroを使ってOSごとインストールしてしまうのが簡単です
 
:http://schmoozecom.com/distro-download.php
 
:http://schmoozecom.com/distro-download.php
なおダウンロードの際には "To download from our Asia Based Server click here." のところからClick hereをクリックしてAsiaサーバ(QLOOG)からダウンロードすると高速です。
 
 
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使用するサーバに応じて32または64bit版を選択してください。通常は'''Stable'''を利用します。新しい機能を試すには'''BETA'''版を使ってみてください。なお5.x系と6.x系では管理画面などが、がらっと変わっていますので注意してください。<br>
 
使用するサーバに応じて32または64bit版を選択してください。通常は'''Stable'''を利用します。新しい機能を試すには'''BETA'''版を使ってみてください。なお5.x系と6.x系では管理画面などが、がらっと変わっていますので注意してください。<br>
 
*注意
 
*注意
 
:2014/07/29現在、SchmoozeのダウンロードページからUSBイメージへのリンクが間違っているようです。USBイメージをダウンロードしたい場合にはAsiaサーバ( http://downloads10.freepbxdistro.org/ISO/ )から .img ファイルをダウンロードしてください。
 
:2014/07/29現在、SchmoozeのダウンロードページからUSBイメージへのリンクが間違っているようです。USBイメージをダウンロードしたい場合にはAsiaサーバ( http://downloads10.freepbxdistro.org/ISO/ )から .img ファイルをダウンロードしてください。
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==インストール要件(Distro)==
 
==インストール要件(Distro)==
 
プロセッサ:x86系(32/64bit)<br>
 
プロセッサ:x86系(32/64bit)<br>
 
メモリ:1~2GBもあれば十分動作しますが使用するチャネル数や全体の規模に依存しますので注意してください<br>
 
メモリ:1~2GBもあれば十分動作しますが使用するチャネル数や全体の規模に依存しますので注意してください<br>
HDD: 単に動かすだけなら8GBも要りませんがボイスメールを使用したり通話録音などを行うと当然ディスク容量は要ります。HA構成を組む場合には250GB以上を必要とします。
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HDD: 単に動かすだけなら8GBも要りませんがボイスメールを使用したり通話録音などを行うと当然ディスク容量は要ります。HA構成を組む場合には250GB以上を必要とします。<br>
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注意:モジュールのダウンロードやアップデートのためにインターネット接続を必要とします。このためPBXをグローバルに出さない場合でも(NAT背後でもかまわない)インターネット接続が利用できる環境で使ってください。<br>
  
 
==インストール媒体の作製==
 
==インストール媒体の作製==
 
ISOイメージの場合にはDVDに書き込み、DVDからブートしてインストールします(Distroサイズが大きいのでCD-ROMでは不足です)。<br>
 
ISOイメージの場合にはDVDに書き込み、DVDからブートしてインストールします(Distroサイズが大きいのでCD-ROMでは不足です)。<br>
 
USBメモリイメージの場合にはWin32 Disk Manager ( http://sourceforge.net/projects/win32diskimager/ )などを使ってUSBメモリにイメージを書き込みUSBメモリからブートしてインストールします。コンパクトサーバなど光学ドライブを持たないマシンの場合にはこちらの方法が便利です。<br>
 
USBメモリイメージの場合にはWin32 Disk Manager ( http://sourceforge.net/projects/win32diskimager/ )などを使ってUSBメモリにイメージを書き込みUSBメモリからブートしてインストールします。コンパクトサーバなど光学ドライブを持たないマシンの場合にはこちらの方法が便利です。<br>
==インストール手順(Distro)==
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==インストールと初期セットアップ方法==
インストール媒体から起動します。<br>
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* FreePBX Distro 5 - [[FreePBX:5:Install]]
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* FreePBX DIstro 5 から 6へのアップグレード -- [[FreePBX:アップグレード:5to6]]
[[ファイル:Fpx001.jpg|320px]]<br>
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* FreePBX DIstro 6 - [[FreePBX:6:Install]]
起動すると上の画面のようになります。起動時の選択肢は単に"Full Install"ですが、これはソフトウェアRAIDを使用するインストールになります。RAIDを使用しない場合には"No RAID"を選びます。<br>
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使用するAsteriskは1.8か11かを選択できますが、ここではAsterisk 11を選択することにします。<br>
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==次のステップ==
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*FreePBX 5系
[[ファイル:Fpx002.jpg|320px]]<br>
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:[[FreePBX:5:内線設定]]<br>
Asterisk 11でRAIDなしをインストールする場合には上の画面のようにFull Install - No RAIDを選びます。<br>
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:[[FreePBX:5:トランク:ひかり電話(ホーム)]]<br>
なおハードウェアRAIDの場合にはOS(Linux)上からは単一のディスクにみえますから、インストール時にはRAIDを選択せずコントローラに任せます。<br>
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:[[FreePBX:5:日本語化:音声]]<br>
(ここの例ではストレージサーバを使用しているのでRAIDは使いません)<br>
 
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[[ファイル:Fpx003.jpg|320px]]<br>
 
起動しはじめるとLinuxのお馴染みのブートメッセージ類が表示されます。<br>
 
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[[ファイル:Fpx004.jpg|320px]]<br>
 
他のLinuxディストリビューション同様にまずはIPアドレス類を設定します。PBXサーバになりますからIPアドレスは固定した方が良いでしょう。(DHCPで起動しておいて後で変更することもできます)<br>
 
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タイムゾーンを設定します。あたりまえのことですが日本(GMT+9)なのでAsia/Tokyoを選択します。<br>
 
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rootパスワードを設定します。このパスワードはFreePBXサーバにコンソールやsshなどでログインするためのパスワードです。管理画面(Web UI)にアクセスするパスワードは後で別に設定します。<br>
 
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あとは自動的にインストールが行われますので完了するのを待ちます。<br>
 

2018年6月18日 (月) 03:19時点における最新版

FreePBXはもともとAsterisk管理用のインタフェースとしてコミュニティベースで開発されてきたものですが、現在はDistroとしてOS、Asteriskを含む必要なコンポーネント全てを含むパッケージが配布されています。このためDistroのCDやUSBメモリなどから起動して簡単にインストールして使用を始められるため、急速に伸びているプロジェクトのひとつです。
現在はSchmooze COM Inc( http://www.schmoozecom.com/ )によってスポンサードされています。

お知らせ

FreePBXユーザ間の情報交換の場として日本FreePBXユーザ会としてメーリングリスト(Google Groups)を開始しました。
なお日本FreePBXユーザ会には従来スタイルの掲示板は設けませんので、掲示板的に使いたい場合にはフォーラムのWebをお使いください。
登録方法は

https://groups.google.com/group/jp-freepbx-ug

から登録を行っていただくか

jp-freepbx-ug+subscribe@googlegroups.com

に空メールを投げて登録を行ってください。

バージョン名についての注意

単に"FreePBX"と呼ぶ場合にはFreePBX単体のことを指すため、現在のバージョンとしては2.11または12です。Asteriskにあわせてこのバージョンの呼び方も2.xx系より後は12,13のように命名されます。
OS,Asterisk,FreePBXを全て含みブータブルメディアからインストールできるものはFreePBX Distroです。こちらは5,6というバージョン名を持ちます。例えば現在のDistroでは以下のようになっています。

  • FreePBX Distro 5 = FreePBX 2.11 + Linux 6.5 + Asterisk 1.8/11
  • FreePBX Distro 6 = FreePBX 12 + Linux 6.5 + Asterisk 11/13

FreePBX Distroでは使用するAsteriskのバージョンが選択できるようになっています。

注意喚起

bashの脆弱性によりFreePBXでも同様の脆弱性が発生します。下記ページを参考に対策を行ってください。

FreePBX脆弱性対策

FreePBXの入手

FreePBXは公式サイトから入手できます

http://www.freepbx.org

Distroを使ってOSごとインストールしてしまうのが簡単です

http://schmoozecom.com/distro-download.php


使用するサーバに応じて32または64bit版を選択してください。通常はStableを利用します。新しい機能を試すにはBETA版を使ってみてください。なお5.x系と6.x系では管理画面などが、がらっと変わっていますので注意してください。

  • 注意
2014/07/29現在、SchmoozeのダウンロードページからUSBイメージへのリンクが間違っているようです。USBイメージをダウンロードしたい場合にはAsiaサーバ( http://downloads10.freepbxdistro.org/ISO/ )から .img ファイルをダウンロードしてください。

インストール要件(Distro)

プロセッサ:x86系(32/64bit)
メモリ:1~2GBもあれば十分動作しますが使用するチャネル数や全体の規模に依存しますので注意してください
HDD: 単に動かすだけなら8GBも要りませんがボイスメールを使用したり通話録音などを行うと当然ディスク容量は要ります。HA構成を組む場合には250GB以上を必要とします。

注意:モジュールのダウンロードやアップデートのためにインターネット接続を必要とします。このためPBXをグローバルに出さない場合でも(NAT背後でもかまわない)インターネット接続が利用できる環境で使ってください。

インストール媒体の作製

ISOイメージの場合にはDVDに書き込み、DVDからブートしてインストールします(Distroサイズが大きいのでCD-ROMでは不足です)。
USBメモリイメージの場合にはWin32 Disk Manager ( http://sourceforge.net/projects/win32diskimager/ )などを使ってUSBメモリにイメージを書き込みUSBメモリからブートしてインストールします。コンパクトサーバなど光学ドライブを持たないマシンの場合にはこちらの方法が便利です。

インストールと初期セットアップ方法

次のステップ

  • FreePBX 5系
FreePBX:5:内線設定
FreePBX:5:トランク:ひかり電話(ホーム)
FreePBX:5:日本語化:音声