「VG820a」の版間の差分
提供: VoIP-Info.jp
(パッチファイルへのリンク作成) |
|||
(2人の利用者による、間の7版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | ひかり電話 | + | [[Category:ひかり電話]] |
+ | [[Category:VoIPアダプタ]] | ||
+ | →[[:Category:ひかり電話]] | ||
+ | |||
+ | ひかり電話オフィスタイプで使われるゲートウェイ装置。 | ||
アナログ8チャネル (VG420aは4チャネル)。 | アナログ8チャネル (VG420aは4チャネル)。 | ||
田村(SAXA)製。 | 田村(SAXA)製。 | ||
22行目: | 26行目: | ||
|} | |} | ||
− | + | アナログ側は専用の小さめのコネクタになっています。(2芯クイックコネクタ) | |
*全体に設定する内容 | *全体に設定する内容 | ||
**順次サーチかラウンドロビンか | **順次サーチかラウンドロビンか | ||
*:(RT-200KIのような同時鳴動設定はありません。) | *:(RT-200KIのような同時鳴動設定はありません。) | ||
− | ** | + | **PBダイヤルインかモデムダイヤルインか |
**プッシュかパルスか | **プッシュかパルスか | ||
*ポート別に設定する内容 | *ポート別に設定する内容 | ||
**着信電話番号(複数可) | **着信電話番号(複数可) | ||
**発信通知番号(着信番号の中から選ぶ) | **発信通知番号(着信番号の中から選ぶ) | ||
− | ** | + | **ダイヤルイン信号の有無 |
**ナンバーディスプレイ信号の有無 | **ナンバーディスプレイ信号の有無 | ||
SIP設定情報はadd-con.mcasへVG820aのWAN側Macアドレスを投げることにより得ています。 | SIP設定情報はadd-con.mcasへVG820aのWAN側Macアドレスを投げることにより得ています。 | ||
− | /admin/ | + | /admin/にユーザ名は空欄、パスワードはakiskyでログインするとSIPサーバアドレス等確認できます。 |
VG820a自体にはSIP PBXの機能はありません。 | VG820a自体にはSIP PBXの機能はありません。 | ||
− | + | ナンバーディスプレイ・モデムダイヤルイン信号はプレアンブルに55 55 … を送ってくるので、TDM400Pをつなぐ場合[[小西]]さんのパッチに微修正が必要となります。 | |
− | + | さらにダイヤルイン番号を${DINUMBER}で参照できるようにした変更点は | |
− | [ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/local/1.2/1.2.10_vg820a. | + | [ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/local/1.2/1.2.10_vg820a.060926-01.patch vg820a.patch] |
((非通知時のバグを取りました。06/9/26)) | ((非通知時のバグを取りました。06/9/26)) | ||
です。 | です。 | ||
56行目: | 60行目: | ||
exten => s,3,… | exten => s,3,… | ||
着信は上記のように振り分けられます。 | 着信は上記のように振り分けられます。 | ||
− | + | ダイヤルインを使用していない場合はextensions.confの変更は必要なく、そのままs,に着信します。 | |
発信はポート毎に通知番号が決まっているのでAsteriskから指示して変更することはできません。 | 発信はポート毎に通知番号が決まっているのでAsteriskから指示して変更することはできません。 | ||
番号の後ろに#をつけるとすぐ発信されます。 | 番号の後ろに#をつけるとすぐ発信されます。 | ||
zapata.confのrxgainは12程度がいいようです。 | zapata.confのrxgainは12程度がいいようです。 | ||
− | |||
− |
2012年6月5日 (火) 11:57時点における最新版
ひかり電話オフィスタイプで使われるゲートウェイ装置。 アナログ8チャネル (VG420aは4チャネル)。 田村(SAXA)製。
CPU | FreeScale MPC8247VRPIEA | 300MHz |
FLASH | Spancion S29JL064H90 | 8Mbyte |
DRAM | 2x ICSI IC42S32400 | 計32Mbyte |
Ether | 2x RTL8201CP | |
周辺 | Lattice LC4128V | |
エコーキャンセラ | 2x Zarlink ZL50233QC | |
SLIC | 4x Infineon PEB3265F | |
ライン電源 | 8x Infineon PEF4268T |
アナログ側は専用の小さめのコネクタになっています。(2芯クイックコネクタ)
- 全体に設定する内容
- 順次サーチかラウンドロビンか
- (RT-200KIのような同時鳴動設定はありません。)
- PBダイヤルインかモデムダイヤルインか
- プッシュかパルスか
- ポート別に設定する内容
- 着信電話番号(複数可)
- 発信通知番号(着信番号の中から選ぶ)
- ダイヤルイン信号の有無
- ナンバーディスプレイ信号の有無
SIP設定情報はadd-con.mcasへVG820aのWAN側Macアドレスを投げることにより得ています。 /admin/にユーザ名は空欄、パスワードはakiskyでログインするとSIPサーバアドレス等確認できます。 VG820a自体にはSIP PBXの機能はありません。
ナンバーディスプレイ・モデムダイヤルイン信号はプレアンブルに55 55 … を送ってくるので、TDM400Pをつなぐ場合小西さんのパッチに微修正が必要となります。 さらにダイヤルイン番号を${DINUMBER}で参照できるようにした変更点は vg820a.patch ((非通知時のバグを取りました。06/9/26)) です。
[incoming] exten => s,1,NoOp(CallerID ${CALLERID} CalledID ${DINUMBER}) exten => s,2,GotoIf($[ ${DINUMBER} = 0399999991 ]?first,s,1) exten => s,3,GotoIf($[ ${DINUMBER} = 0399999992 ]?second,s,1) exten => s,4,Hangup() [first] exten => s,1,Dial(SIP/201&SIP/202,…) [second] exten => s,1,Wait(1) ;自動応答は間をあける exten => s,2,Answer() exten => s,3,…
着信は上記のように振り分けられます。 ダイヤルインを使用していない場合はextensions.confの変更は必要なく、そのままs,に着信します。 発信はポート毎に通知番号が決まっているのでAsteriskから指示して変更することはできません。 番号の後ろに#をつけるとすぐ発信されます。 zapata.confのrxgainは12程度がいいようです。