「ALIX」の版間の差分
提供: VoIP-Info.jp
(→メインボード型番一覧) |
|||
(同じ利用者による、間の11版が非表示) | |||
5行目: | 5行目: | ||
ALIX .2C : Geode LX(433/500MHz) 152.4×152.4mm(6"×6")サイズ<br> | ALIX .2C : Geode LX(433/500MHz) 152.4×152.4mm(6"×6")サイズ<br> | ||
ALIX .3C : Geode LX(433/500MHz) 100×160mmサイズ<br> | ALIX .3C : Geode LX(433/500MHz) 100×160mmサイズ<br> | ||
− | == | + | ==各モデル== |
+ | ===メインボード型番一覧=== | ||
+ | .xCx系は終息のようです。今後は.xDx系に代わる模様です。<br> | ||
{| border=1 style="border-collapse: collapse; background: #f9f9f9;" | {| border=1 style="border-collapse: collapse; background: #f9f9f9;" | ||
|- | |- | ||
25行目: | 27行目: | ||
|- | |- | ||
| alix .3c3 || LX800(500) || 256MB || 2|| 1||1||1||○||○||[http://www.ytw.co.jp/catalog/product_info.php?cPath=38&products_id=79 カタログ]|| | | alix .3c3 || LX800(500) || 256MB || 2|| 1||1||1||○||○||[http://www.ytw.co.jp/catalog/product_info.php?cPath=38&products_id=79 カタログ]|| | ||
+ | |} | ||
+ | <br> | ||
+ | {| border=1 style="border-collapse: collapse; background: #f9f9f9;" | ||
+ | |- | ||
+ | |製品名||CPU||メモリ||mini-PCI||LAN||USB||Serial||SOUND||VGA|||| | ||
+ | |- | ||
+ | | alix .2d2 || LX800(500) || 256MB || 2|| 2||1||1||-||-||[http://www.ytw.co.jp/catalog/product_info.php?cPath=38&products_id=99 カタログ]|| | ||
+ | |- | ||
+ | | alix .2d3 || LX800(500) || 256MB || 1|| 3||1||1||-||-||[http://www.ytw.co.jp/catalog/product_info.php?cPath=38&products_id=101 カタログ]|| | ||
+ | |- | ||
+ | | alix .3d2 || LX800(500) || 256MB || 2|| 1|| 1||1||-||-||[http://www.ytw.co.jp/catalog/product_info.php?cPath=38&products_id=102 カタログ]|| | ||
+ | |- | ||
+ | | alix .3d3 || LX800(500) || 256MB || 2|| 1||1||1||○||○||[http://www.ytw.co.jp/catalog/product_info.php?cPath=38&products_id=79 カタログ]|| | ||
|} | |} | ||
− | + | 注1:USBはコネクタ数を記載しています。USB×1とあるものは1コネクタ、2ポートの意味です。<br> | |
+ | 注2:RTCバッテリーを搭載しているのは.1cと.3c3,3d3です。<br> | ||
===エンクロージャ=== | ===エンクロージャ=== | ||
*.1CはMini-ITXなので[http://www.ytw.co.jp/catalog/product_info.php?cPath=38&products_id=94 専用のもの]を使用するか、Mini-ITXのケースに収容可能(なはず)です。 | *.1CはMini-ITXなので[http://www.ytw.co.jp/catalog/product_info.php?cPath=38&products_id=94 専用のもの]を使用するか、Mini-ITXのケースに収容可能(なはず)です。 | ||
− | *.2C/. | + | *.2C/.3C/.2D/.3D系は搭載するポート数によってケースが異なるため注意してください。<br> |
:http://www.ytw.co.jp/catalog/default.php?cPath=38<br> | :http://www.ytw.co.jp/catalog/default.php?cPath=38<br> | ||
+ | |||
+ | ===電源=== | ||
+ | 基本的にDC 12VのACアダプタでプラグの外径5.5mm、内径2.1mmでセンタープラスのものを使用します。容量(A数)はmini-PCIに搭載するカードの種類と数に依存しますが、何も搭載しない場合には10Wタイプでも使えます。<br> | ||
+ | DC 12VのACアダプタは[http://www.akizukidenshi.com/catalog/items2.php?c=12v 秋月電子]で売ってます。<br> | ||
+ | :[http://www.akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22M-00812%22&s=popularity&p=1&r=1&page= 小型10W]<br> | ||
+ | :[http://www.akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22M-01804%22&s=popularity&p=1&r=1&page= 小型10Wユニバーサル(~240V)] | ||
+ | :[http://www.akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22M-00702%22&s=popularity&p=1&r=1&page= 15W] | ||
+ | |||
===BIOS=== | ===BIOS=== | ||
− | VGAを搭載するもの(.1c,.3c3)は'''普通の'''BIOSです。PCと同じようにAward BIOSが標準で搭載されます。それ以外のVGAを搭載しないものは'''tiny BIOS'''で、シリアルポートから設定するBIOSです。BIOS更新時には間違ったイメージを書き込まないように注意してください。<br> | + | VGAを搭載するもの(.1c,.3c3,.3d3)は'''普通の'''BIOSです。PCと同じようにAward BIOSが標準で搭載されます。それ以外のVGAを搭載しないものは'''tiny BIOS'''で、シリアルポートから設定するBIOSです。BIOS更新時には間違ったイメージを書き込まないように注意してください。<br> |
==入手先== | ==入手先== | ||
日本国内では[http://voip-info.jp/wiki2/index.php/%E8%B3%BC%E5%85%A5%E6%83%85%E5%A0%B1#.E3.83.A4.E3.83.9E.E3.83.A2.E3.83.88.E3.83.84.E3.83.BC.E3.83.AB.E3.83.AF.E3.83.BC.E3.82.AF.E3.82.B9 ヤマモトツールワークス]から購入可能。 | 日本国内では[http://voip-info.jp/wiki2/index.php/%E8%B3%BC%E5%85%A5%E6%83%85%E5%A0%B1#.E3.83.A4.E3.83.9E.E3.83.A2.E3.83.88.E3.83.84.E3.83.BC.E3.83.AB.E3.83.AF.E3.83.BC.E3.82.AF.E3.82.B9 ヤマモトツールワークス]から購入可能。 | ||
+ | ==Tips== | ||
+ | *.3c3に普通のLinuxをセルフで入れようとするとUSBブートがうまく動作しない気がする。 | ||
+ | :そんな場合にはネットワークインストール用のFDイメージ(例えば[http://ftp.riken.go.jp/Linux/fedora/releases/8/Fedora/i386/os/images/diskboot.img diskboot.img])を入手し、別のPCでddでCFに書いてしまう。このとき/dev/hdeのようにRAWデバイスを指定すること。 | ||
+ | :このCFから起動するとネットワークインストールが行えるので、後は普通に。 | ||
+ | :問題は最新のOSではこのFDイメージが用意されてないものが多いこと。 | ||
+ | *普通のLinuxを入れる場合にはCFの寿命に注意!! | ||
+ | :マウントオプションにnoatimeを付けること。さもないとファイルを参照しただけで書き込みが発生するのでパフォーマンス低下&CF寿命の低下をまねく。 | ||
+ | :普通のLinuxを使った場合、いずれ寿命が来るはずなのでイメージをバックアップするなどしておくこと。 | ||
+ | :寿命にさえ注意すればFedoraなど汎用ディストリが使えるので面白い。 | ||
+ | *LX800の場合、mpg123の再生でCPU負荷が5%以下 |
2009年2月4日 (水) 02:16時点における最新版
PC Engines ALIX
WRAPの後継ボード
http://www.pcengines.ch/alix.htm
ALIX .1C : Geode LX(433/500MHz) Mini-ITX
ALIX .2C : Geode LX(433/500MHz) 152.4×152.4mm(6"×6")サイズ
ALIX .3C : Geode LX(433/500MHz) 100×160mmサイズ
各モデル
メインボード型番一覧
.xCx系は終息のようです。今後は.xDx系に代わる模様です。
製品名 | CPU | メモリ | mini-PCI | LAN | USB | Serial | SOUND | VGA | ||
alix .1c | LX800(500) | 256MB | 1,PCI×1 | 1 | 2 | 2 | ○ | ○ | カタログ | |
alix .2c0 | LX700(433) | 128MB | 2 | 2 | - | 1 | - | - | カタログ | |
alix .2c1 | LX700(433) | 128MB | 1 | 3 | - | 1 | - | - | カタログ | |
alix .2c2 | LX800(500) | 256MB | 2 | 2 | 1 | 1 | - | - | カタログ | |
alix .2c3 | LX800(500) | 256MB | 1 | 3 | 1 | 1 | - | - | カタログ | |
alix .3c1 | LX700(433) | 128MB | 2 | 1 | - | 1 | - | - | カタログ | |
alix .3c2 | LX800(500) | 256MB | 2 | 1 | 1 | 1 | - | - | カタログ | |
alix .3c3 | LX800(500) | 256MB | 2 | 1 | 1 | 1 | ○ | ○ | カタログ |
製品名 | CPU | メモリ | mini-PCI | LAN | USB | Serial | SOUND | VGA | ||
alix .2d2 | LX800(500) | 256MB | 2 | 2 | 1 | 1 | - | - | カタログ | |
alix .2d3 | LX800(500) | 256MB | 1 | 3 | 1 | 1 | - | - | カタログ | |
alix .3d2 | LX800(500) | 256MB | 2 | 1 | 1 | 1 | - | - | カタログ | |
alix .3d3 | LX800(500) | 256MB | 2 | 1 | 1 | 1 | ○ | ○ | カタログ |
注1:USBはコネクタ数を記載しています。USB×1とあるものは1コネクタ、2ポートの意味です。
注2:RTCバッテリーを搭載しているのは.1cと.3c3,3d3です。
エンクロージャ
- .1CはMini-ITXなので専用のものを使用するか、Mini-ITXのケースに収容可能(なはず)です。
- .2C/.3C/.2D/.3D系は搭載するポート数によってケースが異なるため注意してください。
電源
基本的にDC 12VのACアダプタでプラグの外径5.5mm、内径2.1mmでセンタープラスのものを使用します。容量(A数)はmini-PCIに搭載するカードの種類と数に依存しますが、何も搭載しない場合には10Wタイプでも使えます。
DC 12VのACアダプタは秋月電子で売ってます。
BIOS
VGAを搭載するもの(.1c,.3c3,.3d3)は普通のBIOSです。PCと同じようにAward BIOSが標準で搭載されます。それ以外のVGAを搭載しないものはtiny BIOSで、シリアルポートから設定するBIOSです。BIOS更新時には間違ったイメージを書き込まないように注意してください。
入手先
日本国内ではヤマモトツールワークスから購入可能。
Tips
- .3c3に普通のLinuxをセルフで入れようとするとUSBブートがうまく動作しない気がする。
- そんな場合にはネットワークインストール用のFDイメージ(例えばdiskboot.img)を入手し、別のPCでddでCFに書いてしまう。このとき/dev/hdeのようにRAWデバイスを指定すること。
- このCFから起動するとネットワークインストールが行えるので、後は普通に。
- 問題は最新のOSではこのFDイメージが用意されてないものが多いこと。
- 普通のLinuxを入れる場合にはCFの寿命に注意!!
- マウントオプションにnoatimeを付けること。さもないとファイルを参照しただけで書き込みが発生するのでパフォーマンス低下&CF寿命の低下をまねく。
- 普通のLinuxを使った場合、いずれ寿命が来るはずなのでイメージをバックアップするなどしておくこと。
- 寿命にさえ注意すればFedoraなど汎用ディストリが使えるので面白い。
- LX800の場合、mpg123の再生でCPU負荷が5%以下