「BeagleBone Black Asterisk」の版間の差分
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+ | ===ブートローダ=== | ||
+ | まずブートローダを入手、展開します。 | ||
+ | wget http://archlinuxarm.org/os/omap/BeagleBone-bootloader.tar.gz | ||
+ | mkdir boot | ||
+ | mount /dev/sdb1 boot | ||
+ | tar zxvf BeagleBone-bootloader.tar.gz -C boot | ||
+ | umount boot | ||
+ | エラー/ワーニングは気にしなくて大丈夫です。FAT上でUIDが設定できないためです。 | ||
+ | ===Arch Linux本体=== | ||
+ | wget http://archlinuxarm.org/os/ArchLinuxARM-am33x-latest.tar.gz | ||
+ | mkdir root | ||
+ | mount /dev/sdb2 root | ||
+ | tar zxvf ArchLinuxARM-am33x-latest.tar.gz -C root | ||
+ | umount root | ||
+ | 以上でマイクロSDカードの準備は完了です。念のためsyncしてからカードを抜いてください。 |
2013年7月9日 (火) 16:42時点における版
目次
BeagleBone Black
http://beagleboard.org/Products/BeagleBone%20Black
注意:BeagleBone Blackを買いましょう。BeagleBone(白いやつ)は買ってはいけません。高いだけです!
Raspberry Piよりも、ちょっとだけ高性能。形状的にも収まりが良いので、Asteriskアプライアンスに良いかも。
Cortex-A8 1GHzでRAM 512MB、オンボードのフラッシュ(MMC) 2GBと割と豪華。
(Beagleboard,BeagleBoneはイマイチぱっとしなかったんだけどBlackはいい感じです)
Arch Linux
デフォルトでインストールされているÅngströmは何かちょっとモサっとするので使わず、Arch Linuxを使うことにします。
http://archlinuxarm.org/platforms/armv7/ti/beaglebone-black
ここを参考に。繰り返しますけどBeagleBone Blackですよ。BeagleBoneじゃないです。
なお、マイクロSDカードの準備とArch Linuxの基本部分のインストール(マイクロSDへの展開)は別なLinuxマシン上で行います。
マイクロSDカードを準備する
ターゲット、つまりBeagleBone Black上でAsteriskをコンパイルしてしまおうと思うので、そこそこ容量のあるマイクロSDカードが使いたいです。16GBもあれば十分すぎますけども。
パーティション作成
適当なLinuxマシン上でマイクロSDのパーティションを切ります。ポイントとしては先頭(パーティション1)はFAT32で64MBを用意し、残りはext4で残り全部を割当ます。
こんな感じです。
Command (m for help): p Disk /dev/mmcblk0: 15.9 GB, 15931539456 bytes, 31116288 sectors Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes Disk label type: dos Disk identifier: 0xd00da379 Device Boot Start End Blocks Id System /dev/mmcblk0p1 * 32 133119 66544 e W95 FAT16 (LBA) /dev/mmcblk0p2 133120 29018111 14442496 83 Linux /dev/mmcblk0p3 29018112 31115263 1048576 82 Linux swap / Solaris
swapはお好みでという感じです。Asteriskをswapアリでコンパイルしてみてもswapは使わなかったので、たぶん要りません。
上のリンクにも書いてありますが、まず自分のマイクロSDカードのデバイス名を見つけてください。ここでは/dev/sdbとします。間違えて他のデバイスを書き換えないように。
fdisk /dev/sdb
を実行し、もしすでに何らかのパーティションがある(普通ある)場合にはoコマンドで全部消します。
pコマンドでパーティションが無くなっていることを確認します。
nコマンドで新しいパーティションを作成し、pでプライマリ、1でパーティション番号1にします。
この時サイズ指定に+64Mと指定し、64MBのパーティションを作成します。
次にtコマンドでパーティションのIDを書き換えます。eを指定してWIN95 FAT16に指定します。
aコマンドで1番目のパーティション(今作ったやつ)をブート可能に設定します。
次にまたnコマンドで残りの容量をパーティション2として割当てます。このパーティションもプライマリに指定します。もし、swapを作りたい場合にはswapに割り当てる容量を差し引いた容量で作成しますが、swapが必要なければマイクロSDの残り全部を割当ます。
ファイルシステムを作成する
DOSパーティション(1)は
mkfs.vfat -F 16 /dev/sdb1
Linuxパーティション(2)は
mkfs.ext4 /dev/sdb2
のように指定して行います。これでマイクロSDの準備は完了。
Arch Linuxを入手・展開する
これも別なLinuxマシン上で実行します。基本的にアーカイブを入手してマイクロSDカード上に展開するだけです。ここでもマイクロSDカードは/dev/sdbとします。自分の環境にあわせて読み換えてください。
ブートローダ
まずブートローダを入手、展開します。
wget http://archlinuxarm.org/os/omap/BeagleBone-bootloader.tar.gz mkdir boot mount /dev/sdb1 boot tar zxvf BeagleBone-bootloader.tar.gz -C boot umount boot
エラー/ワーニングは気にしなくて大丈夫です。FAT上でUIDが設定できないためです。
Arch Linux本体
wget http://archlinuxarm.org/os/ArchLinuxARM-am33x-latest.tar.gz mkdir root mount /dev/sdb2 root tar zxvf ArchLinuxARM-am33x-latest.tar.gz -C root umount root
以上でマイクロSDカードの準備は完了です。念のためsyncしてからカードを抜いてください。