「ICOM VE-IG1」の版間の差分
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2010年2月2日 (火) 13:47時点における版
アイコムのISDNゲートウェイ
価格:オープンプライス、愛三電機で29,400円
- BRIシングルポート
- 小さい!
- DSU内蔵(U点あり)
- U点の極性切り替え可能
- DSU切り離し可能
- S/T点もついている
- 終端抵抗のON/OFFも可能
- もちろんJATE認定品
例によってアイコムはAsterisk対応については関与していませんので、メーカへの問い合わせはご遠慮ください。あくまでも当Wikiで実験した結果です。 アイコム製品としての位置付けは、アイコムのVoIP機器の拡張用です。
接続部分および裏側
設定方法
注意:この設定方法についてメーカに問い合わせないでください!
まず最初の注意はデフォルトのIPアドレスが 192.168.0.1 固定の点です(DHCPクライアント機能はありません)。このため既存のネットワークが192.168.0.0/24の場合にはLANに繋ぎ込まないように注意してください。パソコンを直接接続するなどして、IPアドレスを変更してからLANに接続するのが良いでしょう。
IPアドレスがわからなくなった場合にはMODEスイッチを押しながら電源を投入するとPOWERランプが点滅して起動します。この状態ではIPアドレスは192.168.0.1に戻っています。
設定は他のアイコム製品同様にWebブラウザで行います。
VE-IG1側の設定
ISDN回線発信番号には4桁までの番号を設定します。ここで設定した番号+電話番号が指定されるとISDN回線に対して発呼されます。上の例で03-1234-5678にダイアルしたい場合には、90312345678をVE-IG1に投げるとダイアルされます。
ダイアルインの設定のようなのですが、念のため自局番号を設定してみました。着信内線番号はAsteriskがRegisterする番号を指定してあります。
『主装置』と言われるとわかりにくいのですが、これがAsterisk向けの設定になります。
内線ドメインはとりあえず、VE-IG1のIPアドレスそのままを指定し、内線番号はAsteriskがRegisterする番号を指定します。上の着信内線番号と同じになります。
Asterisk側の設定
基本的にはSIPサーバに対してレジストするのと同じです。
sip.confの例
register => 1234:pass@VE-IG1-1/着信exten [VE-IG1-1] type=friend username=1234 secret=passs context=default canreinvite=no host=192.168.0.1 fromdomain=192.168.0.1 fromuser=1234 insecure=very disallow=all allow=ulaw
extensions.confの例(0が付いていると発信)
exten => _0.,1,Set(CALLERID(num)=1234) exten => _0.,n,Set(CALLERID(name)=1234) exten => _0.,n,Dial(SIP/9${EXTEN}@VE-IG1-1) exten => _0.,n,Congestion
ISDN発信番号に'9'を付加しているので頭に9をつけてダイアルします。
なおregisterが成功していないと発信できません。circuit busyを返して発信を拒否するようです。