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(Cisco電話機を使うときのオヤクソク)
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#機能が多すぎても挫けない。
 
#機能が多すぎても挫けない。
 
#メーカーに''「Asteriskにレジストできますか」''と聞かない。
 
#メーカーに''「Asteriskにレジストできますか」''と聞かない。
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#設定したい項目にロック(鍵マーク)が掛かっている場合には「**#」で解除
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#再起動したい場合には「**#**」で、設定ファイルが再読み込み=反映されます
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==揃えるべき物たち==
 
==揃えるべき物たち==
 
===無いと話にならない===
 
===無いと話にならない===

2009年10月25日 (日) 23:09時点における版

AsteriskとCisco電話機

基本的にCiscoのIP Phoneは、機能が異常に多い電話機なので敷居が高く、ネットワークに関する知識も要求される。
「Asteriskをこれから始める」というユーザーにはお勧めできない。(おおよそ中級~上級者向け)

Cisco電話機を使うときのオヤクソク

  1. 電話機が調達メンドーでも泣かない
  2. ファイルが無くても泣かない。
  3. Skinnyファームウェアが入ってても泣かない。
  4. Asteriskにレジスト出来なくても挫けない。
  5. 「続きはCCOで」と言われても泣かない。
  6. 日本語ドキュメントがCisco語満載機械翻訳でも挫けない
  7. 機能が多すぎても挫けない。
  8. メーカーに「Asteriskにレジストできますか」と聞かない。
  9. 設定したい項目にロック(鍵マーク)が掛かっている場合には「**#」で解除
  10. 再起動したい場合には「**#**」で、設定ファイルが再読み込み=反映されます

揃えるべき物たち

無いと話にならない

  • 電話機
これが無いと話にならない。個人では大変入手し難い。
  • Asteriskサーバー
SIPファームウェアならAsteriskサーバーを介さずに、ITSPに直接繋げたという報告がある。
Skinnyファームウェアが入っていたら、ITSPに直接繋げる事はできないのでAsteriskを間にはさむ必要がある。
  • PoE-HUB(またはACアダプタ)
PoE-HUB接続が前提の電話機が多く、ACアダプタは別売。
古いタイプの電話機はIEEE802.3afに対応していないものもある(Cisco独自方式PoE)ので、
機種毎に仕様を確認する必要がある。
Cisco電話機用のACアダプタ
PoE-HUB
  • 英語の読解力
(マトモな)日本語ドキュメントが大変少ないので、英語ドキュメントを参照することが多い

揃えておくべき

  • DHCPサーバー
無くても何とか動く。しかしファームウェアの更新をする際は必須になる。
DHCPオプションを設定できるタイプが必要になる(TFTPサーバーやNTPサーバーのIPアドレスを配布するため)
DHCP設定のコツ
  • TFTPサーバー
着信音や壁紙を利用したり、ファームウェアの更新をする際は必須になる。
TFTPサーバー設定のコツ
トラブル解決のための、重要なツール。
  • ファームウェア
ファームウェア毎に使用できるプロトコルが異なるので注意すること。続きはCCOで
  • CallManager /CallManager Express
正常な動作をしているときのパケットを調べる際に必要

無くても良いが有ると便利

  • 日本語化ファイルなど
日本語を表示させる場合には、日本語化用ファイルと、日本語フォントが必要になる。続きはCCOで
日本語含め、localeはsccpファームにしか対応していません。sipファームでは日本語使えませんので、ご注意を。
→SIPファームに対応したものもある。
Skinnyプロトコルの仕組みや、電話機の挙動などが解説されている。
日本人が著者なので、Cisco語が少ないので読みやすい。
IP Phoneに関する記述も多く、理解の助けになる。

ファームウェアについて

SIP用ファームウェアとSkinny(SCCP)ファームウェアが、それぞれ機種毎に用意されている。
MGCP用やH.323用ファームウェアもあるが、古めの機種に限定されている。
2009年10月現在の最新ファームウェアは8.5(3)
リリースノート(英語)

SIPファームウェアとAsterisk

SIPファームウェアをインストールしても、Asteriskと接続できるとは限らない。
CP-7940GやCP-7960Gでなら、動いたという報告がある(ファームウェアバージョンは6.4)

7961GにSIPファームウェアバージョン8.4.1(2)で、Asteriskで動きました!
結構遊べています
PhoneDirectory他、いくつかのボタン拡張機能も動作しています

SCCPファームウェアとAsterisk

chan_skinnyかchan_sccpを利用することで、Asteriskに直接接続することができる。
Asterisk側でのラインキー機能に依存する。

電話機について

様々な用途に合わせた製品が用意されている。数字が一つ違うだけで仕様が変わるので注意すること。

CP-790X系、CP-791X系

ラインキーがない電話機の系列
命名規則に沿ってないモノもある。

CP-79XX系の電話機
型番 ラインキーの数 ファンクションキーの数 ディスプレイサイズ PoE PC接続用
LANポート
Gigabit
Ethernet
G722対応 備考
CP-7902G 0 4 英数24字*2列
モノクロ
Cisco PoE 0 × ×
CP-7905G 0 4 192x64
モノクロ
Cisco PoE 0 × ×
CP-7912G 0 4 192x64
モノクロ
Cisco PoE 1 × ×
CP-7906G 0 4 192x64
モノクロ
802.3af PoE 0 × ×


CP-7911G 0 4 192x64
モノクロ
802.3af PoE 1 × × SIPファームVer8.5(2)
でAsteriskに接続した実績がある

CP-7912G

  • ラインキーの無い電話機
  • 外観はCP-7911Gと一緒だが、一つ前の世代の電話機(802.3af PoE非対応)
  • 白カラーと黒カラーの二種類に分かれる(他の機種は黒カラーのみ)
  • 既に生産/販売が終了している。
  • 日本語表示も可能だが、デフォルトで対応している文字コードがUTF-8ではないため、
    UTF-8な日本語テキストを表示させようとすると文字化けする。
    (CP-7911Gと一緒に運用しているとメンドーな目に遭う)

Cisco Unified IP Phone 7912G データシート(HTML)
Cisco Unified IP Phone 7912G データシート(PDF)
voip-info 7905/7912の設定
CP-7912G-W.jpg

CP-7905G

ラインキーの無い電話機
7912Gの廉価版(のようなモノ)
10BASE-T(not 100Base)の口が一つだけ。
CP-7912GやCP-7911Gと違い、PC接続用のポートが無い。
Cisco Unified IP Phone 7905G データシート(HTML)
Cisco Unified IP Phone 7905G データシート(PDF)
7905の裏.jpg

CP-7906G

ラインキーの無い電話機としては最新機種にあたる電話機で、CP-7911Gの姉妹機になる。(ファームウェアがCP-7911Gと共通)

Cisco Unified IP Phone 7906G データシート(HTML)
Cisco Unified IP Phone 7906G データシート(PDF)

CP-7911G

ラインキーの無い電話機としては最新機種にあたる電話機
Cisco Unified IP Phone 7911G データシート(HTML)
Cisco Unified IP Phone 7911G データシート(PDF)
CP-7911G.jpg

CP-792X系

無線電話機
モノクロ表示の製品、カラー表示の製品がある。

CP-792X系の電話機
型番 ラインキーの数 ファンクションキーの数 ディスプレイサイズ PoE PC接続用
LANポート
Gigabit
Ethernet
G722,iLBC対応 備考
CP-7920G 0 0 128x80
モノクロ
ACアダプタ経由 0 × ×
CP-7921G 0 0 176x220
カラー
ACアダプタ経由 0 ×
CP-7925G 0 0 176x220
カラー
ACアダプタ経由 0 ×

CP-793X系

特殊用途向け
ラインキーが24個の製品、会議通話用の製品など。

CP-793X系の電話機
型番 ラインキーの数 ファンクションキーの数 ディスプレイサイズ PoE PC接続用
LANポート
Gigabit
Ethernet
G722対応 備考
CP-7931G 24 4 192x64
モノクロ
802.3af PoE 1 × ×
CP-7935  ? 3  ? ACアダプタ経由  ?  ?  ? 会議用電話機(生産/販売終了)
CP-7936  ? 3  ? ACアダプタ経由  ?  ?  ? 会議用電話機
CP-7937G 0 4 255x128
グレイスケール
802.3af PoE  ?  ? 会議用電話機
ポリコムのOEMか?


CP-7931G

ラインキーが24個ある電話機
社内代表や、電話オペレータ向け
7931G.jpg

CP-794X系

ラインキーが2つの系列

CP-794X系の電話機
型番 ラインキーの数 ファンクションキーの数 ディスプレイサイズ PoE PC接続用
LANポート
Gigabit
Ethernet
G722対応 備考
CP-7940G 2 4 320x222
モノクロ
Cisco PoE 1 × × 古めのSIPファームウェアにて
Asteriskに接続したという報告あり
CP-7941G 2 4 320x222
グレースケール256色
802.3af PoE 1 × ×
CP-7941G-GE 2 4 320x222
グレースケール256色
802.3af PoE 1 ×
CP-7942G 2 4 320x222
グレースケール256色
802.3af PoE 1
CP-7945G 2 4 320x240
ハイカラー65536色
802.3af PoE 1

CP-7940G

CP-7941Gの一つ前の世代の電話機
ラインキーが光らない。Cisco独自方式PoE対応

CP-796X系

ラインキーが6つの系列

CP-796X系の電話機
型番 ラインキーの数 ファンクションキーの数 ディスプレイサイズ PoE PC接続用
LANポート
Gigabit
Ethernet
G722対応 備考
CP-7960G 6 4 320x222
モノクロ
Cisco PoE 1 × × 古めのSIPファームウェアにて
Asteriskに接続したという報告あり
CP-7961G 6 4 320x222
グレースケール256色
802.3af PoE 1 × × SIPファームVer8-4-1(2)
でAsteriskに繋がりました!
CP-7961G-GE 6 4 320x222
グレースケール256色
802.3af PoE 1 ×
CP-7962G 6 4 320x222
グレースケール256色
802.3af PoE 1
CP-7965G 6 4 320x240
ハイカラー65536色
802.3af PoE 1

CP-7960G

CP-7961Gの一つ前の世代の電話機
ラインキーが光らない。Cisco独自方式PoE対応
海外では、Asteriskへの接続事例が多い機種の一つ

CP-7961G

ラインキーがある電話機としては最も普及している(らしい)電話機
Cisco Unified IP Phone 7961G データシート(HTML)
Cisco Unified IP Phone 7961G データシート(PDF)
7961G.jpg

CP-797X系

ラインキーが8つの系列
画面がタッチパネルになっている。
CP-7900番代の機種としては上位機種としてランク付けされている。
上位機種だけあって高価(定価が8万~9万円)なので、社長室とか受け付けにしか置いてもらえないと思われる。

CP-797X系の電話機
型番 ラインキーの数 ファンクションキーの数 ディスプレイサイズ PoE PC接続用
LANポート
Gigabit
Ethernet
G722対応 備考
CP-7970G 8 5 320x234
4096色
802.3af PoE 1 × ×
CP-7970G-GE 8 5 320x234
4096色
802.3af PoE 1 ×
CP-7975G 8 5 320x240
ハイカラー65536色
802.3af PoE 1

CP-7970G

CP-797X系の初期タイプ。
Cisco Unified IP Phone 7970G データシート(HTML)
Cisco Unified IP Phone 7970G データシート(PDF)
CP-7970G.JPG

CP-7975G

CP-797X系の最新型

  • G.722対応
  • ディスプレイの同時発色数が増えた(CP-7970Gと比べて)

CP-7975G.jpg

CP-798X系

(たぶん)ビデオ会議向けの系列

元ネタ & 参考資料