「Microclient JR」の版間の差分
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'''現在流通しているMicroclient JRは出荷時から内部ジャンパが設定されており、CFスロットがプライマリ・マスタになっているようです。このため下記の通りで設定すると起動しませんので、hdbの箇所をhdaと読み替えてください。'''<br> | '''現在流通しているMicroclient JRは出荷時から内部ジャンパが設定されており、CFスロットがプライマリ・マスタになっているようです。このため下記の通りで設定すると起動しませんので、hdbの箇所をhdaと読み替えてください。'''<br> |
2009年7月21日 (火) 21:16時点における版
新型 -> Microclient JR DX
Wcpt2U <a href="http://ibzzxvikpqfo.com/">ibzzxvikpqfo</a>, [url=http://xxndgvyuxynj.com/]xxndgvyuxynj[/url], [link=http://jpszbgkqdsbj.com/]jpszbgkqdsbj[/link], http://ogpnjtypgroz.com/
目次
注意!
現在流通しているMicroclient JRは出荷時から内部ジャンパが設定されており、CFスロットがプライマリ・マスタになっているようです。このため下記の通りで設定すると起動しませんので、hdbの箇所をhdaと読み替えてください。
- デバイス名
プライマリ・マスタ-> /dev/hda
プライマリ・スレーブ -> /dev/hdb
パーティション名は変わりませんから、hdb1ならhda1と読み替えます。
特徴
x86系のThin Clientの一種。CDジャケットよりも小さなフットプリントで超コンパクトながら一通りの機能を備えるPC。VESAマウントアームと同じピッチの穴が筐体に空いており、液晶ディスプレイの裏面に固定することも可能。
なお前面のCFスロットはIDEのプライマリ・スレーブになっているのでブートする際には注意。内部のジャンパを設定することで、マスタに変更も可能だがケースが開けにくい。
稼動実績
- Voyage Linux (Debianベース)
- AstLinux (586)
- Askozia(generic-pc)
Voyage Linuxの設定
Voyage LinuxはDebianベースのROM向けLinuxなのでDebianに慣れている人ならば扱いやすいLinuxです。
0.3からはブートローダにgrubが選択できるのですが、grub.confがないので自動で起動しないという変なインストールになっています(それとも元から自分で書く仕様?)。
で、これを逆手に取ってMicroclient JRのCFスロットからブートできるメディアを作成することができます。まず、普通にインストールしてCFを作成した後、一旦どこかにマウントしboot/grub/grub.confを以下のような内容で作成します。
default=0 timeout=5 title Voyage Linux (Boot from IDE CF, Primary slave) root (hd0,0) kernel /vmlinuz root=/dev/hdb1 ide=nodma initrd /initrd.img
これでCFスロットから自動起動します。
結構色んなものがatpで持ってこれてしまうので、お試しあれ。Asteriskは1.0系でしたけど・・・。なお、apt-getとかをする前に remountrw コマンドを実行しておかないとルートがroマウントされているので失敗します。
Asteriskを動作させるには
Voyage Linux+AsteriskでMicroclient JRをAsteriskサーバとして仕立てられるようになりました。
AstLinuxを動作させるには
内部ジャンパの変更なしでもAstLinuxを動作させることができます。ただし、作成したCFをマウントして編集できる環境(要はLinux機にカードリーダが繋がってればよい)が必要です。
まずイメージ(586)をCFに書き込み、ブート用CFを作成します。次にそのCFをマウントしboot/grub/grub.confを以下の例にならって編集します。
title AstLinux (Boot from IDE CF, Use third partition for KeyDisk) root (hd0,0) kernel /boot/bzImage root=/dev/hdb1 astlinux=i586 astkd=/dev/hdb3 ide=nodma savedefault
要はhdaになっている部分をhdbに変更します。
さらにetc/fstabも以下のように修正します。
/dev/hdb1 / ext2 ro 0 0 proc /proc proc defaults 0 0 none /dev tmpfs size=200k 0 0 none /tmp tmpfs size=10000k 0 0 none /var tmpfs size=5000k 0 0 none /proc/bus/usb usbfs defaults 0 0 /dev/hdb3 /mnt/kd ext2 noauto,noatime 0 0
こちらもhdaをhdbに変更します。変更したならば保存・アンマウントしてMicroClient JRに挿してブートすれば起動するはずです。
AstLinux日本語版
このMicroclient JRで動作するAstLinuxの日本語版を公開しています。
- 注意:入手ルートによってはCFスロットがプライマリ・マスタのものがあるようですので起動オプションに注意してください。
- 新版できました。ブートオプションに注意してください。
電源管理の注意
デフォルトではパワースイッチ(前面の)の設定はON/OFFになっており、押すといきなり電源が切れます。これではまずいので、BIOSで"ACPI Awre O/S"をYesに設定しておきます。そうするとパワースイッチを押すとシャットダウンが実行されてから電源が切れます(AstLinuxの場合)。パワースイッチをSuspend設定にしても電源が切れて、キーボードからパワーオンするとかその程度のことしかできないようなので、あまり意味はないかもしれません。電源ボタンが押しやすいのがちょっと問題ですが。
なお、ACパワーロスに関しては"Last state"設定ができるので停電対策は問題なく行えます。
SDメモリカード
アダプタがそこそこの値段がするのですが、SD-CFアダプタでも使用可能なことを確認しました。
パナソニック BN-CSDABP3/P
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on rootfs 260M 73M 188M 28% / /dev/root 260M 73M 188M 28% / none 205k 0 205k 0% /dev none 5.2M 119k 5.1M 3% /var none 11M 189k 11M 2% /tmp /dev/hdb3 1.8G 5.1M 1.7G 1% /mnt/kd
2GBまでのSDに対応(SDHCは非対応)するので、安価なSDメモリカードでシステムを構築できます。OSを色々切り替える人には良いかも。