「Cisco/IP Phones」の版間の差分
細 (→電話機について) |
細 (CP-7931G追加) |
||
150行目: | 150行目: | ||
==CP-7931G== | ==CP-7931G== | ||
ラインキーが24個ある電話機<BR> | ラインキーが24個ある電話機<BR> | ||
− | 社内代表や、電話オペレータ向け | + | 社内代表や、電話オペレータ向け<BR> |
+ | [[画像:7931G.jpg|320 px|]] | ||
=CP-794X系= | =CP-794X系= |
2009年4月6日 (月) 13:23時点における版
この記事は書きかけです。追加、修正大歓迎です
目次
AsteriskとCisco電話機
基本的にCiscoのIP Phoneは機能が異常に多い電話機なので、敷居が高く、
「Asteriskをこれから始める」というユーザーにはお勧めできない。
24マニアや、CCIE/CCNA Voice認定を取りたいという人、シスコ好きで気合の入った人に、Asterisk & Cisco IP Phoneをお勧めしたい。
Cisco電話機を使うときのオヤクソク
- 電話機が調達メンドーでも泣かない
- ファイルが無くても泣かない。
- Skinnyファームウェアが入ってても泣かない。
- Asteriskにレジスト出来なくても挫けない。
- 「続きはCCOで」と言われても泣かない。
- 日本語ドキュメントが
Cisco語満載機械翻訳でも挫けない - 機能が多すぎても挫けない。
揃えるべき物たち
無いと話にならない
- 電話機
- これが無いと話にならない。個人では大変入手し難い。
- Asteriskサーバー
- SIPファームウェアならAsteriskサーバーを介さずに、ITSPに直接繋げたという報告がある。
Skinnyファームウェアが入っていたら、ITSPに直接繋げる事はできないのでAsteriskを間にはさむ必要がある。
- PoE-HUB(またはACアダプタ)
- PoE-HUB接続が前提の電話機が多く、ACアダプタは別売。
古いタイプの電話機はIEEE802.3afに対応していないものもある(Cisco独自方式PoE)ので、
機種毎に仕様を確認する必要がある。
→Cisco電話機用のACアダプタ
→PoE-HUB
- 英語の読解力
- (マトモな)日本語ドキュメントが大変少ないので、英語ドキュメントを参照することが多い
揃えておくべき
- DHCPサーバー
- 無くても何とか動く。しかしファームウェアの更新をする際は必須になる。
DHCPオプションを設定できるタイプが必要になる(TFTPサーバーやNTPサーバーのIPアドレスを配布するため)
→DHCP設定のコツ
- TFTPサーバー
- 着信音や壁紙を利用したり、ファームウェアの更新をする際は必須になる。
→TFTPサーバー設定のコツ
- トラブル解決のための、重要なツール。
- ファームウェア
- 機種によってはH323(日本では非対応らしい)、Skinny、SIP対応のものがあるので、ファイル名を確認すること。続きはCCOで
- CallManager /CallManager Express
- 正常な動作をしているときのパケットを調べる際に必要
無くても良いが有ると便利
- 日本語化ファイルなど
- 日本語を表示させる場合には、日本語化用ファイルと、日本語フォントが必要になる。続きはCCOで
- 日本語含め、localeはsccpファームにしか対応していません。sipファームでは日本語使えませんので、ご注意を。
- Skinnyプロトコルの仕組みや、電話機の挙動などが解説されている。
- 日本人が著者なので、
Cisco語が少ないので読みやすい。
IP Phoneに関する記述も多く、理解の助けになる。
ファームウェアについて
SIP用ファームウェアとSkinny(SCCP)ファームウェアが、それぞれ機種毎に用意されている。
H.323用ファームウェアもあるが、古めの機種(CP-7905Gなど)に限定されている模様。
結構頻繁にファームウェアが更新されている。
2008年12月現在の最新ファームウェアは8.4(2)
→リリースノート(英語)
SIPファームウェアとAsterisk
SIPファームウェアをインストールしても、Asteriskと接続できるとは限らない。
CP-7940GやCP-7960Gでなら、動いたという報告がある(ファームウェアバージョンは6.4)
7961GにSIPファームウェアバージョン8.4.1(2)で、Asteriskで動きました!
結構遊べています
PhoneDirectory他、いくつかのボタン拡張機能も動作しています
SCCPファームウェアとAsterisk
chan_skinnyかchan_sccpを利用することで、Asteriskに直接接続することができる。
Asterisk側でのラインキー機能に依存する。
電話機について
様々な用途に合わせた製品が用意されている。数字が一つ違うだけで仕様が変わるので注意すること。
CP-790X系、CP-791X系
ラインキーがない電話機の系列
命名規則に沿ってないモノもある。
型番 | ラインキーの数 | ファンクションキーの数 | ディスプレイサイズ | PoE | PC接続用 LANポート |
Gigabit Ethernet |
G722対応 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CP-7902G | 0 | 4 | 英数24字*2列 モノクロ |
Cisco PoE | 0 | × | × | |
CP-7905G | 0 | 4 | 192x64 モノクロ |
Cisco PoE | 0 | × | × | |
CP-7912G | 0 | 4 | 192x64 モノクロ |
Cisco PoE | 1 | × | × | |
CP-7911G | 0 | 4 | 192x64 モノクロ |
802.3af PoE | 1 | × | × |
CP-7905G/CP-7912G
ラインキーの無い電話機
外観はCP-7911Gと一緒。
日本語表示も可能だが、デフォルト値では、対応している文字コードがUTF-8ではないため、
UTF-8な日本語テキストを表示させようとすると文字化けする。(CP-7911Gと一緒に運用しているとメンドーな目に遭う)
CP-7912Gには白バージョンがある。
左側がCP-7905G。右側はCP-7912G
Cisco Unified IP Phone 7912G データシート(HTML)
Cisco Unified IP Phone 7912G データシート(PDF)
voip-info 7905/7912の設定
CP-7905G
ラインキーの無い電話機
7912Gの廉価版(のようなモノ)
10BASE-T(not 100Base)の口が一つだけ。
CP-7912GやCP-7911Gと違い、PC接続用のポートが無い。
Cisco Unified IP Phone 7905G データシート(HTML)
Cisco Unified IP Phone 7905G データシート(PDF)
CP-7911G
ラインキーの無い電話機としては、最新機種にあたる電話機
Cisco Unified IP Phone 7911G データシート(HTML)
Cisco Unified IP Phone 7911G データシート(PDF)
CP-792X系
無線電話機
モノクロ表示の製品、カラー表示の製品がある。
CP-793X系
特殊用途向け
ラインキーが24個の製品、会議通話用の製品など。
型番 | ラインキーの数 | ファンクションキーの数 | ディスプレイサイズ | PoE | PC接続用 LANポート |
Gigabit Ethernet |
G722対応 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CP-7931G | 24 | 4 | 192x64 モノクロ |
802.3af PoE | 1 | × | × | |
CP-7935 | ? | 3 | ? | ACアダプタ経由 | ? | ? | ? | 会議用電話機(生産/販売終了) |
CP-7931G
ラインキーが24個ある電話機
社内代表や、電話オペレータ向け
CP-794X系
ラインキーが2つの系列
型番 | ラインキーの数 | ファンクションキーの数 | ディスプレイサイズ | PoE | PC接続用 LANポート |
Gigabit Ethernet |
G722対応 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CP-7940G | 2 | 4 | 320x222 モノクロ |
Cisco PoE | 1 | × | × | 古めのSIPファームウェアにて Asteriskに接続したという報告あり |
CP-7941G | 2 | 4 | 320x222 グレースケール256色 |
802.3af PoE | 1 | × | × | |
CP-7941G-GE | 2 | 4 | 320x222 グレースケール256色 |
802.3af PoE | 1 | ○ | × | |
CP-7942G | 2 | 4 | 320x222 グレースケール256色 |
802.3af PoE | 1 | ○ | ○ | |
CP-7945G | 2 | 4 | 320x240 ハイカラー65536色 |
802.3af PoE | 1 | ○ | ○ |
CP-796X系
ラインキーが6つの系列
型番 | ラインキーの数 | ファンクションキーの数 | ディスプレイサイズ | PoE | PC接続用 LANポート |
Gigabit Ethernet |
G722対応 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CP-7960G | 6 | 4 | 320x222 モノクロ |
Cisco PoE | 1 | × | × | 古めのSIPファームウェアにて Asteriskに接続したという報告あり |
CP-7961G | 6 | 4 | 320x222 グレースケール256色 |
802.3af PoE | 1 | × | × | SIPファームVer8-4-1(2) でAsteriskに繋がりました! |
CP-7961G-GE | 6 | 4 | 320x222 グレースケール256色 |
802.3af PoE | 1 | ○ | × | |
CP-7962G | 6 | 4 | 320x222 グレースケール256色 |
802.3af PoE | 1 | ○ | ○ | |
CP-7965G | 6 | 4 | 320x240 ハイカラー65536色 |
802.3af PoE | 1 | ○ | ○ |
CP-7960G
CP-7961Gの一つ前の世代の電話機
ラインキーが光らない。Cisco独自方式PoE対応
CP-7961G
ラインキーがある電話機としては最も普及している(らしい)電話機
Cisco Unified IP Phone 7961G データシート(HTML)
Cisco Unified IP Phone 7961G データシート(PDF)
CP-797X系
ラインキーが8つの系列
画面がタッチパネルになっている。
CP-7900番代の機種としては上位機種としてランク付けされている。
上位機種だけあって高価(定価が8万~9万円)なので、社長室とか受け付けにしか置いてもらえないと思われる。
型番 | ラインキーの数 | ファンクションキーの数 | ディスプレイサイズ | PoE | PC接続用 LANポート |
Gigabit Ethernet |
G722対応 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CP-7970G | 8 | 5 | 320x234 4096色 |
802.3af PoE | 1 | × | × | |
CP-7970G-GE | 8 | 5 | 320x234 4096色 |
802.3af PoE | 1 | ○ | × | |
CP-7975G | 8 | 5 | 320x240 ハイカラー65536色 |
802.3af PoE | 1 | ○ | ○ |
CP-7970G
CP-797X系の初期タイプ。
Cisco Unified IP Phone 7970G データシート(HTML)
Cisco Unified IP Phone 7970G データシート(PDF)
CP-798X系
(たぶん)ビデオ会議向けの系列
元ネタ & 参考資料
- CiscoIP電話機の比較表(voip-info.org)
- IP電話機7900シリーズの製品資料(HTML)
- Configuring Speed Dial(ラインキー用、ディレクトリボタン用(電話機単体、共有用)短縮ダイヤル設定解説書 PDF)
- Asterisk phone cisco 79xxvoip-infoの記事
- CP-7941/7961を単独で動かす試み