「簡易インストールマニュアル」の版間の差分
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2009年2月3日 (火) 18:43時点における版
目次
Asterisk 1.0系
1.0系はもはやサポートされません。
Asterisk 1.0系のインストール方法はたかはしの書籍等を参照してください。
Asterisk 1.2系
1.2系はセキュリティFIXのみで、もはやサポートされません。
→Asterisk 1.2 インストール
Asterisk 1.4系
なお、今後のAsterisk 1.6への移行をスムーズに行うためには、ZaptelではなくDAHDIを使用するようにしてください。→DAHDIインストール
前提となるパッケージ類
GCC、G++(GNU-C++)、OpenSSL、Ncurses、bison、カーネルソース(zaptel)
CentOS 4.4 Server CDの場合、以下の手順でインストール可能でした。
CentOS 4.4 Server CDから標準でインストールする Telnet(telnet-server)などサーバ操作に必要なものをセットアップしておく Firewall(iptables)の調整などもお忘れなく
パッケージを追加
yum install gcc-c++ kernel-devel ncurses-devel openssl-devel openssl-develをインストールするとkrb5-devel,zlib-develも一緒に付いて来るので別途 インストールの必要はなし。
システムを最新の状態にアップデート
yum update
カーネルが最新版になるのでリブートしておく
以上でインストール環境は整ったはずです。
ソースの入手
Asteriskの現在の安定バージョンを使うにはftp/httpダウンロードでtar.gzファイルを落としてくるのが良いでしょう。DAHDIまたはZaptelも必要になりますので一緒に入手します。バージョン番号等は適切に読み替えてください。
DAHDI,zaptel,Asteriskそれぞれのtar+gzファイルは以下にあります。
http://downloads.digium.com/pub/zaptel/releases/ http://downloads.digium.com/pub/asterisk/releases/ http://downloads.digium.com/pub/telephony/dahdi-linux/ http://downloads.digium.com/pub/telephony/dahdi-tools/
展開するディレクトリはどこでもかまいませんが、ここでは/usr/src/とします。
# cd /usr/src # wget http://downloads.digium.com/pub/asterisk/releases/asterisk-1.4.1.tar.gz
入手したら展開しておきます。以降それぞれの作業は、それぞれの展開したサブディレクトリで行います。
# tar zxvf asterisk-1.4.1.tar.gz
DAHDIまたはZaptelのインストール
DAHDIまたはZaptelをインストールします。今後はZaptelは使用できなくなりますので、DAHDIを使うようにしてください。
これらはどちらかだけをインストールします。両方インストールすることはできません。
- DAHDIの場合
- Zaptelの場合
Asteriskのコンパイルとインストール
Asteriskもconfigureしてからmakeします。
# ./configure # make # make install # make samples # make config
これで新規インストールは完了します。最後の make config で起動時に自動起動するようになります。
なおAsteriskでもmake menuselectがサポートされておりコンパイルするモジュールを選択したり組み込むモジュールを選択することができるようになっています。
日本語パッチの適用
Asterisk パッチのページを参照して、汎用パッチを適用してください。当サイトで提供している日本語音声ファイルに対応します。
日本語音声ファイルのインストール
Asterisk 1.4系列用
ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/sounds/1_4/asterisk-sound-jp_14_beta.tar.gz
新ファイルレイアウト対応ですが、音声の中身そのものが変更になっているかどうかは未検証です。/var/lib/asterisk/soundsの下に展開すればjp/で全ての日本語音声が展開されます。
なお1.4では/etc/asterisk/asterisk.confに以下のように[options]セクションにlanguageprefix=yesを追加して使用してください。
[options] languageprefix=yes
全般的な注意
Asterisk他のコンポーネントのバージョン関係に注意してください。Asterisk 1.2系にはZaptel 1.2系を、Asterisk 1.4系にはDAHDI 2.1系またはZaptel 1.4系を使用します。Add-onパッケージも同様です。
Asterisk 1.6系ではZaptelは使用できません。DAHDI 2.1系を使用します。