「Cisco/CallManager Express/SIP接続」の版間の差分
提供: VoIP-Info.jp
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===使用機種=== | ===使用機種=== | ||
*[[玄箱Asterisk]] ver 1.2.10 | *[[玄箱Asterisk]] ver 1.2.10 | ||
− | *Cisco 1751-V( | + | *Cisco 1751-V(CME ver4.0) |
*電話機3台(CP-7931G,CP-7970G,AAstra53i) | *電話機3台(CP-7931G,CP-7970G,AAstra53i) | ||
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=Asterisk側の設定= | =Asterisk側の設定= | ||
− | + | *内線550番台と560番台への発信はCMEに投げる。 | |
+ | *パスワードによる認証なし | ||
extensions.confに下記の設定を加える。<BR> | extensions.confに下記の設定を加える。<BR> | ||
sip.confの変更は不要 | sip.confの変更は不要 | ||
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=CME側の設定= | =CME側の設定= | ||
− | Dial-peerの設定にて、電話をかける先を決める。 | + | Dial-peerの設定にて、電話をかける先を決める。 |
− | + | *内線300番台への発信はAsteriskに投げる。 | |
− | * | ||
*発信先は、玄箱Asterisk(IPアドレスが192.168.0.4) | *発信先は、玄箱Asterisk(IPアドレスが192.168.0.4) | ||
+ | *パスワードによる認証なし | ||
*SIPによる接続 | *SIPによる接続 | ||
+ | *Asterisk側へのRegisterは行わない | ||
+ | ===設定例=== | ||
dial-peer voice 3 voip | dial-peer voice 3 voip | ||
description Kurobako | description Kurobako | ||
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==destination-pattern== | ==destination-pattern== | ||
− | + | ダイヤル先の番号を正規表現にて設定する。<BR> | |
Asteriskでの書き方とは違うので混同しないように注意すること。<BR> | Asteriskでの書き方とは違うので混同しないように注意すること。<BR> | ||
[http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/tac/788/voip/valid_dial_peers-j.html ボイス- Cisco IOS プラットフォームでのダイヤルピアの稼動状態について]も参照のこと | [http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/tac/788/voip/valid_dial_peers-j.html ボイス- Cisco IOS プラットフォームでのダイヤルピアの稼動状態について]も参照のこと | ||
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20002 pots up up 551$ 0 50/0/2 | 20002 pots up up 551$ 0 50/0/2 | ||
3 voip up up 3.. 0 syst ipv4:192.168.0.4 | 3 voip up up 3.. 0 syst ipv4:192.168.0.4 | ||
+ | =中の人のコメント= | ||
+ | *SIPサーバー(Asterisk/CME)のIPが固定なので、一方が可変IPの場合は設定を見直す必要アリ | ||
+ | *NAT入れてないのでNAT越しの挙動は不明 | ||
+ | *セキュリティを考慮していないので、内部の犯行があったらお手上げ(パスワード認証は一切無し) | ||
+ | *PSTN発着信を考慮していないので要注意 | ||
=外部リンク= | =外部リンク= |
2008年11月23日 (日) 17:54時点における版
CallManager Express(CME)側がAsteriskに対し、
Registせずに兄弟関係を結ぶやりかたのほか、
Registをかけて親子関係にてSIP接続する方法がある
検証環境
使用機種
- 玄箱Asterisk ver 1.2.10
- Cisco 1751-V(CME ver4.0)
- 電話機3台(CP-7931G,CP-7970G,AAstra53i)
ネットワーク構成
- 192.168.0.0/24
- 玄箱およびCisco側はIP固定
- 電話機はDHCPより自動割当
Asterisk側の設定
- 内線550番台と560番台への発信はCMEに投げる。
- パスワードによる認証なし
extensions.confに下記の設定を加える。
sip.confの変更は不要
exten => _5[56]X,1,Dial(SIP/${EXTEN}@192.168.0.249)
CME側の設定
Dial-peerの設定にて、電話をかける先を決める。
- 内線300番台への発信はAsteriskに投げる。
- 発信先は、玄箱Asterisk(IPアドレスが192.168.0.4)
- パスワードによる認証なし
- SIPによる接続
- Asterisk側へのRegisterは行わない
設定例
dial-peer voice 3 voip description Kurobako destination-pattern 3.. session protocol sipv2 session target ipv4:192.168.0.4 dtmf-relay rtp-nte codec g711ulaw
CME側コマンド色々
CME側のコマンドについて
dial-peer voice 1 voip
電話の掛け先を設定する。
最大で2147483647個所までOK(リソースの限界は不明)
設定例
dial-peer voice 1 voip
description
ただの注釈。
あってもいいし、無くても良い。
接続先の名称を付けておくと区別しやすくなる。
設定例
description Kurobako
destination-pattern
ダイヤル先の番号を正規表現にて設定する。
Asteriskでの書き方とは違うので混同しないように注意すること。
ボイス- Cisco IOS プラットフォームでのダイヤルピアの稼動状態についても参照のこと
- destination-pattern [35]..
- 3か5で始まり、なおかつ3桁の番号
- destination-pattern 2000
- ダイヤル先が2000のみ
- destination-pattern 0T
- 頭が0の番号全て(タイムアウトするまで何桁でも該当する)
設定例
destination-pattern 3..
session protocol
セッションを張るプロトコルを設定する。
CMEのバージョンによって異なる可能性があるが、種類は三つ
Asteriskやその他SIP関連機器ならsipv2一択
- cisco
- multicast
- sipv2
設定例
session protocol sipv2
session target
電話を掛ける先(Inviteを投げる先)を決める。
(CMEのバージョンによって異なるかもしれないが)種類は6つ。
基本的にはIPアドレスか、ホスト名(DNS)を指定する
- loopback
- dns
- ipv4
- enum
- ras
- sip-server
設定例
Dial-peer1つにつき、 session targetも一つしか入らないので注意
session target ipv4:192.168.0.4 ←指定したIPアドレスに投げる session target dns:sip02.g-lex.net ←今は亡きG-LEXに投げる
codec
使用するコーデックを選択する
- clear-channel(Clear Channel 64000 bps。データ用)
- g711alaw
- g711ulaw
- g723ar53
- g723ar63
- g723r53
- g723r63
- g726r16
- g726r24
- g726r32
- g728
- g729br8
- g729r8
設定例
codec g711ulaw
dtmf-relay
DTMFの送出方法をキメる。
対向側との設定を併せておく必要がある。
初期値では"無効"になっている。
- cisco-rtp
- h245-alphanumeric
- h245-signal
- rtp-nte(RFC2833)
- sip-kpml
- sip-notify
設定例
dtmf-relay rtp-nte
showコマンド
show dial-peer voice summary
ダイヤル先の一覧(サマリー)を出力する。
#show dial-peer voice summary dial-peer hunt 0 AD PRE PASS OUT TAG TYPE MIN OPER PREFIX DEST-PATTERN FER THRU SESS-TARGET STAT PORT 1 voip up up 1 5.. 0 syst ipv4:192.168.0.211 2 voip up up 2.. 0 syst ipv4:192.168.0.5 20001 pots up up 550$ 0 50/0/1 20002 pots up up 551$ 0 50/0/2 3 voip up up 3.. 0 syst ipv4:192.168.0.4
中の人のコメント
- SIPサーバー(Asterisk/CME)のIPが固定なので、一方が可変IPの場合は設定を見直す必要アリ
- NAT入れてないのでNAT越しの挙動は不明
- セキュリティを考慮していないので、内部の犯行があったらお手上げ(パスワード認証は一切無し)
- PSTN発着信を考慮していないので要注意
外部リンク
- Asterisk Cisco CallManager Express Integration
- CMEとAsteriskを接続する方法 (voip-info.orgより)
- Asterisk Cisco CallManager Integration
- コールマネージャー(CMEではない方)とAsteriskを接続する方法 (voip-info.orgより)
- RTシリーズとCISCOルータの相互接続のための設定例集(VoIP(SIP)の使用)
- YAMAHA RTA55iとCisco 3640のSIP接続例