「Asterisk indications.conf」の版間の差分
細 (トーン音の書き方を追加) |
細 (細かい修正) |
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15行目: | 15行目: | ||
注釈になります。 | 注釈になります。 | ||
description = Taiwan | description = Taiwan | ||
− | |||
==ringcadence== | ==ringcadence== | ||
発信音のリズムパターンを指定します。 | 発信音のリズムパターンを指定します。 | ||
23行目: | 22行目: | ||
受話器を上げた時になる「ツー」の音になります。 | 受話器を上げた時になる「ツー」の音になります。 | ||
dial = 400 | dial = 400 | ||
− | |||
==busy== | ==busy== | ||
Busy Tone(BT)の設定。<BR> | Busy Tone(BT)の設定。<BR> | ||
話中音のことです。 | 話中音のことです。 | ||
busy = 400/500,0/500 | busy = 400/500,0/500 | ||
− | |||
==ring== | ==ring== | ||
リングバックトーンの設定。<BR> | リングバックトーンの設定。<BR> | ||
電話機を通して聞こえてくる発信音のことです。 | 電話機を通して聞こえてくる発信音のことです。 | ||
ring = 400*15/1000,0/2000 | ring = 400*15/1000,0/2000 | ||
− | |||
==congestion== | ==congestion== | ||
輻輳(ふくそう)時トーンの設定。<BR> | 輻輳(ふくそう)時トーンの設定。<BR> | ||
電話回線が混雑して繋がらない時の音を設定します。<BR> | 電話回線が混雑して繋がらない時の音を設定します。<BR> | ||
congestion = 400/500,0/500(Busyと一緒) | congestion = 400/500,0/500(Busyと一緒) | ||
− | |||
==callwaiting== | ==callwaiting== | ||
コールウェイティングの設定。NTTではキャッチホンというサービスになっています。<BR> | コールウェイティングの設定。NTTではキャッチホンというサービスになっています。<BR> | ||
通話中にかかってきた時に、別の着信があったときのトーン音を設定します。 | 通話中にかかってきた時に、別の着信があったときのトーン音を設定します。 | ||
− | 400*16/500,0/8000 | + | callwaiting = 400*16/500,0/8000 |
==dialrecall== | ==dialrecall== | ||
正確な定義ではありませんが、会議通話やフッキングから戻ったときに鳴る音を設定します。 | 正確な定義ではありませんが、会議通話やフッキングから戻ったときに鳴る音を設定します。 | ||
− | !400/200,!0/200,!400/200,!0/200,!400/200,!0/200,400 | + | dialrecall = !400/200,!0/200,!400/200,!0/200,!400/200,!0/200,400 |
==record== | ==record== | ||
通話中、録音中であることを示すために、時々鳴るビープ音となります。 | 通話中、録音中であることを示すために、時々鳴るビープ音となります。 | ||
68行目: | 63行目: | ||
"+"をつけると、frequency別の音を同時に出したいときに指定します。 | "+"をつけると、frequency別の音を同時に出したいときに指定します。 | ||
dial = 164+220 ←ダイヤル音として164Hzと220Hzの音を出す | dial = 164+220 ←ダイヤル音として164Hzと220Hzの音を出す | ||
− | |||
==modulation== | ==modulation== | ||
"*"をつけると、音を同時に発信するのではなく、後ろにつけた数値で、変調した音を出します。<BR> | "*"をつけると、音を同時に発信するのではなく、後ろにつけた数値で、変調した音を出します。<BR> | ||
(平たくいうとビブラート) | (平たくいうとビブラート) | ||
ring = 400*15 ←リング音として400Hzから415Hzの音を出す | ring = 400*15 ←リング音として400Hzから415Hzの音を出す | ||
− | |||
==duration== | ==duration== | ||
"/"をつけると、指定したミリ秒ぶん鳴らします。<BR> | "/"をつけると、指定したミリ秒ぶん鳴らします。<BR> |
2008年9月24日 (水) 01:26時点における版
indications.confでは、発信音、着信音などの、トーン音に関する設定を行います。
周波数、発信パターン(音を出す、切るタイミング)を、それぞれ設定します。
目次
[general]
住んでいる地域を指定します。
各トーン音が、それぞれの地域のトーン音になります。
(jp,us,cnなどの)2-Letterコードを設定します。
→2-Letter condeの説明
[general] country=us ←デフォルト値
トーン音設定
各国用トーン音を設定します。
description
注釈になります。
description = Taiwan
ringcadence
発信音のリズムパターンを指定します。
ringcadence = 1000,2000
dial
DialTone(DT)と言われます。
受話器を上げた時になる「ツー」の音になります。
dial = 400
busy
Busy Tone(BT)の設定。
話中音のことです。
busy = 400/500,0/500
ring
リングバックトーンの設定。
電話機を通して聞こえてくる発信音のことです。
ring = 400*15/1000,0/2000
congestion
輻輳(ふくそう)時トーンの設定。
電話回線が混雑して繋がらない時の音を設定します。
congestion = 400/500,0/500(Busyと一緒)
callwaiting
コールウェイティングの設定。NTTではキャッチホンというサービスになっています。
通話中にかかってきた時に、別の着信があったときのトーン音を設定します。
callwaiting = 400*16/500,0/8000
dialrecall
正確な定義ではありませんが、会議通話やフッキングから戻ったときに鳴る音を設定します。
dialrecall = !400/200,!0/200,!400/200,!0/200,!400/200,!0/200,400
record
通話中、録音中であることを示すために、時々鳴るビープ音となります。
record = 1400/500,0/15000
info
平たくいうなら、ピー音。(「ピーという音が鳴ったら云々」etc)
利用者に対して何らかのアナウンスをする時に使えるでしょう。
info = !950/330,!1400/330,!1800/330,0
stutter
ボイスメールがあるかどうかを知らせる通知音の設定。
使う機会があるかどうかは、判りません。
stutter = !400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,400
トーン音の作り方
書き方としては、次の書き方になります。
[!]frequency1[+frequency2][*modulation][/duration]
frequency1
周波数を設定します。
400と書いた場合、400Hzの音を出します。
dial = 400 ←ダイヤル音に400Hzの音を出す
frequency2
"+"をつけると、frequency別の音を同時に出したいときに指定します。
dial = 164+220 ←ダイヤル音として164Hzと220Hzの音を出す
modulation
"*"をつけると、音を同時に発信するのではなく、後ろにつけた数値で、変調した音を出します。
(平たくいうとビブラート)
ring = 400*15 ←リング音として400Hzから415Hzの音を出す
duration
"/"をつけると、指定したミリ秒ぶん鳴らします。
指定しない場合は、鳴りっぱなしになります。
ring = 400/1000,0/2000 ←400Hzの音を1000ミリ秒出し、0Hzの音を2000ミリ秒出す
サンプル
日本向けの設定。
元ネタはvoip-jp雑談掲示板のログ から。
[jp] description = Japan ringcadence = 1000,2000 dial = 400 busy = 400/500,0/500 ring = 400*15/1000,0/2000 congestion = 400/500,0/500 callwaiting = 400*16/500,0/8000 dialrecall = !400/200,!0/200,!400/200,!0/200,!400/200,!0/200,400 record = 1400/500,0/15000 info = !950/330,!1400/330,!1800/330,0 stutter = !400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,400
コメント
他の機器(IP電話機,ATAなど)でもトーン音を出しているので、Asteriskでの設定と併せて確認しておくとベターです。
全ての機器で同じ設定にすると、ユーザー受けはしますが、障害の切り分けが若干難しくなるかもしれません。