「Asterisk indications.conf」の版間の差分
細 |
細 |
||
1行目: | 1行目: | ||
+ | indications.confでは、発信音、着信音などの、トーン音に関する設定を行います。<BR> | ||
+ | 周波数、発信パターン(音を出す、切るタイミング)を、それぞれ設定します。 | ||
+ | |||
=[general]= | =[general]= | ||
住んでいる地域を指定します。<BR> | 住んでいる地域を指定します。<BR> | ||
7行目: | 10行目: | ||
[general] | [general] | ||
country=us ←デフォルト値 | country=us ←デフォルト値 | ||
− | = | + | =トーン音設定= |
− | + | 各国用トーン音を設定します。 | |
==description== | ==description== | ||
注釈になります。 | 注釈になります。 | ||
71行目: | 74行目: | ||
=コメント= | =コメント= | ||
− | + | 他の機器(IP電話機,ATAなど)でもトーン音を出しているので、Asteriskでの設定と併せて確認しておくとベターです。<BR> | |
− | + | 全ての機器で同じ設定にすると、ユーザー受けはしますが、障害の切り分けが若干難しくなるかもしれません。 | |
=参考資料= | =参考資料= | ||
[http://www.voip-info.org/wiki/view/Asterisk+config+indications.conf voip-info.org よりindications.confの解説]<BR> | [http://www.voip-info.org/wiki/view/Asterisk+config+indications.conf voip-info.org よりindications.confの解説]<BR> |
2008年9月7日 (日) 22:09時点における版
indications.confでは、発信音、着信音などの、トーン音に関する設定を行います。
周波数、発信パターン(音を出す、切るタイミング)を、それぞれ設定します。
目次
[general]
住んでいる地域を指定します。
各トーン音が、それぞれの地域のトーン音になります。
(jp,us,cnなどの)2-Letterコードを設定します。
→2-Letter condeの説明
[general] country=us ←デフォルト値
トーン音設定
各国用トーン音を設定します。
description
注釈になります。
description = Taiwan
ringcadence
発信音のリズムパターンを指定します。
ringcadence = 1000,2000
dial
DialTone(DT)と言われます。
受話器を上げた時になる「ツー」の音になります。
dial = 400
busy
Busy Tone(BT)の設定。
話中音のことです。
busy = 400/500,0/500
ring
リングバックトーンの設定。
電話機を通して聞こえてくる発信音のことです。
ring = 400*15/1000,0/2000
congestion
輻輳(ふくそう)時の設定。
電話回線が混雑して繋がらない時の音を設定します。
congestion = 400/500,0/500(Busyと一緒)
callwaiting
コールウェイティングの設定。NTTではキャッチホンというサービスになっています。
通話中にかかってきた時に、別の着信があったときのトーン音を設定します。
400*16/500,0/8000
dialrecall
正確な定義ではありませんが、会議通話やフッキングから戻ったときに鳴る音を設定します。
!400/200,!0/200,!400/200,!0/200,!400/200,!0/200,400
record
通話中、録音中であることを示すために、時々鳴るビープ音となります。
record = 1400/500,0/15000
info
平たくいうなら、ピー音。(「ピーという音が鳴ったら云々」etc)
利用者に対して何らかのアナウンスをする時に使えるでしょう。
info = !950/330,!1400/330,!1800/330,0
stutter
ボイスメールがあるかどうかを知らせる通知音の設定。
使う機会があるかどうかは、判りません。
stutter = !400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,400
サンプル
日本向けの設定。
元ネタはvoip-jp雑談掲示板のログ から。
[jp] description = Japan ringcadence = 1000,2000 dial = 400 busy = 400/500,0/500 ring = 400*15/1000,0/2000 congestion = 400/500,0/500 callwaiting = 400*16/500,0/8000 dialrecall = !400/200,!0/200,!400/200,!0/200,!400/200,!0/200,400 record = 1400/500,0/15000 info = !950/330,!1400/330,!1800/330,0 stutter = !400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,!400/100,!0/100,400
コメント
他の機器(IP電話機,ATAなど)でもトーン音を出しているので、Asteriskでの設定と併せて確認しておくとベターです。
全ての機器で同じ設定にすると、ユーザー受けはしますが、障害の切り分けが若干難しくなるかもしれません。