「Asterisk Solaris」の版間の差分
提供: VoIP-Info.jp
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1.4からはSolarisでの動作も・・という話でしたが。<br> | 1.4からはSolarisでの動作も・・という話でしたが。<br> | ||
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+ | http://www.solarisvoip.com/<br> | ||
+ | ここからパッケージを入手してインストールする。<br> | ||
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以下の情報はAsterisk 1.4.18のものです。<br> | 以下の情報はAsterisk 1.4.18のものです。<br> | ||
− | ==main/stdtime/localtime.c== | + | ==修正箇所== |
− | 1136行目がエラーになる。以下のように# | + | ===main/stdtime/localtime.c=== |
+ | 1136行目がエラーになる。以下のように#ifndefでSolaris時にはこの部分を使用しません。。 | ||
result = timesub(&t, ttisp->tt_gmtoff, sp, tmp); | result = timesub(&t, ttisp->tt_gmtoff, sp, tmp); | ||
tmp->tm_isdst = ttisp->tt_isdst; | tmp->tm_isdst = ttisp->tt_isdst; | ||
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#endif /* defined TM_ZONE */ | #endif /* defined TM_ZONE */ | ||
return result; | return result; | ||
− | ==main/editline/np/vis.c== | + | ===main/editline/np/vis.c=== |
− | <nowiki>#include<stdlib.h></nowiki> | + | <nowiki>#include<stdlib.h></nowiki>の下に以下を追加します。 |
#include <stdlib.h> | #include <stdlib.h> | ||
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#define u_int32_t uint32_t | 追加 | #define u_int32_t uint32_t | 追加 | ||
#endif <--+ | #endif <--+ | ||
+ | ==コンパイル== | ||
+ | gcc類は/usr/sfw/binにあるため、パスを設定しておきます。またGNU系ライブラリは/usr/sfw/libにあるので、LD_LIBRARY_PATHに追加しておきましょう。<br> | ||
+ | makeはgmakeのためconfigureを行う際には | ||
+ | ./configure MAKE=gmake CC=gcc LD=gcc AR=gar | ||
+ | を指定しておくと良いでしょう。<br> | ||
+ | Zaptelのヘッダファイルの位置が違うためか--with-zaptelを指定しても、どうもうまくいかないので以下のようにして回避します。<br> | ||
+ | /opt/include/にあるzaptel関連のファイルを/opt/include/zaptelというディレクトリを作りそこにコピー | ||
+ | ln -s /opt/include/zaptel /usr/include/zaptel | ||
+ | これでZaptel付でAsteriskがmakeできるはずです。 | ||
+ | makeはgmakeなのをお忘れなく。<br> |
2008年2月23日 (土) 21:32時点における版
1.4からはSolarisでの動作も・・という話でしたが。
目次
Zaptel
http://www.solarisvoip.com/
ここからパッケージを入手してインストールする。
Asterisk
以下の情報はAsterisk 1.4.18のものです。
修正箇所
main/stdtime/localtime.c
1136行目がエラーになる。以下のように#ifndefでSolaris時にはこの部分を使用しません。。
result = timesub(&t, ttisp->tt_gmtoff, sp, tmp); tmp->tm_isdst = ttisp->tt_isdst; #ifndef SOLARIS <--+ tmp->tm_gmtoff = ttisp->tt_gmtoff; |この部分 #endif <--+ #ifdef TM_ZONE tmp->TM_ZONE = &sp->chars[ttisp->tt_abbrind]; #endif /* defined TM_ZONE */ return result;
main/editline/np/vis.c
#include<stdlib.h>の下に以下を追加します。
#include <stdlib.h> #ifndef u_int32_t <--+ #define u_int32_t uint32_t | 追加 #endif <--+
コンパイル
gcc類は/usr/sfw/binにあるため、パスを設定しておきます。またGNU系ライブラリは/usr/sfw/libにあるので、LD_LIBRARY_PATHに追加しておきましょう。
makeはgmakeのためconfigureを行う際には
./configure MAKE=gmake CC=gcc LD=gcc AR=gar
を指定しておくと良いでしょう。
Zaptelのヘッダファイルの位置が違うためか--with-zaptelを指定しても、どうもうまくいかないので以下のようにして回避します。
/opt/include/にあるzaptel関連のファイルを/opt/include/zaptelというディレクトリを作りそこにコピー ln -s /opt/include/zaptel /usr/include/zaptel
これでZaptel付でAsteriskがmakeできるはずです。
makeはgmakeなのをお忘れなく。