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DebianベースでCFなどROM化に最適化されたLinuxディストリビューションのひとつ。<br>
 
DebianベースでCFなどROM化に最適化されたLinuxディストリビューションのひとつ。<br>
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http://linux.voyage.hk/ <br>
 
CF向けの割にはDebianベースということもあってかリッチな環境。<br>
 
CF向けの割にはDebianベースということもあってかリッチな環境。<br>
 
==インストール==
 
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'y'で応答するとコピーが開始されます。
 
'y'で応答するとコピーが開始されます。
 
==grubの設定==
 
==grubの設定==
デフォルトのインストールではgrub.confが無いために、このままでは自動ブートしません。なので自分でgrub.confを書くと良いでしょう。<br>
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0.4.xデフォルトのインストールではgrub.confが無いために、このままでは自動ブートしません。なので自分でgrub.confを書くと良いでしょう。<br>
 
Microclient JRを使用する場合にはプライマリ・スレーブからのブートになるので[[Microclient JR]]のページを参照してgrub.confを作成してください。
 
Microclient JRを使用する場合にはプライマリ・スレーブからのブートになるので[[Microclient JR]]のページを参照してgrub.confを作成してください。
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0.5.xのインストールではgrubは正しく設定されるようです。
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==Asteriskのコンパイル==
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Voyage Linux上でAsteriskのコンパイルを行うことができます。環境の整え方は[[Voyage コンパイル]]のページを参照してください。
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==起動成功後は・・==
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デフォルトのrootパスワードはvoyageです。コンソールから入るかsshでログインしましょう。<br>
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この先、aptを使うことになるので、以下を実行して最新の状態にしておきます。
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# remountrw
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# apt-get update
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# apt-get install apt-utils
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時間がおかしいのはローカルタイムがGMTになっているからです。以下のようにしてJSTに設定しなおせば直ります。
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# rm /etc/localtime
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# ln -s /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime
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'''書きかけです'''
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続く[[Voyage Asterisk]]

2019年1月17日 (木) 18:29時点における最新版

Voyage Linux

DebianベースでCFなどROM化に最適化されたLinuxディストリビューションのひとつ。
http://linux.voyage.hk/
CF向けの割にはDebianベースということもあってかリッチな環境。

インストール

インストールにはカードリーダ/ライタを接続したLinuxマシンを使うのが簡単です。
最初にCFカードを作っておきます。fdiskでパーティションを切り、ファイルシステムを生成します。なおこの際、Asteriskを入れる予定があるのならばパーティションは2つ切って下さい。Asteriskが書き出すボイスメールやデータベース、CDR等を2番目のパーティションに配置することにします(CFの寿命低下防止のため)。概ね1GBのCFがあれば大抵のことはできるでしょう。
ファイルシステムを生成する場合には、以下のようにチェック・カウントを0(行わない)にしておきます。

# mke2fs /dev/sdc1
# tune2fs -c 0 /dev/sdc1

※ /dev/sdc1 はあくまでも例です。

Voyage Linuxをダウンロードして適当なディレクトリに展開します。展開したら、以下のようにして実行します。  # ./usr/local/sbin/voyage.update

What would you like to do?
  1 - Create new Voyage Linux disk
  2 - Update existing Voyage configuration
  3 - Exit
       (default=1 [Create new Voyage Linux disk]):

まず、こんな問い合わせが出ますが、新規インストールなら'1'です。

What would you like to do?
  1 - Specify Distribution Directory
  2 - Select Target Profile
  3 - Select Target Disk
  4 - Select Target Bootstrap Loader
  5 - Configure Target Console
  6 - Copy Distribution to Target
  7 - Exit
       (default=2 [Select Target Profile]):

次にこのメニューが出ます。要は上から順番にこなすだけです。'1'のディレクトリは、今作業をしているディレクトリです。

Please select Voyage profile:
  1 - 4501/4801
  2 - 4511/4521
  3 - Generic PC
  4 - Notebook (pcmcia)
  5 - WRAP
       (default=3 [Generic PC]):

使用するPCにあわせて選択します。通常のPCの場合はGeneric PCです。

      (default=3 [Select Target Disk]):
Which device accesses the target disk [/dev/sdc]?
使用するCFを指定します。 
Which partition should I use on /dev/sdc for the Voyage system [1]?
インストール先のパーティションを指定します。
Where can I mount the target disk [/mnt/cf]?
インストールの際のマウント先を指定します。/mnt/cf が無い場合には予め作っておきます。

次にブートローダの設定を行います。

      (default=4 [Select Target Bootstrap Loader]):
Which loader do you want (grub or lilo) []? grub
ここではgrubを使用することにします。 
Which partition is used for bootstrap [1]?

コンソールデバイスの選択を行います。

      (default=5 [Configure Target Console]):

Select terminal type:

 1 - Serial Terminal
 2 - Console Interface
      (default=1 [Serial Terminal]): 2
      Generic PCの場合は通常はVGAがついているので、2のConsoleです。

設定が完了したらコピーを開始します。 以下のような確認画面が出ます。

Configuration details:
----------------------

Distribution directory:   /home/root/voyage-0.3.1

Disk/Flash Device:        /dev/sdc
Installation Partition:   /dev/sdc1
Bootstrap Partition:      /dev/sdc1

Will be mounted on:       /mnt/cf

Target system profile:    Generic PC
Target console:           standard

Bootstrap installer:      grub
Bootstrap partition:      /dev/sdc1

OK to continue (y/n)?

'y'で応答するとコピーが開始されます。

grubの設定

0.4.xデフォルトのインストールではgrub.confが無いために、このままでは自動ブートしません。なので自分でgrub.confを書くと良いでしょう。
Microclient JRを使用する場合にはプライマリ・スレーブからのブートになるのでMicroclient JRのページを参照してgrub.confを作成してください。 0.5.xのインストールではgrubは正しく設定されるようです。

Asteriskのコンパイル

Voyage Linux上でAsteriskのコンパイルを行うことができます。環境の整え方はVoyage コンパイルのページを参照してください。

起動成功後は・・

デフォルトのrootパスワードはvoyageです。コンソールから入るかsshでログインしましょう。
この先、aptを使うことになるので、以下を実行して最新の状態にしておきます。

# remountrw
# apt-get update
# apt-get install apt-utils

時間がおかしいのはローカルタイムがGMTになっているからです。以下のようにしてJSTに設定しなおせば直ります。

# rm /etc/localtime
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime

書きかけです

続くVoyage Asterisk