「Extension Macro To Gosub」の版間の差分
(→Dial()コマンドのマクロ(M)) |
(→Dial()コマンドのマクロ(M)) |
||
48行目: | 48行目: | ||
===Dial()コマンドのマクロ(M)=== | ===Dial()コマンドのマクロ(M)=== | ||
Asterisk 13のDial()で、Dialコマンドのマクロ(M)はapp_macroには依存していない。app_macroがない状態でもMオプションは動作する。 | Asterisk 13のDial()で、Dialコマンドのマクロ(M)はapp_macroには依存していない。app_macroがない状態でもMオプションは動作する。 | ||
+ | ===荒療治でのチェック方法=== | ||
+ | Asterisk CLIから module unload app_macroを実行し、Macroを無効にした状態でextenを走らせて落ちる箇所を探す。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+16+Application_Gosub | https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+16+Application_Gosub | ||
https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+16+Application_Return | https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+16+Application_Return |
2018年10月22日 (月) 14:20時点における版
MacroからGosubへの移行
Asterisk 16からMacro()が廃止予定とされ、デフォルトではコンパイルされなくなりました(menuconfigで明示指定すれば使えます)。
(以前から廃止したかったらしいが、ずるずると使用されていたので16で思い切ってデフォルトから外した模様)
このためMacroで実装している場合にはGosubに書き換えることを推奨します。
Asterisk 13でもGosubは使用できますので早めの対策が良いです。
変更の方法としては、これまでMacroで呼び出されるマクロはcontextにmacro-を指定していましたが、GosubはGosub(context,exten,pri)の呼び出し方に変わるため、Macro(hoge)で書いていたものを、Gosub(macro-hoge,s,1)のように書き換えます。またMacroExitしていた箇所をRetunに書き換える必要があります。
基本的な記述
extenで以下のように記述している場合
exten => s,n,Macro(hogehoge)
この場合Macroは以下のように定義されているはず
[macro-hogehoge] exten => s,1,NoOp exten => s,n,Some_app() exten => s,n,MacroExit
以下のように書き換えます
exten側
exten => s,n,Gosub(macro-hogehoge,s,1)
macro側
[macro-hogehoge] exten => s,1,NoOp exten => s,n,Some_app() exten => s,n,Retrun
引数がある場合
extenで以下のように記述している場合
exten => s,n,Macro(hogehoge,HOG1,HOG2)
この場合Macroは以下のように定義されているはず
[macro-hogehoge] exten => s,1,NoOp exten => s,n,NoOp(${ARG1}) exten => s,n,NoOp(${ARG2}) exten => s,n,Some_app() exten => s,n,MacroExit
以下のように書き換えます
exten側
exten => s,n,Gosub(macro-hogehoge,s,1(HOG1,HOG2))
macro側
[macro-hogehoge] exten => s,1,NoOp exten => s,n,NoOp(${ARG1}) exten => s,n,NoOp(${ARG2}) exten => s,n,Some_app() exten => s,n,Retrun
contextにmacro-が付いているのがイヤだという場合にはここも書き換えましょう。ただし、サブルーチンだとわかりやすいので残しておいても構いませんし、何ならsub-みたいな接頭語を付けてもいいかもしれません。
Dial()コマンドのマクロ(M)
Asterisk 13のDial()で、Dialコマンドのマクロ(M)はapp_macroには依存していない。app_macroがない状態でもMオプションは動作する。
荒療治でのチェック方法
Asterisk CLIから module unload app_macroを実行し、Macroを無効にした状態でextenを走らせて落ちる箇所を探す。
参考
https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+16+Application_Gosub https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+16+Application_Return