「Asterisk+Debian」の版間の差分
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2017年11月18日 (土) 17:51時点における版
Debian(lenny)にAsteriskをソースインストールする場合のメモ。
パッケージ
Debianの場合、Asteriskがパッケージで提供されていますが、Zaptel+Asterisk 1.4系で若干古いバージョンになっています。
コンパイル環境
以下のパッケージが必要です。
gcc g++ libc6-dev make linux-libc-dev libncurses5-dev perl-modules patch linux-headers-2.6.26-2-all linux-kbuild-2.6.26
headersは-allでなくてもかまいません。使用しているバージョン/アーキテクチャにあったものを入れてください。
apt-get install gcc g++ libc6-dev make linux-libc-dev libncurses5-dev perl-modules patch linux-headers-2.6.26-2-all linux-kbuild-2.6.26
DAHDI
上記のパッケージを追加してあれば、普通にmake, make install, make configができます。
ロードするモジュールを設定するには /etc/dahdi/modules ファイルを編集してください。
DAHDIのスタート/ストップは/etc/init.d/dahdiで行えます。また、/etc/rcX.dにもスクリプトのシンボリック・リンクが作られますので、DAHDIが自動起動されるようになります。
udevの調整
以下の例を参考に、ユーザ asterisk とグループ asterisk を登録します。UID=GID=5060は趣味です。
# groupadd -g 5060 asterisk # useradd -g 5060 -u 5060 -d /var/lib/asterisk -s /usr/sbin/nologin asterisk
/etc/udev/rules.d ディレクトリにdahdi.rules ファイルがインストールされているはずなので、これをリネームします。
# cd /etc/udev/rules.d # mv dahdi.rules S99-dahdi.rules
udevを再起同します。
# /etc/init.d/udev restart
DAHDIを起動または再起動し、デバイスのオーナを確認します。
# /etc/init.d/dahdi start Loading DAHDI hardware modules: dahdi_dummy: done Running dahdi_cfg: done. # ls -l /dev/dahdi total 0 crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 254 Nov 11 02:33 channel crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 0 Nov 11 02:33 ctl crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 255 Nov 11 02:33 pseudo crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 253 Nov 11 02:33 timer
これで、DAHDIは asterisk:asterisk で起動します。
Asterisk 1.4
ここまでの設定が完了していればAsterisk 1.4は ./configure, make, make installでコンパイル/インストールを行うことができます。
起動スクリプトは make config でインストールされます。
後はAsteriskのパーミッション設定など、必要な設定を行って起動してください。