ICOM VE-AG1

提供: VoIP-Info.jp
2009年1月27日 (火) 01:45時点における220.208.175.82 (トーク)による版 (ファームウェアについて。大々的なリンクはまずぃですかねぇ・・・?)
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AG1-001.jpg

  • アイコムのアナログゲートウェイ
  • 価格:秋葉原の愛三電機で30,450円。
  • アナログ(RJ-11)シングルポート
  • もちろんJATE認定品

もちろんナンバーディスプレイは問題なし。
例によってアイコムはAsterisk対応については関与していませんので、メーカへの問い合わせはご遠慮ください。あくまでも当Wikiで実験した結果です。アイコム製品としての位置付けは、アイコムのVoIP機器の拡張用です。

2009/1/23メーカー発表
アイコムによると、VE-AG1を含む一部のVoIP関連製品でファームウェアに不具合があり、バージョンアップの必要があるようです。
また、ファームウェアの一般公開は停止された状態で、ダウンロードの際にシリアル番号等の送信が必要になるとの事。
詳しくは、以下のリンクを参照してください。

アイコムのお知らせページ
ダウンロードフォーム

本稿はバージョンアップ前の内容です。

接続部分および裏側

AG1-002.jpg

設定方法

注意:この設定方法についてメーカに問い合わせないでください!
基本的な設定方法はアイコム/VE-IG1とほぼ同じです。
まず最初に、本体のIPアドレスのデフォルトが192.168.0.1固定の点に注意してください。192.168.0.0/24のネットワークに繋ぎ込んではいけません。まずはパソコンを直結し、本体のIPアドレスを変更してからネットワークに接続してください。

VE-AG1側の設定

AG1-003.jpg
アナログポートなので基本的な設定はダイヤル種別をPBかDPに設定する程度です。自動判別も可能です。電話回線発信番号はIG1同様に、ここで指定した番号+電話番号が指定されると外線に発信します。特に必要なければ、空白のままでもかまいません。
PAD調整は受話・送話ともに調整できますが、使ってみた感じでは通常は標準のままでよさそうです。エコーキャンセラーは自動最適化にしておけば特に問題はないと思いますが、電話線の長さなどによっては調整する必要があるのかもしれません。 AG1-004.jpg
Asteriskを登録するための情報は、主装置設定で行います。ここでいう主装置がAsteriskになります。 内線ドメインはAG1のIPアドレスを設定しておけばよさそうです。内線番号はAsteriskがAG1に対してREGISTERする際の番号を、パスワードはそのパスワードを指定します。AsteriskからREGISTERが成功すると画面のように、AsteriskのIPアドレスが表示されます。 AG1-005.jpg
VoIP詳細設定は特に変更する必要はありませんが、CODECにG.729を持っているため、Asteriskで使用する際には注意してください。通常はG.711(uLaw)を使えば問題ないでしょう。

Asterisk側の設定

こちらも基本的にVE-IG1と同じです。
sip.confの例

register => 3333:pass@VE-AG1-1/着信exten

[VE-AG1-1]
type=friend
username=3333
secret=pass
context=default
canreinvite=no
host=192.168.0.1
fromdomain=192.168.0.1
fromuser=3333
insecure=very
disallow=all
allow=ulaw

extensions.confの例(0が付いているとアナログで発信)

exten => _0.,1,Set(CALLERID(num)=3333)
exten => _0.,n,Set(CALLERID(name)=3333)
exten => _0.,n,Dial(SIP/${EXTEN}@VE-AG1-1)
exten => _0.,n,Congestion

電話発信番号には何も設定していないので、そのままダイヤルします。

なお、IG1同様にAG1もコールプログレス情報は上がってきません。Asteriskは発信した直後にNative Bridgeとなりインバンドでコールプログレス音が聞こえてきます。