「簡易インストールマニュアル」の版間の差分
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# make | # make | ||
# make install | # make install | ||
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なおAsteriskでもmake menuselectがサポートされておりコンパイルするモジュールを選択したり組み込むモジュールを選択することができるようになっています。 | なおAsteriskでもmake menuselectがサポートされておりコンパイルするモジュールを選択したり組み込むモジュールを選択することができるようになっています。 | ||
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==全般的な注意== | ==全般的な注意== | ||
ZaptelとAsteriskのバージョン関係に注意してください。Asterisk 1.2系にはZaptel 1.2系を、Asterisk 1.4系にはZaptel 1.4系を使用します。Add-onパッケージも同様です。 | ZaptelとAsteriskのバージョン関係に注意してください。Asterisk 1.2系にはZaptel 1.2系を、Asterisk 1.4系にはZaptel 1.4系を使用します。Add-onパッケージも同様です。 |
2007年4月6日 (金) 17:26時点における版
目次
Asterisk 1.2系
ソースの入手
Asteriskの現在の安定バージョンを使うにはftp/httpダウンロードでtar.gzファイルを落としてくるのが良いでしょう。Zaptelも必要になりますので一緒に入手します。バージョン番号等は適切に読み替えてください。
zaptel、Asteriskそれぞれのtar+gzファイルは以下にあります。
http://ftp.digium.com/pub/zaptel/releases/ http://ftp.digium.com/pub/asterisk/releases/
展開するディレクトリはどこでもかまいませんが、ここでは/usr/src/とします。
# cd /usr/src # wget http://ftp.digium.com/pub/zaptel/releases/zaptel-1.2.16.tar.gz # wget http://ftp.digium.com/pub/asterisk/releases/asterisk-1.2.17.tar.gz
入手したら展開しておきます。以降それぞれの作業は、それぞれの展開したサブディレクトリで行います。
# tar zxvf zaptel-1.2.16.tar.gz # tar zxvf asterisk-1.2.17.tar.gz
Zaptelのコンパイルとインストール
Zaptelをコンパイルするにはカーネルソースが必要です。インストールしていない場合には予め入れておいてください。 コンパイル作業は簡単です。
# cd zaptel-1.2.16 # make # make install # make config
Zaptelを起動するにはRedHat(rpm)系では
# /etc/init.d/zaptel start
で行います。Digiumのカード類を使用していない場合、最低限必要なモジュールはzaptel本体とztdummyです。lsmodで確認してみてください。なおcrc_ccittはzaptelが使用します。
# lsmod |grep zaptel zaptel 210052 13 ztdummy crc_ccitt 2113 1 zaptel # lsmod|grep ztdummy ztdummy 3924 0 zaptel 210052 13 ztdummy
Asteriskのコンパイルとインストール
Asteriskをコンパイルするのも同様に行いますが日本語対応させたい場合には当Wikiにあるパッチを適用する必要があります。
まずは展開し、そのディレクトリに移動して作業を行います。
# tar zxvf asterisk-1.2.17.tar.gz # cd asterisk-1.2.17
保留音(MoH)を鳴らすのにmpg123が必要になるのでAsteriskのMakeからこれをインストールします。
# make mpg123
日本語パッチを適用する場合には当サイトのftpサーバからパッチキットを入手し、適用しておく必要があります。 パッチを展開したならばシェルスクリプトを実行し、パッチを当てます。
# ./jp-patch.sh
このパッチにはTDM400P用のナンバーディスプレイパッチを含む日本国内対応パッチが一式含まれています。ひかり電話でRT-200NEを使いたい場合にはRT-200NEパッチも同時に適用してください。 パッチを適用したならばmakeします。makeは単純に実行するだけです。
# make
makeが完了したらインストールを行い、Asteriskに含まれるサンプル・ファイル類もインストールします。
# make install # make samples
備考
日本語音声ファイルのインストール
Asteriskの標準配布物には音声ファイルは英語しか含まれていません。日本語で喋らせるためには日本語音声ファイルを入手し展開してください。音声ファイルは/var/lib/asterisk/soundsディレクトリへ展開します。
例えば/usr/src/にtar.gzファイルを入手し、展開するには以下のように行います。
# cd /usr/src # wget ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/sounds/1_2/asterisk-sound-jp-060317.tar.gz # tar zxvf /usr/src/asterisk-sound-jp-060317.tar.gz
日本語音声はjp/というサブディレクトリおよびdigits/jpのサブディレクトリ下に置かれます。
Asterisk 1.4系
これまでのZaptel/Asteriskのインストールと若干、手順が異なっていますので注意してください。
前提となるパッケージ類
GCC、G++(GNU-C++)、OpenSSL、Ncurses、bison、カーネルソース(zaptel)
CentOS 4.4 Server CDの場合、以下の手順でインストール可能でした。
CentOS 4.4 Server CDから標準でインストールする Telnet(telnet-server)などサーバ操作に必要なものをセットアップしておく Firewall(iptables)の調整などもお忘れなく
パッケージを追加
yum install gcc-c++ kernel-devel ncurses-devel openssl-devel openssl-develをインストールするとkrb5-devel,zlib-develも一緒に付いて来るので別途 インストールの必要はなし。
システムを最新の状態にアップデート
yum update
カーネルが最新版になるのでリブートしておく
以上でインストール環境は整ったはずです。
ソースの入手
Asteriskの現在の安定バージョンを使うにはftp/httpダウンロードでtar.gzファイルを落としてくるのが良いでしょう。Zaptelも必要になりますので一緒に入手します。バージョン番号等は適切に読み替えてください。
zaptel、Asteriskそれぞれのtar+gzファイルは以下にあります。
http://ftp.digium.com/pub/zaptel/releases/ http://ftp.digium.com/pub/asterisk/releases/
展開するディレクトリはどこでもかまいませんが、ここでは/usr/src/とします。
# cd /usr/src # wget http://ftp.digium.com/pub/zaptel/releases/zaptel-1.4.2.tar.gz # wget http://ftp.digium.com/pub/asterisk/releases/asterisk-1.4.1.tar.gz
入手したら展開しておきます。以降それぞれの作業は、それぞれの展開したサブディレクトリで行います。
# tar zxvf zaptel-1.4.2.tar.gz # tar zxvf asterisk-1.4.1.tar.gz
Zaptelのコンパイルとインストール
まず最初に./configureを行います。次に不要なモジュールをインストールしないようにモジュール指定してコンパイルするため、menuselectを使います。
# ./configure # make menuselect
これで以下のようなメニューが出ます。
************************************* Zaptel Module Selection ************************************* Press 'h' for help. ---> 1. Kernel Modules 2. Utilities
1のKernel Modulesを選択すると一覧が出るので、ここではztdummyだけ使用することにします。
************************************* Zaptel Module Selection ************************************* Press 'h' for help. [ ] 1. pciradio [ ] 2. tor2 [ ] 3. torisa [ ] 4. wcfxo [ ] 5. wct1xxp [ ] 6. wct4xxp [ ] 7. wctdm [ ] 8. wctdm24xxp [ ] 9. wcte11xp [ ] 10. wcusb [ ] 11. xpp_usb [*] 12. zaptel [ ] 13. ztd-eth [ ] 14. ztd-loc [*] 15. ztdummy [ ] 16. ztdynamic [ ] 17. zttranscode
変更を保存して終了するにはxを押します。変更を保存した後にmakeしてインストールします。
# make # make install # make config
CentOS 4.4(RH系)ならばこれで/etc/init.d/zaptelとか/etc/sysconfig/zaptel等がインストールされるため、zaptelの起動/停止が簡単にできるようになります。
なおmenuselectを行っても/etc/sysconfig/zaptelファイルのロードするモジュールの設定には反映されないので、気になる場合は手動でこのファイルを修正しておいてください。ハードウェアが無い場合にはzaptelのスクリプトが自動的にztdummyをロードするので実害はありませんが、明示的にロード/アンロードしたい場合には/etc/sysconfig/zaptelを修正しておいてください。
udevの扱いについて
CentOS 4.4の場合にはzaptelはudevで正しく動作します。/dev/zap配下のデバイスのオーナーをAsteriskにしておきたい場合には、asteriskユーザとasteriskグループを追加してzaptelを再起動すればasteriskのパーミッションになります。
# adduser -u 5060 -s /sbin/nologin -d /var/lib/asterisk asterisk # /etc/init.d/zaptel stop # /etc/init.d/zaptel start # ls -l /dev/zap total 0 crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 254 Jan 12 15:33 channel crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 0 Jan 12 15:33 ctl crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 255 Jan 12 15:33 pseudo crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 253 Jan 12 15:33 timer crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 250 Jan 12 15:33 transcodeuid=5060は単なる趣味です
Asteriskのコンパイルとインストール
Asteriskもconfigureしてからmakeします。
# ./configure # make # make install # make samples
これで新規インストールは完了します。
なおAsteriskでもmake menuselectがサポートされておりコンパイルするモジュールを選択したり組み込むモジュールを選択することができるようになっています。
全般的な注意
ZaptelとAsteriskのバージョン関係に注意してください。Asterisk 1.2系にはZaptel 1.2系を、Asterisk 1.4系にはZaptel 1.4系を使用します。Add-onパッケージも同様です。