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2010年3月14日 (日) 05:45時点における版


CP-7911G
CP-7911G.jpg
メーカー Cisco Systems G.K.
公式ページ Cisco Unified IP Phone 7911G
データシート
種類 IP電話
プロトコル SIP,SCCP
黒系
実勢価格 \15,000 ~ \22,000前後
PoE IEEE802.3af対応
ACアダプタ 別売
ディスプレイ 192 x 64
LANポート あり(1ポート)
収容数 不明
コーデック G.711(ulaw,alaw),G.729(a,b,ab)
デフォルトID なし
パスワード なし
IPアドレス DHCP取得
FWバージョン 不明
注意事項 特に無し

ラインキーがないCisco製電話機。
SIPとSCCP(Skinny)にそれぞれ対応したファームウェアがあり、
ファームウェアを入れ替えて、使用するプロトコルを選択する。

CallManagerに接続する前提になっているが、ユーザー側の設定次第でAsteriskにも接続することが出来る。
大まかな特徴は下記の通り。

  • 日本語対応(SCCP用ファームウェアのみ)
  • ラインキー無し
  • ソフトキーをユーザー側でカスタマイズOK
  • 着信音をカスタマイズOK
  • 壁紙をカスタマイズOK
  • 発信(INVITE)のタイミングをカスタマイズOK
  • 要するに色々OK

SIPファームウェアを入れてAsteriskにぶら下げるようにする時は、
下記の手順を踏む必要がある。

DHCPサーバー設定

Cisco製IP電話機は、DHCPサーバー経由でTFTPサーバーのアドレスを教えてもらう仕組みになっている。
DHCPオプション設定機能が必須になっており、それらを備えていないDHCPサーバー(ルーター)は使わないほうが吉
出来るだけ下記のルーター(又はDHCPサーバー)を用意すること

TFTPサーバー側の設定

中古の場合、大抵SCCPファームウェア入りなので、SIPファームウェアに入れ替える必要がある。
手段は複数あるが、ファームウェアを真っ白にする(工場出荷時に戻す)のが一番楽。

Ciscoな電話機は、(前述のとおり)DHCPサーバーからTFTPサーバーのアドレスを教えてもらったうえで、
TFTPサーバーに対してファームウェアを要求する仕組みになっている。

用意しておくファイル

TFTPサーバーのルートディレクトリに下記のファイルを用意しておくこと。
Firmware Ver 8.5(2)を使用する場合のファイル構成

ファームウェア入れなおし

  1. "#"を押しながら電源投入する。
  2. 123456789*0#の順にボタンを押す。(工場出荷時に戻す)
  3. 電話機が再起動し、ファームウェアをTFTPサーバーに拾いに行く。(5分くらいかかる)
  4. ファームウェア更新後、SEP<MACアドレス>.cnf.xmlとXMLDefault.cnf.xmlをTFTPサーバーに拾いに行く。
    なお、SEP<MACアドレス>.cnf.xmlは、SIP用とSCCP用で中身が結構異なっていたりする。

設定ファイルについて

下記の設定ファイルをTFTPサーバーのルートディレクトリに置いておくこと。

SEP<MACアドレス>.cnf.xml

電話機の設定ファイル。
ファイル名は、'SEP[IP PhoneのMACアドレス].cnf.xmlの命名規則になる。
MACアドレスが"001BD40000FF"なら"SEP001BD40000FF.cnf.xml"となる。

XMLDefault.cnf.xml

他の電話機と共通の設定(サーバーのアドレスなど)が書かれた設定ファイル。
無くてもOK(SEP<MACアドレス>.cnf.xmlで代用)

SoftkeyDefault.xml

通話時や発信時のソフトキーの設定
殆どコピペでOK

Dialplan.xml

Asteriskのダイヤルプランの事を指すのではなく、
電話機から発信するタイミング (INVITEパケットを投げるタイミング) を決めるための、XMLベースな設定ファイル。

Asterisk側の設定

sip.conf

普通に書くだけ。

[2001]
type=friend
username=2001
secret=CiscoPhonePass12345
canreinvite=no
host=dynamic
nat=none
insecure=very
disallow=all
allow=ulaw
allow=alaw

extensions.conf

普通に書くだけ。

exten => _05000000000,1,Dial(SIP/2001)