「SnomD315」の版間の差分
IchikawaYukko (トーク | 投稿記録) +USBポート詳細 +まだEoLじゃないよ☆ |
IchikawaYukko (トーク | 投稿記録) →設定: +syslog設定 |
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|PoE=IEEE802.3af class3 対応 | |PoE=IEEE802.3af class3 対応 | ||
|ACアダプタ=別売(5V) | |ACアダプタ=別売(5V) | ||
|ディスプレイサイズ=300 x 100 | |ディスプレイサイズ=300 x 100 白黒3.2インチ | ||
|LANポート=あり(1000BASE-T 1ポート) | |LANポート=あり(1000BASE-T 1ポート) | ||
|収容数=なし | |収容数=なし | ||
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|ID=admin (snomかも?) | |ID=admin (snomかも?) | ||
|Pass=admin (snomかも?) | |Pass=admin (snomかも?) | ||
|Version=10.1.198.19 (2025/ | |IP=IPv4: DHCP<br>IPv6: SLAAC/DHCPv6 | ||
|Version=[https://service.snom.com/display/wiki/10.1.198.19+Release 10.1.198.19 (2025/6/30版)]<br> | |||
}} | }} | ||
[[Snom300]] | [[Snom300]]によく似た形状の4回線IP電話機。その形状から、Snom300の後継機と思われる。EoS(販売終了)ながら、<del>まだEoL(サポート終了)ではないのでファームウェア更新は引き続き提供されている(2025/10時点)。</del>2025/8/1にEoL[https://service.snom.com/display/wiki/Snom+products+lifecycle]してました・・・。 | ||
Web設定画面が充実しており、かなり細かい設定までいじれるようになっている。 | Web設定画面が充実しており、かなり細かい設定までいじれるようになっている。 | ||
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* VLAN対応 | * VLAN対応 | ||
* NAT越え(STUN)対応 | * NAT越え(STUN)対応 | ||
* USBヘッドセットやUSB | * USBヘッドセットやUSB WiFi子機に使用できる、USB 2.0ポート1個搭載 | ||
* 4pinモジュラー接続のヘッドセットにも対応 | |||
* 着信音をカスタマイズ可能 | * 着信音をカスタマイズ可能 | ||
* ラインキーとしても使えるプログラマブルボタン(画面下に4ボタン、ダイヤルボタン横に5ボタン) | |||
=== IPアドレスを調べる === | === IPアドレスを調べる === | ||
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Setup → Identity 1~4 画面から | Setup → Identity 1~4 画面から | ||
実は '''Displayname''' 項目には日本語が設定できる(化けない) | 実は '''Displayname''' 項目には日本語が設定できる(化けない)(Web UIのホーム画面では化けるけど、実害なし) | ||
==== コーデック設定 ==== | ==== コーデック設定 ==== | ||
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=== 時刻設定 === | === 時刻設定 === | ||
Setup → Advanced → Network と辿った画面の Time 欄にてNTPサーバとタイムゾーンを設定しよう | Setup → Advanced → Network と辿った画面の Time 欄にてNTPサーバとタイムゾーンを設定しよう | ||
Setup → Advanced → Network → IPv6 '''More Controls''' と辿れば、IPv6 NTPサーバも設定できる | |||
==== 12/24時間制切替、時計表示ON/OFF切替 ==== | ==== 12/24時間制切替、時計表示ON/OFF切替 ==== | ||
Setup → Preferences → Appearance 画面で設定できる | Setup → Preferences → Appearance 画面で設定できる | ||
=== ラインキー設定 === | |||
Setup→Function Keys画面にて | |||
とりまL1、L2(P1、P2)をIdentity 1、Identity 2に割り当てればラインキーとして使えるほか、お好みで様々な機能、回線に割り当て可能。 | |||
=== syslog設定 === | |||
Setup → Advanced → Network 画面の'''Syslog Server'''でサーバアドレスを指定すると、エラーを syslog に投げることができる。 | |||
短期的エラーはパケットキャプチャとか直接ルーターのログとかを見るとかでいいけど、長期的エラーの捕捉用に syslogd 立てておくと便利。 | |||
syslogd 側(CentOS 7)ではこんな風に見える | |||
<pre> | |||
Message from syslogd@192.168.40.2 at Nov 8 15:01:05 ... | |||
0004138F2A9F [FATAL ] SIP: sip_transport_state_cb context lost | |||
Message from syslogd@192.168.40.2 at Nov 8 15:31:43 ... | |||
0004138F2A9F [FATAL ] SIP: sip_transport_state_cb context lost | |||
</pre> | |||
=== 工場出荷設定に戻す(Factory Reset) === | === 工場出荷設定に戻す(Factory Reset) === | ||
2025年11月8日 (土) 16:23時点における最新版
| メーカー | Snom Technology GmbH. |
| 公式ページ | Snom D315 - EoS |
| 種類 | IP電話 |
| プロトコル | SIP |
| 色 | 黒系 |
| 実勢価格 | 中古相場 \5,000 ~ \10,000前後 |
| PoE | IEEE802.3af class3 対応 |
| ACアダプタ | 別売(5V) |
| ディスプレイ | 300 x 100 白黒3.2インチ |
| LANポート | あり(1000BASE-T 1ポート) |
| 収容数 | なし |
| コーデック | G.711(pcmu, pcma), G.729 G.722, G.723, G.726-32 |
| デフォルトID | admin (snomかも?) |
| パスワード | admin (snomかも?) |
| IPアドレス | IPv4: DHCP IPv6: SLAAC/DHCPv6 |
| FWバージョン | 10.1.198.19 (2025/6/30版) |
| 注意事項 | 特に無し |
Snom300によく似た形状の4回線IP電話機。その形状から、Snom300の後継機と思われる。EoS(販売終了)ながら、まだEoL(サポート終了)ではないのでファームウェア更新は引き続き提供されている(2025/10時点)。2025/8/1にEoL[1]してました・・・。
Web設定画面が充実しており、かなり細かい設定までいじれるようになっている。
主な特徴:
- 日本語対応(Web UIは英語のみ)
- 外部4回線までREGISTER可能
- PoE, ACアダプタ両給電対応
- IPv6対応
- GbE対応
- VLAN対応
- NAT越え(STUN)対応
- USBヘッドセットやUSB WiFi子機に使用できる、USB 2.0ポート1個搭載
- 4pinモジュラー接続のヘッドセットにも対応
- 着信音をカスタマイズ可能
- ラインキーとしても使えるプログラマブルボタン(画面下に4ボタン、ダイヤルボタン横に5ボタン)
IPアドレスを調べる
- ディスプレイ下の歯車 ⚙ ボタンを押す(デフォルトだと左から2番目)
- ダイヤルボタンを 6 → 2 と操作
設定
IPアドレスを上の方法で調べてから、Web設定画面にアクセスして設定。かなり色々な設定が細かくできる反面、あちこちに設定値が散らばっていて迷いやすいので注意。
SIPサーバ設定
Setup → Identity 1~4 画面から
実は Displayname 項目には日本語が設定できる(化けない)(Web UIのホーム画面では化けるけど、実害なし)
コーデック設定
Setup → Identity 1~4 → RTP画面から
着信音設定
Setup → Identity 1~4 → Audio画面から
カスタム着信音は Custom Melody URL項目にて
RTPタブとAudioタブの内容が逆のような気もするけど、気にしない!
時刻設定
Setup → Advanced → Network と辿った画面の Time 欄にてNTPサーバとタイムゾーンを設定しよう
Setup → Advanced → Network → IPv6 More Controls と辿れば、IPv6 NTPサーバも設定できる
12/24時間制切替、時計表示ON/OFF切替
Setup → Preferences → Appearance 画面で設定できる
ラインキー設定
Setup→Function Keys画面にて
とりまL1、L2(P1、P2)をIdentity 1、Identity 2に割り当てればラインキーとして使えるほか、お好みで様々な機能、回線に割り当て可能。
syslog設定
Setup → Advanced → Network 画面のSyslog Serverでサーバアドレスを指定すると、エラーを syslog に投げることができる。
短期的エラーはパケットキャプチャとか直接ルーターのログとかを見るとかでいいけど、長期的エラーの捕捉用に syslogd 立てておくと便利。
syslogd 側(CentOS 7)ではこんな風に見える
Message from syslogd@192.168.40.2 at Nov 8 15:01:05 ... 0004138F2A9F [FATAL ] SIP: sip_transport_state_cb context lost Message from syslogd@192.168.40.2 at Nov 8 15:31:43 ... 0004138F2A9F [FATAL ] SIP: sip_transport_state_cb context lost
工場出荷設定に戻す(Factory Reset)
- ディスプレイ下の歯車 ⚙ ボタンを押す
- ダイヤルボタンを 5 → 3 と操作
- 管理パスワードをダイヤルボタンから気合で入力
管理パスワードがわからない場合
- #キーを押しながら電源ON
- Rescure Mode 表示が出たらダイヤルボタンの 1 を押して1.Settings Resetを選択
無限再起動ループに陥る場合
SIPサーバにREGISTできたしばらく後に勝手に再起動、を繰り返して電話機として使い物にならない中古個体が出回っている。
8系ファームウェアの症状なので、10系ファームウェアにアップデートすれば解消可能。